研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
大学生の『ストレス太り』はなぜ起きる? 感情的な食べ方と食べ過ぎが橋渡し役という報告
試験前になるとつい甘いものに手が伸びたり、逆に食欲が失せたり——ストレスと食べ方の関係は誰しも心当たりがあるテーマです。サウジアラビアのキング・アブドゥルアジズ大学(ジェッダ)の臨床栄養学科の研究者らが、大学生297人を対象に、感じているストレスの強さと肥満の指標(BMIや腹囲)が、実際にどのような…
公開日: 2026年09月02日 00:31
廃棄されがちな低品質ナツメヤシから、食品添加物「キサンタンガム」をつくる研究
サウジアラビアではナツメヤシが広く栽培されていますが、収穫されるうちの約5〜33%は品質基準に届かず、廃棄されるか家畜飼料に回されているといいます。こうした低品質ナツメヤシは糖分が豊富で、本来は捨てるにはもったいない資源とも言えます。今回紹介する研究では、この低品質ナツメヤシを、食品や化粧品などに幅…
公開日: 2026年08月28日 05:33
ナイジェリアの思春期前期の子どもたち、タンパク質摂取は足りているのに栄養不良も併存?横断調査からの報告
思春期の入り口にあたる10〜14歳の時期は、身体と心が大きく成長する重要な段階であり、十分な栄養が欠かせません。特にタンパク質は成長期に必須の栄養素ですが、発展途上国ではタンパク質摂取の不足や栄養状態の悪化が公衆衛生上の課題として指摘されてきました。今回紹介する研究は、ナイジェリア・オスン州イレイフ…
公開日: 2026年08月28日 03:44
藻類の可能性を探る:環境浄化から食品・農業・バイオ産業まで幅広い応用を概観する研究
藻類と聞くと、海苔やわかめのような食材を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし藻類には微細藻類(ミクロアルジー)や大型藻類(マクロアルジー)、シアノバクテリア(藍藻)など多様な種類があり、光合成を行う生物としての性質を生かして、環境問題や農業、食品、健康分野など幅広い課題に応用できる可能性が注目…
公開日: 2026年08月26日 02:37
常温保存でもブドウを長持ちさせる?温水+紫外線処理の効果を調べた研究
ブドウはみずみずしくて美味しい果物ですが、収穫後は水分が抜けたり酸化が進んだりして、あっという間に品質が落ちてしまいます。特に冷蔵設備(コールドチェーン)が整っていない地域では、常温での保存期間の短さが大きな課題になっています。今回紹介する研究は、こうした課題に対して、化学薬品を使わない方法でブドウ…
公開日: 2026年08月22日 06:29
ホエイプロテインのナノ粒子でチコリの機能性成分を守る——発酵乳Rayebの保存性を探った研究
チコリという植物をご存じでしょうか。青い花を咲かせるキク科の植物で、根がコーヒーの代用品として使われることもありますが、葉や茎などの地上部にもポリフェノールをはじめとする植物由来の機能性成分が含まれていると考えられています。こうした植物成分を食品に加えて機能性を高めようとする研究は世界中で行われてい…
公開日: 2026年08月22日 04:27
母乳栄養と粉ミルク栄養、乳児の視覚発達に違いはある? 電気生理学的検査による比較研究
赤ちゃんの発達において、母乳がさまざまな栄養面で注目されることは多いですが、「目の発達」との関係を調べた研究はあまり知られていません。母乳には網膜の発達や視覚の成熟に関わるとされる生理活性成分が豊富に含まれているといわれますが、粉ミルクの製造技術が進歩した現在でも、経済的な事情から標準的な粉ミルクが…
公開日: 2026年08月19日 01:32
黒イチジク酢の超音波処理、機械学習で最適化しポリフェノールと抗酸化能を高めたと報告する研究
お酢は昔から保存食や調味料として親しまれてきましたが、近年は原料由来のポリフェノール(抗酸化作用があるとされる植物由来の成分)を含む「機能性発酵食品」としても注目されています。黒イチジクを原料にした黒イチジク酢もそのひとつで、フェノール化合物や抗酸化成分を豊富に含むとされています。ただし、一般的な加…
公開日: 2026年08月18日 23:26
植物性から培養肉まで――『代替タンパク質』を栄養・環境・受容性の3面から整理した総説
世界の人口が増え続ける一方で、私たちが食べる肉や卵、乳製品などのタンパク質をどう安定して確保するかは、大きな課題になっています。従来の畜産は温室効果ガスの排出や広大な土地・水の使用、生物多様性の損失といった環境負荷の大きさが指摘されており、その代替となる「持続可能なタンパク質源」への関心が高まってい…
公開日: 2026年08月11日 00:28
低脂肪食にすると「食事性AGE」の摂取量はどう変わる? WHI試験の解析から
「終末糖化産物(AGE)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。AGEはタンパク質や脂質が糖と結びつくことでできる物質で、体内でつくられるだけでなく、食品にも含まれています。特に高温で焼いたり揚げたりした食品には多く含まれるとされ、食品から摂取するAGEは「食事性AGE(dAGE)」と呼ばれます。…
公開日: 2026年07月30日 01:32
未利用果実シドラを乳酸発酵で漬物に。ブライン配合が栄養と品質を左右するという研究報告
乾燥地や半乾燥地に自生するシドラ(Ziziphus spina-christi L.)という果実をご存じでしょうか。栄養面や植物由来の機能性成分の観点で価値があるとされながらも、これまで積極的な活用が進んでこなかった果実だといいます。今回紹介する研究では、このシドラを乳酸発酵によって漬物に加工し、発…
公開日: 2026年07月27日 23:40
食事の『炎症を起こしやすさ』は体の炎症と関係する?サウジアラビアの成人117人を対象にした調査
「何を食べるか」が体の中の炎症と関係しているかもしれない、という話を聞いたことがある人もいるかもしれません。近年、食事全体が体に炎症を起こしやすい傾向にあるかどうかを数値化する「食事性炎症指数(Dietary Inflammatory Index、DII)」という指標を使った研究が世界各地で行われて…
公開日: 2026年07月18日 17:36