研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

乳酸菌KB1と赤しそ葉エキスの併用がスギ花粉症モデルマウスの症状と腸内細菌に与える影響 研究論文OpenAlex

乳酸菌KB1と赤しそ葉エキスの併用がスギ花粉症モデルマウスの症状と腸内細菌に与える影響

スギ花粉症は日本で非常に多くの人が悩む病気です。論文によると、2019年の日本ではアレルギー性鼻炎の有病率が49.2%、スギ花粉症が人口の38.8%に達していました。研究チームは、体の働きを調整する食品由来の成分が花粉症の予防や症状の緩和に役立つ可能性に注目しました。

公開日: 2026年10月20日 22:36

食事の内容やとり方はパーキンソン病の薬の効き方にどう関わるか――研究知見を整理した総説 研究論文DOAJ

食事の内容やとり方はパーキンソン病の薬の効き方にどう関わるか――研究知見を整理した総説

パーキンソン病は、脳内で神経伝達物質ドーパミンをつくる神経細胞が徐々に失われ、手足のふるえ、筋肉のこわばり、動作の遅さなどが現れる進行性の病気です。治療の中心は薬で、とくに脳内でドーパミンに変わる「レボドパ」が最も効果の高い標準薬とされています。

公開日: 2026年10月19日 23:17

2026年時点の食品照射をめぐる国際動向:植物検疫での利用拡大と地域差を整理した総説 研究論文OpenAlex

2026年時点の食品照射をめぐる国際動向:植物検疫での利用拡大と地域差を整理した総説

食品照射とは、ガンマ線や電子線、X線などの放射線を食品に当てて、殺菌や発芽の抑制、害虫の駆除などを行う技術です。この総説は、2026年時点で食品照射が世界各地でどのように使われているかを整理したものです。著者は、2025年に開かれた国際原子力機関(IAEA)の共同研究プロジェクトの最終会合と、食品照…

公開日: 2026年10月19日 07:45

脳卒中後の嚥下調整食をどれだけ食べられたかと、退院時・90日後の生活機能との関連を調べた研究 研究論文OpenAlex

脳卒中後の嚥下調整食をどれだけ食べられたかと、退院時・90日後の生活機能との関連を調べた研究

脳卒中のあとには、飲み込む力が弱まる「嚥下障害」がよく起こります。嚥下障害があると、食べ物や飲み物が気管に入って起こる誤嚥性肺炎の危険が高まり、食事量が減って脱水や低栄養にもつながりやすくなります。そこで病院では、食べ物のかたさや粘り、まとまりやすさを調整した「嚥下調整食」がよく処方されます。

公開日: 2026年10月19日 05:21

透析開始時に看護師が記録する食事摂取率から推定したエネルギー・たんぱく質摂取量と、その後2年間の死亡・入院との関連 研究論文OpenAlex

透析開始時に看護師が記録する食事摂取率から推定したエネルギー・たんぱく質摂取量と、その後2年間の死亡・入院との関連

腎臓の働きが失われ、血液透析や腹膜透析が必要になった人では、食欲の低下、尿毒症(腎不全で体内に老廃物がたまる状態)、食事制限、炎症などが重なり、栄養状態が悪化しやすいとされています。食事から十分なエネルギーやたんぱく質をとれないことは、体のたんぱく質やエネルギーの蓄えが大きく減る「たんぱく質・エネル…

公開日: 2026年10月18日 19:41

酵母細胞壁と有胞子性乳酸菌を組み合わせると、腸内細菌による酪酸産生が高まった:便を用いた試験管内実験の報告 研究論文OpenAlex

酵母細胞壁と有胞子性乳酸菌を組み合わせると、腸内細菌による酪酸産生が高まった:便を用いた試験管内実験の報告

私たちの腸内細菌は、食物繊維などを分解して「短鎖脂肪酸」と呼ばれる物質を作ります。代表的なものは酢酸、プロピオン酸、酪酸です。論文によると、なかでも酪酸は量としては少ないものの、腸の粘膜のバリア機能や免疫、炎症の調節に関わることがこれまでの研究で示されてきました。そのため、酪酸の産生を高める方法が探…

公開日: 2026年10月18日 16:24

加工肉と赤身肉の摂取量と膀胱がんの関連:30のコホート研究を統合した解析 研究論文OpenAlex

加工肉と赤身肉の摂取量と膀胱がんの関連:30のコホート研究を統合した解析

膀胱がんは世界で9番目に多いがんで、男性では6番目に多いとされています。喫煙、ヒ素などで汚染された飲み水、職場での特定の化学物質への曝露などが、すでに知られている危険因子です。食べ物に含まれる発がん性物質やその代謝物は尿として排出され、膀胱の内側に触れるため、食事も膀胱がんのリスクに関わる可能性が指…

公開日: 2026年10月18日 06:44

東部アマゾンの2つのアグロフォレストリー農園で、アサイーとカカオの果実の成分と遺伝子の働きを比べた研究 研究論文OpenAlex

東部アマゾンの2つのアグロフォレストリー農園で、アサイーとカカオの果実の成分と遺伝子の働きを比べた研究

アグロフォレストリーとは、樹木や複数の作物を意図的に組み合わせて育て、森林に近い生態的なはたらきを保ちながら生産を行う農業のやり方です。ブラジル東部アマゾンでは、この方法でアサイーやカカオといった在来の果実が栽培されています。

公開日: 2026年10月17日 22:10

黒コショウ抽出物ピペリンはサプリメントに必要か 「吸収促進」をうたう配合の根拠を問う日本からの論考 研究論文OpenAlex

黒コショウ抽出物ピペリンはサプリメントに必要か 「吸収促進」をうたう配合の根拠を問う日本からの論考

サプリメントのラベルでは「吸収が高まる」「体内利用率が向上」といった表現が増えています。その根拠として多く使われているのが、黒コショウ抽出物とその主成分であるピペリンです。ピペリンは、一緒にとった成分の体内利用を高める「バイオエンハンサー」として販売されています。代表例はウコンの成分クルクミンとの組…

公開日: 2026年10月17日 19:46

日本人の食事の質は年齢と性別でどう変わるか:1〜79歳の8日間秤量記録による分析 研究論文OpenAlex

日本人の食事の質は年齢と性別でどう変わるか:1〜79歳の8日間秤量記録による分析

食事の質は、肥満や代謝の病気、心血管疾患などのリスクに関わります。年齢とともに変わることも知られています。欧米の調査では、中年期から高齢期にかけて食事の質が高まる一方、子ども、思春期、若い成人では不十分な食事が目立つと報告されてきました。しかし、どの年齢で特に低くなるのか、どの食品や栄養素がその差を…

公開日: 2026年10月16日 23:20

タマリンド種皮抽出物の摂取と腹部内臓脂肪の変化を調べた日本人成人の臨床試験 研究論文OpenAlex

タマリンド種皮抽出物の摂取と腹部内臓脂肪の変化を調べた日本人成人の臨床試験

日本では体格指数(BMI)が25以上を肥満とし、25以上30未満を軽度の肥満としています。論文によると、東アジアの人は欧米の人に比べて肥満の割合は低いものの、同じBMIでもおなかの内臓の周りにつく脂肪(内臓脂肪)が多い傾向があります。そのため、軽度の肥満でも代謝の病気のリスクが高まるとされています。…

公開日: 2026年10月16日 21:54

抹茶と認知機能の関係を整理した総説:ヒト試験の結果と考えられる仕組み 研究論文OpenAlex

抹茶と認知機能の関係を整理した総説:ヒト試験の結果と考えられる仕組み

抹茶は、日光を遮って育てた茶葉を蒸して乾燥させ、揉まずに細かく挽いた粉末の緑茶です。主に日本で生産され、茶道に欠かせないほか、菓子やラテなどの風味付けにも使われています。著者らは今回の総説で、抹茶が記憶や注意といった認知機能に与える影響について、ヒトを対象とした試験の結果と、その背景として考えられる…

公開日: 2026年10月16日 12:21