研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
テヘランで流通する食用植物油のアフラトキシンB1濃度と摂取量を調べた研究
食用油は日常的な食事に欠かせない食品ですが、原料となる油糧種子は収穫前後や輸送・保管の過程でカビが生えることがあります。そうしたカビ(アスペルギルス属)がつくる毒素の一つがアフラトキシンB1(AFB1)で、国際がん研究機関(IARC)はこれをグループ1の発がん性物質に分類しています。
公開日: 2026年09月25日 15:29
食事の多様性と肥満は結びつくのか――成人を対象とした系統的レビューとメタ解析
食事の多様性スコア(Dietary Diversity Score、以下DDS)は、一定期間にどれだけ多くの食品グループを食べたかを数値にした指標です。手軽で費用もかからないため、集団を対象とした調査で食事の質を測る目安として広く使われており、スコアが高いほど微量栄養素が足りている食事だと考えられて…
公開日: 2026年09月25日 07:49
キトサンで包んだ藻類色素とプロバイオティクス酵母を組み合わせたアイスクリームの研究
アイスクリームに生きた微生物(プロバイオティクス)や天然由来の色素を加えて、機能性のある食品をつくろうとする試みがあります。しかし、冷凍して保存する間にプロバイオティクスが生き残りにくいこと、また色素が壊れやすいことが課題になっていました。
公開日: 2026年09月21日 05:07
食べ物と病気を分子のつながりで読み解く――乳がんを例にした研究の紹介
私たちの食生活が健康に関わることは広く知られていますが、「どの食品が、体の中のどの分子を通じて、どの病気と関係するのか」を体系的にたどれる資料はまだ十分に整っていません。著者らは、食品のデータベースや病気に関わる遺伝子のデータベースは個別に充実してきた一方で、それらを分子のレベルで結びつけて一望でき…
公開日: 2026年09月20日 05:11
空気輸送で魚の飼料ペレットはどこまで傷むのか——流動状態の分類と予測モデルの研究
養殖現場では、魚の餌となる飼料ペレットを貯蔵サイロから飼育槽へ運ぶ手段として、空気の流れで粒を管の中を移動させる「空気輸送」が広く使われています。しかし著者らは、条件が適切でないと、ペレットが管の壁や他の粒とぶつかって割れたり粉になったりする機械的損傷が起き、栄養の損失や廃棄物の増加、餌の必要量の増…
公開日: 2026年09月16日 06:16
バジルとエキノフォラの精油をキトサンのナノカプセルに包む――冷蔵バーガーの保存性を調べた研究
肉やその加工品は、加工中や冷蔵保存の間に脂質やタンパク質の酸化が進みやすく、風味・食感・栄養価が損なわれることがあります。また微生物による腐敗も起こりやすく、変色や不快なにおいのもとになる揮発性の成分が生じます。こうした背景から、合成の保存料や酸化防止剤に代えて、植物由来の天然成分を使う研究が各国で…
公開日: 2026年09月16日 05:16
妊娠中の機能性便秘はどれくらい多いのか——食事内容や身体活動との関連を調べた横断研究
妊娠中によくみられる不調のひとつに便秘があります。この研究が扱っているのは「機能性便秘」と呼ばれるもので、腸や体の病気といった明らかな原因が見つからないのに、排便の回数が少ない、便が硬い、強くいきむ必要があるといった症状が続く状態を指します。
公開日: 2026年09月15日 07:31
ローゼル(ハイビスカス・サブダリファ)のガク由来ムシラージとカルボキシメチルセルロースから作る生分解性フィルム
プラスチック包装は製品を守るうえで欠かせませんが、合成樹脂は微生物に分解されず、廃棄物や環境汚染の一因になっています。そこで、植物などの再生可能な資源から得られる天然高分子を使い、微生物によって分解される「生分解性フィルム」をつくる試みが各国で進められています。
公開日: 2026年09月14日 22:14
リコペンをナノ粒子化して水に分散させる——乳化剤の違いが性質をどう変えるか
トマトは赤い色素であるリコペンを豊富に含みます。リコペンはカロテノイドと呼ばれる天然色素の一種で、著者らは強い抗酸化作用や抗炎症作用が注目されている成分だと説明しています。ところが、リコペンは油に溶けやすく水にはほとんど溶けない性質を持ち、酸素や光、熱で壊れやすいため、飲料のような水を主体とした食品…
公開日: 2026年09月14日 16:31
キウイフルーツと血圧の関係を調べた無作為化試験の統合解析
血圧は心血管疾患の主要な危険因子であり、生活習慣の影響を強く受けます。果物や野菜を多く含む食事が血圧を下げることは以前から知られており、その背景としてカリウム摂取の増加や血管の拡張に関わる仕組みが挙げられてきました。キウイフルーツは食物繊維、カリウム、ビタミンCや各種の抗酸化成分を多く含む果物で、著…
公開日: 2026年09月14日 00:00
食用コーティングで牛肉バーガーの品質保持を試した研究
肉や肉製品は栄養に富む一方で、水分が多く栄養も豊富なため、微生物による腐敗や脂質の酸化が起こりやすいという課題があります。著者らは、この品質劣化や経済的損失を抑える手立てとして、食べられる素材でつくる「活性食用コーティング」に注目しました。
公開日: 2026年09月13日 22:11
発酵トウモロコシ外皮から得たポリフェノール豊富な抽出物を微小カプセルに包む——ニオソーム製剤の最適化と性能評価
トウモロコシの粒の外側を覆る外皮(コーンブラン)には、フェノール酸と呼ばれる生理活性成分が多く含まれています。著者らによれば、こうした成分には抗酸化や抗炎症などの働きが報告されてきました。ところが、熱・光・酸素にさらされると分解しやすく、口から取り込んだあとも胃の酸性環境や小腸のアルカリ性環境、消化…
公開日: 2026年09月13日 20:29