研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

子どもの食事パターンと血液中の代謝物との関連を調べた研究 研究論文OpenAlexポーランド

子どもの食事パターンと血液中の代謝物との関連を調べた研究

食事の内容を客観的にとらえる方法として、血液などに含まれる多数の代謝物(体内で食べ物や物質が分解・合成される過程で生じる小さな分子)をまとめて測る「メタボロミクス」という手法が注目されています。研究チームは、この手法が食事摂取や栄養に関連する健康リスクを客観的に評価する有望な方法になり得ると述べてい…

公開日: 2026年09月14日 18:44

植物性ミルク代替品に潜む芽胞形成菌――ブラジル市場の111製品を調べた研究 研究論文OpenAlexポーランド

植物性ミルク代替品に潜む芽胞形成菌――ブラジル市場の111製品を調べた研究

豆乳やオーツミルク、アーモンドミルクなど、植物を原料にした「ミルク代替飲料」(植物性ミルク代替品)は、健康志向や環境への配慮を背景に世界中で消費が広がっています。研究チームは、ブラジルで急速に市場が拡大しているこれらの製品について、微生物学的な品質と安全性のリスクがどの程度あるのかを明らかにしようと…

公開日: 2026年09月14日 16:09

食塩を減らした豚肉加工品の品質を保つ試み:ジャガイモデンプンとタラガムの組み合わせ 研究論文OpenAlexポーランド

食塩を減らした豚肉加工品の品質を保つ試み:ジャガイモデンプンとタラガムの組み合わせ

ハムやソーセージなどの食肉加工品に含まれる塩化ナトリウム(食塩)を減らすことは、栄養面の改善につながる取り組みとして重要だと考えられています。しかし食塩は、単に味を付けるだけでなく、肉のタンパク質に働きかけて水分を保ち、加熱後の弾力や硬さといった食感をつくる役割も担っています。そのため食塩を減らすと…

公開日: 2026年09月14日 15:21

発酵食肉製品をめぐる技術革新の現在地——総説論文の紹介 研究論文DOAJポーランド

発酵食肉製品をめぐる技術革新の現在地——総説論文の紹介

発酵は、食肉製品づくりに古くから使われてきた保存技術です。微生物のはたらきによって製品を安定させ、安全性を高め、風味や食感といった味わいの質を整える役割を担ってきました。近年、こうした発酵食肉製品への関心があらためて高まっています。

公開日: 2026年09月14日 02:31

ホエイを使ったアイスクリーム、酵素で質感は変わるのか 微生物トランスグルタミナーゼ添加の効果を調べた研究 研究論文OpenAlexポーランド

ホエイを使ったアイスクリーム、酵素で質感は変わるのか 微生物トランスグルタミナーゼ添加の効果を調べた研究

チーズ製造時に大量に発生する副産物「ホエイ(乳清)」は、栄養価の高いタンパク質を含みながらも廃棄や飼料利用にとどまることが多く、食品への有効活用が課題とされてきました。ホエイをアイスクリームの原料として使う試みはその一つですが、乳脂肪や乳タンパクを主体とする従来のアイスクリームと比べて、食感や安定性…

公開日: 2026年09月10日 09:39

小学生の食事パターンは何によって決まるのか——ポーランドの大規模調査から 研究論文OpenAlexポーランド

小学生の食事パターンは何によって決まるのか——ポーランドの大規模調査から

子どもの食習慣は、好き嫌いや家庭の食卓の様子だけでなく、体格や日々の活動量、栄養についての知識といった複数の要因が絡み合って形づくられていると考えられています。では実際に、どんな要因がどの食べ方の傾向と結びついているのでしょうか。ポーランドで10〜12歳の児童7,763人(男児49.2%、女児50.…

公開日: 2026年09月10日 08:28

子宮内膜症と免疫・栄養の関わり——食事は症状管理の助けになるか 研究論文OpenAlexポーランド

子宮内膜症と免疫・栄養の関わり——食事は症状管理の助けになるか

子宮内膜症は、本来は子宮の内側を覆っている組織に似た組織が、子宮以外の場所で増える慢性の炎症性疾患です。生殖年齢の女性のおよそ10%、世界全体ではおよそ1億9千万人が罹患しているとされ、慢性の骨盤痛や不妊、生活の質の低下と関わる病気として知られています。ポーランドのウッチ医科大学に所属する研究者らが…

公開日: 2026年09月08日 17:27

クルミの力でタラ肝油を守れるか?三層フィルム包装の実験 研究論文OpenAlexポーランド

クルミの力でタラ肝油を守れるか?三層フィルム包装の実験

魚の肝油、特にタラの肝油はオメガ3脂肪酸を豊富に含む一方で、酸化しやすく風味や品質が劣化しやすいという扱いにくさを抱えている。光や酸素に触れると酸化が進み、栄養価や品質が落ちてしまうため、こうした油をどう包装し、保存するかは食品科学の重要なテーマになっている。今回紹介する研究では、海藻由来の多糖類で…

公開日: 2026年09月08日 06:26

入院中の高齢者を対象にした研究:血中ビタミンD濃度と認知機能検査の結果に関連はあるか 研究論文OpenAlexポーランド

入院中の高齢者を対象にした研究:血中ビタミンD濃度と認知機能検査の結果に関連はあるか

血液中のビタミンD濃度が低い高齢者は認知症になりやすいのではないか——この仮説はこれまでも多くの研究で調べられてきましたが、対象の多くは比較的元気に自宅で暮らす60〜70代でした。しかし実際に認知症のリスクが高いのは、複数の病気を抱え、入院を繰り返すような、より虚弱な高齢者層です。今回ポーランド中部…

公開日: 2026年09月07日 06:42

農産物とその加工品、輸出入の『どちら側』で世界とつながるか―EUとRCEPを比べる研究 研究論文OpenAlexポーランド

農産物とその加工品、輸出入の『どちら側』で世界とつながるか―EUとRCEPを比べる研究

スーパーで買う食品の多くは、原料の栽培から加工、包装まで複数の国をまたいで作られています。こうした国境を越えた生産の連なりは「グローバル・バリューチェーン(GVC)」と呼ばれ、世界の貿易の約7割がこの仕組みに関わっているとされます。今回紹介する研究は、この国際的な分業の中で、農業と食品製造業という二…

公開日: 2026年09月07日 05:29

白マスタード種子の油、電子レンジ加熱で収量と抗酸化力が向上したとする研究 研究論文OpenAlexポーランド

白マスタード種子の油、電子レンジ加熱で収量と抗酸化力が向上したとする研究

マスタードというとスパイスや調味料の印象が強いですが、その種子からは食用油も採ることができます。今回紹介するのは、白マスタード(Sinapis alba L.)の『Warta(ワルタ)』という品種の種子を対象に、搾油前にマイクロ波(電子レンジと同じ原理の加熱)で下処理を行うと、油の収量や成分にどのよ…

公開日: 2026年09月05日 04:51

肉や卵の栄養は本当に「体に吸収されやすい」のか——動物性食品と植物性食品の栄養吸収率を比較した文献レビュー 研究論文OpenAlexポーランド

肉や卵の栄養は本当に「体に吸収されやすい」のか——動物性食品と植物性食品の栄養吸収率を比較した文献レビュー

「たんぱく質が豊富」「鉄分が多い」といった食品の栄養成分表示は、あくまで食品に含まれる量を示しているに過ぎません。実際に体内に取り込まれ、利用される量(生体利用率)は、その栄養素が食品の中でどんな形で存在し、他の成分とどう組み合わさっているかによって大きく変わることが知られています。ポーランドのジェ…

公開日: 2026年09月05日 01:43