研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
成人の食物タンパク誘発性腸炎症候群(FPIES)の発作に対する経口薬の自宅対応を調べた観察研究
食物タンパク誘発性腸炎症候群(FPIES)は、特定の食物に含まれるタンパク質がきっかけとなって、腹痛や吐き気などの消化器症状が起こる病気です。従来は小児で知られてきましたが、研究チームは、成人でもこの病気が認識されるようになってきたと述べています。
公開日: 2026年10月01日 10:01
食物繊維の種類が揚げ紅ティラピアのフィッシュケーキに与える影響を調べた研究
魚のすり身を成形して揚げたフィッシュケーキは、多くの地域で親しまれている加工食品です。この研究で著者らは、原料に食物繊維を加えたときに、製品の性質がどう変わるのかを調べました。
公開日: 2026年10月01日 08:31
大豆から生まれる成分「エクオール」――作れない人を作れる人に変えられるか、臨床試験の系統的レビュー
大豆に含まれるイソフラボンは、更年期症状の緩和や心血管・認知機能の健康との関連が注目されてきた成分です。ただし観察研究では良い結果が示される一方、ランダム化臨床試験(参加者をくじ引きのように割り付けて効果を比べる試験)の結果は一致していません。
公開日: 2026年09月30日 21:29
魚のアレルゲン「パルブアルブミン」は加熱でどう変わるか——20種の魚で調べた研究
魚アレルギーの主な原因物質として知られているのが、パルブアルブミンというタンパク質です。分子量は約11〜12キロダルトンで、カルシウムイオンと結びつく性質を持ち、多くの硬骨魚の筋肉に含まれています。論文によれば、魚アレルギー患者の半数以上がこのタンパク質に反応する検査結果を示すと報告されており、しか…
公開日: 2026年09月30日 09:20
加熱殺菌したビフィズス菌はサルコペニアの筋力を改善するか――24週間のランダム化比較試験
加齢とともに筋肉の量と力が落ちていく状態を「サルコペニア」と呼びます。虚弱や生活動作の障害、死亡リスクの上昇と強く結びつくため、高齢化が進む社会では大きな課題です。対策の柱は筋力トレーニングと栄養の改善ですが、持病があったり続けるのが難しかったりする高齢者では、効果が限られる場合があると論文は指摘し…
公開日: 2026年09月30日 08:39
食物アレルギーのある友だちがいるクラスで、園児の理解はどう違ったか——デジタル食育教材を用いた研究の紹介
食物アレルギーは近年、公衆衛生上の重要な課題とされています。論文の冒頭では、先進国では人口の約10%が何らかの食物アレルギーをもつとされ、日本でも増加傾向がみられ、患者全体のうち0〜6歳の乳幼児・就学前の子どもが約74%を占めると報告されています。食物アレルギーのある子どもは、誤って原因食物を口にし…
公開日: 2026年09月30日 06:18
クロスカントリースキー選手における4週間のグルタミン摂取と腸内細菌叢の変化
腸内細菌叢は、代謝の調節や免疫の働き、腸の粘膜が異物を通しにくく保つ「腸管バリア機能」の維持に関わるとされ、近年はアスリートの健康や運動能力に影響する要因としても注目されています。クロスカントリースキーは長時間の練習と高いエネルギー消費を伴う持久系競技で、こうした負荷が消化管の働きや腸内細菌の構成に…
公開日: 2026年09月30日 05:12
高齢者の便秘に対する3種の生きた菌を含む口腔内崩壊錠——8週間の単群試験による安全性と前後比較の報告
慢性的な便秘は高齢者によく見られ、排便の習慣だけでなく生活の質や日常生活の動作にも影響しうる問題だと、研究チームは指摘しています。高齢者では便秘が虚弱や複数の持病、多剤併用と重なりやすく、安全で扱いやすく、体に負担の少ない選択肢が日常診療で求められているという問題意識が、この研究の出発点にあります。
公開日: 2026年09月30日 05:01
リシン摂取の効果は腸内の細菌・ファージ・宿主の相互作用で変わりうる — 老化した消化管細胞モデルでの検討
リシンは人の体内で作ることができない必須アミノ酸で、腸でのカルシウムや鉄の吸収、タンパク質の合成、脂肪酸の代謝など、いくつもの細胞の働きに関わっています。研究チームによれば、近年は栄養補助食品やサプリメントといったさまざまな形でリシンを摂る人が増えており、とくに高齢者で目立つとされています。
公開日: 2026年09月29日 06:53
岡山の一地域で採れたはちみつを6年間分析 ― 採蜜時期ごとに微量成分の傾向に違い
はちみつには、糖のほかにアミノ酸や有機酸といったごく少量しか含まれない成分(微量成分)が含まれています。研究チームは、こうした微量成分の量が、同じ地域で採れたはちみつであっても採蜜の時期によって違ってくるのかどうかを調べました。
公開日: 2026年09月29日 06:40
腸と皮膚をつなぐ「腸‐皮膚軸」——アトピー性皮膚炎と炎症性腸疾患の関係を整理した総説
私たちの体の中で、腸と皮膚はどちらも外の世界と接する「境界」の役割を担っています。どちらの表面にも多種多様な微生物(細菌・ウイルス・真菌など、いわゆる微生物叢/マイクロバイオータ)が住みつき、組織の状態を保ち、免疫のはたらきを調整し、環境からの刺激を防ぐことに関わっています。
公開日: 2026年09月29日 04:38
消化液を水耕栽培に活かす試み――レタスの生育と環境負荷を調べた研究
水耕栽培は土を使わずに液体の養液で植物を育てる方法で、収量の高さや環境の管理しやすさといった利点があります。しかし現在の水耕栽培は化学肥料に大きく依存しており、コストの増加だけでなく、養分の流出による水質汚染の懸念もあります。
公開日: 2026年09月28日 08:14