研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
看護師による電話での生活習慣支援は体組成をどう変えたか——PREDIPHONE試験の二次解析
糖尿病予備群(前糖尿病)と過体重・肥満は、代謝に関わる健康リスクと強く結びついているとされます。なかでも内臓脂肪は中心的な役割を果たすと考えられています。運動と健康的な食事を組み合わせた生活習慣への働きかけは体組成の改善に有効ですが、著者らによれば、その多くは人手や時間などの資源を多く必要とするもの…
公開日: 2026年09月18日 17:42
発酵食品と健康をめぐる研究の現状と課題を整理した「戦略ロードマップ」
発酵食品は、生きた微生物や発酵によって生まれる代謝産物、そして微生物の働きで変化した食品そのものの構造(食品マトリックス)をもたらすことから、健康的な食事の一部として注目を集めています。しかし著者らによれば、その健康への効果を支える科学的根拠はばらつきが大きく、現在の知見を規制上の判断や公衆衛生上の…
公開日: 2026年09月18日 17:27
細菌の芽胞の内膜の「かたさ」は何で決まるのか——脂肪酸組成と耐性・発芽の関係を調べた研究
枯草菌(Bacillus subtilis)などの細菌がつくる芽胞(がほう)は、熱や薬剤に強い休眠状態の細胞です。加熱殺菌を経ても生き残った芽胞が保存中に発芽すると、食品の品質低下や、病原菌の場合は食中毒につながりうるため、食品保存の分野では長年の課題とされています。
公開日: 2026年09月18日 06:16
収穫前に水やりを控える時期が、スモモ『アンジェリーノ』の品質と貯蔵適性をどう変えるか
果樹園では、灌漑(かんがい)用水を節約する方法として「不足灌漑」が広く使われています。これは、樹に与える水をあえて通常より少なく抑える栽培管理のことです。ただし研究チームは、この手法が収穫後の果実にどのような影響を及ぼすかは、特に成熟の遅い日本スモモでは十分に調べられていないと指摘しています。
公開日: 2026年09月17日 17:32
自閉スペクトラム症へのオメガ3補給は行動症状に効くのか——12件のランダム化試験を統合した系統的レビュー
自閉スペクトラム症(ASD)は、対人的なコミュニケーションの困難さと、こだわりや反復的な行動を特徴とする神経発達の状態です。中核となる特性のほかに、いらだち(易刺激性)、多動、社会的なひきこもりといった行動面の症状が伴うことも多く、こうした症状に対して承認されている薬にはリスペリドンとアリピプラゾー…
公開日: 2026年09月17日 14:09
考古学における「非定形炭化物」の研究手順を国際的に統一する試み
考古学の一分野に、遺跡から出土した植物の遺存体を調べる考古植物学があります。従来この分野では、種子や果実、木炭、脱穀のときに出る殻や茎といった、形がはっきり残っている材料が主に研究されてきました。しかし論文によると、実際の試料にはそれ以外に、炭になった有機物(ときには無機物を含む)の破片が含まれてお…
公開日: 2026年09月17日 12:19
植物や食品残さから得た抽出液の色を測る――色の「見え方」からたどる天然色素のスクリーニング
食品や包装、繊維、塗料といった分野では、合成着色料や合成染料に代わる環境負荷の小さい選択肢が探されています。著者らは、植物の色素や色素を多く含む残さが、色を与えると同時に園芸・農産食品・林業の副産物を活用する循環型の取り組みにもつながる可能性に着目しました。
公開日: 2026年09月17日 11:54
ザクロの皮から取り出したポリフェノールを酢の粉末に閉じ込める――6か月の保存試験
ザクロの皮は、果汁やジャムなどに加工する際に大量に出る副産物ですが、ポリフェノール(植物に含まれる抗酸化成分の総称)を非常に豊富に含むことが知られています。研究チームは、この捨てられがちな皮を価値ある食品素材へ変えることを目指しました。
公開日: 2026年09月17日 09:37
キハダマグロの骨と内臓を活かす——自家酵素による機能性ペプチド生成の比較研究
キハダマグロ(Thunnus albacares)の加工過程では、骨や内臓といった部位が十分に活用されないまま残されます。研究チームは、これらが良質なタンパク質に富む資源であることに着目し、機能性を持つ成分へと転換できないかを検討しました。
公開日: 2026年09月17日 07:50
微細藻類クロレラから食品用たんぱく質と緑色の色素素材を取り出す試み
持続可能で質の高いたんぱく質源への需要が高まるなか、微細藻類は動物由来たんぱく質に代わる候補として注目されています。研究チームは、微細藻類のなかでも広く利用されるクロレラ属に着目し、たんぱく質の抽出と利用に最も適した株を見きわめること、そして細胞を壊す工程と抽出条件を最適化して、たんぱく質の回収量と…
公開日: 2026年09月16日 06:11
クコの実ジュースを乳酸菌と酵母で発酵させた新しい飲料の開発
クコの実(ゴジベリー、学名 Lycium barbarum L.)は、有機酸やポリフェノール、カロテノイドといった生理活性成分を含むことで知られる果実です。研究チームは、このクコの実の果汁を微生物で発酵させ、新しいタイプの機能性飲料をつくることを目指しました。
公開日: 2026年09月15日 06:09
テーブルオリーブ発酵から分離された乳酸菌の比較ゲノム解析
テーブルオリーブは地中海地域を代表する発酵野菜のひとつで、その発酵は主にラクティプランティバチルス属の乳酸菌によって進みます。研究チームによると、同じ属のLactiplantibacillus pentosusについてはゲノムレベルの研究が数多く行われてきた一方、オリーブ発酵に関わるLactipla…
公開日: 2026年09月14日 22:23