研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
思春期のビタミンB12不足と認知機能の関連を調べた横断研究
ビタミンB12は、体内の「一炭素代謝」と呼ばれる物質のやり取りや、神経線維を包む髄鞘(ずいしょう)の維持、正常な神経機能に必要な栄養素だと著者らは説明しています。思春期は体が急速に成長し、学業上の要求も高まる時期ですが、インドにおいてビタミンB12の状態と認知機能を結びつけたデータは限られている、と…
公開日: 2026年09月23日 15:42
果物加工の副産物を食品の栄養強化に活かす――総説が整理した可能性と課題
世界では、ビタミンやミネラルといった微量栄養素の不足が今も課題となっています。これに対し、食品の栄養価を高める「食品強化(フォーティフィケーション)」が、持続可能な対策の一つとして広がってきました。近年は、精製された栄養素を添加する従来型の方法に加えて、天然由来の食材そのものを使って別の食品の栄養を…
公開日: 2026年09月23日 15:34
トウモロコシの「ひげ・芯・皮」を資源として見直す ― 栄養・機能性・産業利用をまとめた総説
トウモロコシは世界165か国で栽培され、生産量も増え続けている主要穀物です。しかし、粒を取り出したあとに残るひげ(コーンシルク)、芯(コーンコブ)、皮(コーンハスク)は、栄養や機能性についての知識が広まっていないために、大量に廃棄されたり、飼料や堆肥として使われるにとどまっているのが現状です。著者ら…
公開日: 2026年09月23日 07:09
太陽光発電と園芸作物を同じ土地で育てる「園芸ボルタイク」——総説論文が整理した仕組みと報告例
著者は、太陽光パネルによる発電と、果樹・野菜・花きの栽培を同じ土地で同時に行う仕組みを「園芸ボルタイク(horticulture-voltaic)」と呼び、その技術と研究の蓄積を整理した総説を発表しました。土地の上に高く持ち上げたパネルで発電しながら、その下で作物を育てるという二重利用の考え方です。
公開日: 2026年09月23日 06:48
果物と野菜を包む「食べられるコーティング」——収穫後の品質保持技術をめぐる総説
著者らは、果物や野菜を収穫した後の品質保持を目的とした「可食コーティング(食べられる被膜)」と「可食フィルム」について、これまでの研究を整理した総説を発表しました。可食コーティングとは、食べられる材料でつくった厚さ0.3ミリメートル未満の薄い層のことで、食品の表面を直接覆います。通常の包装と違い、皮…
公開日: 2026年09月23日 06:40
植物の内部にすむ微生物から多糖を得る——生産と分析の手法をまとめた総説
多糖は、ブドウ糖などの小さな糖(単糖)が10個以上つながってできた大きな分子です。生き物の中ではエネルギーの貯蔵庫として働くほか、細胞壁や細胞膜をかたちづくる材料にもなっています。著者らによれば、多糖には抗腫瘍、免疫調節、抗炎症、抗菌、抗酸化、抗ウイルスといった幅広い生物活性が報告されており、そのた…
公開日: 2026年09月23日 05:45
ボールミル処理でキビ粉分散液の潤滑性が向上 構造変化と水和が鍵
キビ(プロソミレット)の粉は、栄養面でも機能面でも活用が期待される持続可能な穀物素材です。ただし食品として使うとき、口当たりのなめらかさに関わる「潤滑性」は素材の性質に左右されます。研究チームは、溶剤を使わない加工法である高エネルギーボールミル処理によって、キビ粉の懸濁液(15% w/v)の摩擦特性…
公開日: 2026年09月23日 04:51
プレバイオティクス入りインスタント・ドーサミックスの開発と評価
食物繊維の摂取を増やす方法として、手軽に調理できる加工食品に「プレバイオティクス」を加える取り組みが注目されています。プレバイオティクスとは、消化されずに腸へ届き、腸内の有用な細菌のはたらきを助けると考えられている成分のことです。
公開日: 2026年09月23日 04:23
食品エクストルージョン技術をめぐる総説――一つの連続工程が生み出す新しい食品
この論文は、食品エクストルージョン(押出成形加工)という加工技術について、その原理やしくみ、種類、技術的な進展を整理した総説です。エクストルージョンとは、原料に熱・水分・圧力・せん断(すり混ぜるような力)を加えながら押し出し、形をつくる加工方法を指します。
公開日: 2026年09月23日 04:20
グアバ葉茶による2型糖尿病成人の随時血糖値への効果を調べる研究計画
2型糖尿病は世界的に大きな健康課題となっている慢性の非感染性疾患です。著者らは、高血糖の状態が続くと、細い血管や太い血管に関わる合併症が起こりやすくなると説明しています。
公開日: 2026年09月22日 21:58
生活習慣と結びついた糖尿病(プラメーハ)へのアーユルヴェーダ的対応を検討した研究の紹介
2型糖尿病は、食習慣や運動不足、体重の増加といった生活習慣の影響を強く受ける慢性の代謝性疾患です。インドの伝統医学であるアーユルヴェーダでは、これに対応する病態を「プラメーハ」と呼び、不適切な食事や行動のパターン、とくにカパ(体内の要素の一つ)を高める食物や脂肪組織(メーダ)を増やす要因の摂りすぎ、…
公開日: 2026年09月22日 21:54
古代インドの植物栽培知識と「グリーンケミストリー」を重ね合わせる——薬用植物の持続可能な栽培をめぐる総説
アーユルヴェーダ(インドの伝統医学)で用いられる薬草への世界的な需要が急速に伸びています。この総説の著者は、その成長そのものが皮肉な事態を生んでいると指摘します。需要に応えるための過剰採取や生息地の破壊、土壌の劣化、合成農薬への依存が進み、自然との調和を土台に据えるアーユルヴェーダの思想と現実の栽培…
公開日: 2026年09月22日 05:12