研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
妊娠中の牛乳摂取量と赤ちゃんの出生時の大きさ、関連はある?——日本の大規模調査から
妊娠中の食事は、生まれてくる赤ちゃんの体格に影響するのではないかと、多くの妊婦や家族が気にするテーマです。中でも牛乳は日常的に飲まれる食品でありながら、妊娠中の摂取量が出生時の体格とどう関係するのかは、これまで十分に整理されていませんでした。今回紹介する研究は、日本の大規模な出生コホート調査のデータ…
公開日: 2026年09月10日 09:21
コーヒーの発酵度合いは『光り方』でわかるか? 蛍光分光法による非破壊モニタリングの可能性と限界
コーヒー豆は収穫後、果肉を取り除く過程で発酵という工程を経ることが多く、この発酵の進み具合が風味に影響すると考えられています。発酵段階を客観的に把握できれば品質管理に役立ちますが、従来は化学分析など手間のかかる方法に頼らざるを得ませんでした。今回紹介する研究は、光を当てて豆の状態を読み取る蛍光分光法…
公開日: 2026年09月10日 09:19
安静時のエネルギー消費量、計算式で推定すると実測値とどれくらいずれる? 日本人36人での検証
ダイエットや栄養管理の指導現場では、何もしていない状態で体が消費するエネルギー量、いわゆる安静時エネルギー消費量(REE)を知ることが出発点になります。ただしREEを正確に測るには専用の間接熱量計という機器が必要で、誰もが使えるわけではありません。そこで広く使われているのが、身長・体重・年齢・性別な…
公開日: 2026年09月10日 09:16
抑うつ症状がFGF21のはたらきに影響?高齢者の糖摂取をめぐる文京ヘルススタディの報告
甘いものを食べたい気持ちは、体の中のホルモンによってある程度コントロールされていると考えられています。その候補の一つがFGF21(線維芽細胞増殖因子21)というホルモンで、糖の摂取と関係することが知られています。ただし、こうしたホルモンの働きが誰にでも同じように現れるとは限りません。今回紹介する研究…
公開日: 2026年09月10日 09:02
ライチ由来ポリフェノールを安定化させる工夫とは?シクロデキストリンとの組み合わせを検証した研究
ライチ(Litchi chinensis)の果実に由来する低分子量ポリフェノール(Lyp)は、強い抗酸化活性を持つ成分として知られています。ただし、こうしたポリフェノール類は物理化学的に不安定になりやすく、実際の利用場面では性質が変化してしまう可能性があるという課題が指摘されています。今回紹介する研…
公開日: 2026年09月09日 07:31
米の品種の違いが焼酎・清酒造りの『溶けやすさ』を左右する仕組みとは
焼酎や清酒づくりでは、蒸した米のデンプンを麹の酵素や添加した酵素で糖に分解し、それをアルコール発酵させます。この分解のされやすさ(酵素消化性)が高いほど原料が効率よく糖化されると考えられていますが、実は同じ「米」といっても品種によってデンプンの構造は異なり、それが消化されやすさにどう影響するのかはこ…
公開日: 2026年09月09日 06:33
介護施設入所者の血清亜鉛値、年ごとにどう変化するのか——沖縄の1施設での5年間の記録
高齢者施設に入所している方の中には、血液中の亜鉛濃度が低い状態、いわゆる「亜鉛欠乏」を抱える人が少なくないとされています。亜鉛は体内でさまざまな働きに関わる微量元素ですが、施設入所者を対象に、この状態が年を追ってどう変化していくのかを継続的に追跡した記録はこれまで十分に整理されてきませんでした。今回…
公開日: 2026年09月09日 06:26
「畏敬の念」は食品ロスを減らす気持ちを高めるか——788人によるオンライン実験
食べ物を無駄にしてしまうことへの罪悪感は誰にでもあるものですが、それを実際に減らす行動につなげるのは簡単ではありません。これまでの研究の多くは、食品ロスの環境負荷を伝える情報提供や啓発キャンペーンに焦点を当ててきましたが、それだけでは行動が変わりにくいことも指摘されてきました。今回、広州大学とナンザ…
公開日: 2026年09月09日 04:51
ローズヒップ由来成分ティリロシド、腹部内臓脂肪への影響を検証したランダム化比較試験
ローズヒップ(バラの実)に含まれる「ティリロシド」というポリフェノールの一種が、内臓脂肪に関わる可能性があるとして研究が続けられている。過去には肥満予備群を対象にした研究で、腹部の総脂肪面積や内臓脂肪面積を減らしたとの報告もあったが、その根拠となるデータはまだ限られているという。今回、日本の過体重の…
公開日: 2026年09月08日 21:34
ワカサギ漁の「網の中にいる時間」は鮮度にどう影響するか——霞ヶ浦での比較研究
ワカサギ(Salangichthys microdon)は寿命1年ほどの小型魚で、市場では1キログラムあたり3000円を超えることもある地域経済上重要な魚種です。国内では北海道から九州まで分布し、2023年の国内漁獲量201トンのうち、茨城県の霞ヶ浦での漁獲が約2割を占めるとされています。もともと汽…
公開日: 2026年09月08日 20:37
妊娠糖尿病の食事療法、食べる順番と炭水化物の分割摂取でケトン尿が改善したという報告
妊娠糖尿病と診断されると、食後の血糖値を上げないようにと炭水化物を極端に減らしてしまう妊婦が少なくありません。しかしエネルギーや炭水化物が不足すると、体は脂肪を分解してケトン体という物質を作り出し、尿中にケトン体が検出される「ケトン尿」という状態になります。ケトン体は胎児に影響しうる物質とされ、母体…
公開日: 2026年09月08日 07:30
タイ北部のマンゴーから検出された農薬残留、日本の研究者も参加した調査で急性・慢性リスクを評価
マンゴーは追熟すると皮ごと手軽に食べられる人気の果物ですが、栽培過程では害虫や病気を防ぐために農薬が繰り返し散布されることがあります。タイ北部下部地域(ピチット県、ピッサヌローク県、ペッチャブーン県)で生産される「ナムドークマイ」種のマンゴーを対象に、農薬残留の実態と、それを食べた場合の健康リスクを…
公開日: 2026年09月08日 06:23