研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
アスリート向けの食事の質指標「DQI-Athletes」を開発し、内容妥当性を検証した研究
アスリートに推奨される食事の内容は、競技の種類によって異なります。そのため、すべての人に同じ基準を当てはめると、競技や体重階級の異なるアスリートの「食事の質」を正確にとらえられない可能性があります。著者らは例として、パワー系の競技と技術系の競技の選手に同一の指針を適用すると、採点が実態と合わなくなる…
公開日: 2026年09月22日 03:58
有機資材を組み合わせた栽培体系がレンズマメの収量・病害虫・土壌にもたらす影響
レンズマメ(Lens culinaris Medik.)は、インド北部から中部にかけて広く栽培される重要な豆類で、主に子実が「ダール」をはじめとする伝統的な料理に用いられます。豆類は最も安価なたんぱく源のひとつとされ、個人レベルでも国レベルでも栄養の改善に大きな役割を果たしていると著者らは述べていま…
公開日: 2026年09月21日 12:36
乳幼児期の睡眠・外遊び・食事と肥満の関連を調べた中国・江蘇省の多施設調査
子どもの肥満は、小児期のぜんそくや睡眠時無呼吸、心血管疾患、2型糖尿病などのリスクと関わり、長期的には成人期の肥満や慢性疾患とも関連するとされています。その原因は行動、遺伝、身体活動、環境など多くの要因が絡み合うと考えられてきましたが、著者らは、生後から6歳までという早い時期に焦点を当てた研究がとく…
公開日: 2026年09月21日 07:40
モリンガの多様性と品種改良 ― 栄養を妨げる成分をどう減らすか
世界の人口増加と気候変動が進むなか、少数の主要穀物に頼った食料生産は、収量の変動や微量栄養素の不足に弱いと指摘されています。著者らは、栄養価が高く気候変動にも強い作物へ生産を多様化することが、食料と栄養の安全保障を守る重要な戦略になると述べています。
公開日: 2026年09月20日 06:31
環境ストレスは果樹の機能性成分をどう変えるのか——総説論文の紹介
干ばつ、塩害、極端な高温や低温、土壌中の重金属といった環境要因は、植物の生育や収量を制限する大きな要因として知られています。生き物のなかでも植物は、動物のようにその場から逃げることができないため、こうした条件に直接さらされ続けます。これらの生物以外の要因によるストレスは、一般に「非生物的ストレス」と…
公開日: 2026年09月20日 06:25
インドの家庭菜園を経済の面から見る──州ごとの違いに注目した分析
著者らは、インドの家庭菜園(キッチンガーデン)を経済活動としてとらえ直す分析を行いました。家庭菜園とは、住まいの敷地や屋上、ベランダなどで野菜・果物・ハーブ・観賞用植物を育てる営みを指します。インドでは農村・都市を問わず古くから根づいた習慣ですが、論文はその経済的な側面が十分に研究されてこなかったと…
公開日: 2026年09月20日 06:19
捨てられてきたマンゴーの種を資源として見直す——栄養成分と活用可能性を整理した総説
マンゴー(Mangifera indica L.)は世界で最も広く栽培されている熱帯果実の一つで、加工の過程で大量の副産物が出ます。著者らによれば、そのうち種子は果実全体の重量の20〜25%を占めます。これまで種子は廃棄物として扱われるのが一般的でしたが、論文は近年、栄養素や生理活性物質、付加価値の…
公開日: 2026年09月19日 11:48
野菜の接ぎ木は収量の安定と環境ストレス耐性にどう役立つか——包括的レビューの紹介
野菜は世界の食料安全保障と栄養を支える重要な作物です。著者らによれば、2022年の世界の野菜生産量は11億7000万トンを超え、そのうちアジアが7割以上を占め、中国が52.1%、インドが12.4%を担っています。一方で人口増加や都市化により需要は伸び続けており、生産の効率と強靭さが大きく改善されなけ…
公開日: 2026年09月19日 07:49
お茶と心血管の健康をめぐる研究レビュー——期待される仕組みと、まだ残る不確かさ
心血管疾患は、世界で最も多くの病気や死亡の原因となっている問題のひとつです。一方で、チャノキ(学名カメリア・シネンシス)から作られるお茶は世界中で広く飲まれており、その中には体内のさまざまな働きに関わる可能性のある成分が含まれています。そのため、お茶をよく飲む習慣と心臓や血管の健康との関係は、長年に…
公開日: 2026年09月19日 06:37
発酵食品と健康をめぐる研究の現状と課題を整理した「戦略ロードマップ」
発酵食品は、生きた微生物や発酵によって生まれる代謝産物、そして微生物の働きで変化した食品そのものの構造(食品マトリックス)をもたらすことから、健康的な食事の一部として注目を集めています。しかし著者らによれば、その健康への効果を支える科学的根拠はばらつきが大きく、現在の知見を規制上の判断や公衆衛生上の…
公開日: 2026年09月18日 17:27
レシピの材料データから栄養の特徴を機械学習で判別する試み
料理のレシピが健康的かどうか、あるいは特定の栄養素を多く含むかどうかを人が一つひとつ判断するのは、時間がかかり難しい作業です。とくに大量のレシピをまとめて確認しようとすると、その負担は大きくなります。
公開日: 2026年09月18日 09:34
カンボジアのイネ在来品種に見られる塩害への強さ――生理的な指標と遺伝子領域を探る研究
土壌に塩分が過剰にたまる「塩害」は、イネの生育と収量を大きく下げる要因です。研究チームによれば、世界の耕作地の約20%、灌漑地の約33%が塩害の影響を受けており、土地の開墾や過剰な灌漑、気候変動にともなう海面上昇といった要因によって、今後も塩分を含む農地が広がると見込まれています。イネは主要な穀物の…
公開日: 2026年09月18日 05:45