研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

大豆不足の切り札になるか? 豆「キマメ」でつくるテンペの可能性 研究論文DOAJインドネシア

大豆不足の切り札になるか? 豆「キマメ」でつくるテンペの可能性

納豆に似た発酵食品「テンペ」は、蒸した大豆に糸状菌(テンペ菌)を加えて発酵させたインドネシア発祥の伝統食品です。近年は世界的に植物性タンパク質への関心が高まり、テンペの需要も増えていますが、主原料である大豆は輸入に頼らざるを得ない地域も多く、原料の安定確保が課題になっているといいます。そこで今回紹介…

公開日: 2026年07月11日 02:31

ジャックビーンとインゲンマメ由来ヨーグルト飲料、高脂肪食ラットの脂質にどう働く? 初期研究の結果 研究論文DOAJインドネシア

ジャックビーンとインゲンマメ由来ヨーグルト飲料、高脂肪食ラットの脂質にどう働く? 初期研究の結果

肥満や脂質代謝の乱れは、高脂肪の食事と関わりが深いことが知られています。近年、乳酸菌による発酵と、豆類に含まれる生理活性成分を組み合わせた「発酵豆乳ヨーグルト」のような食品が、健康分野で注目を集めています。今回紹介する研究では、ジャックビーン(タチナタマメ)とインゲンマメの抽出物を組み合わせたヨーグ…

公開日: 2026年07月11日 02:29

サバクトビアブラムシではなくアブの幼虫を魚のエサに? ティラピア養殖でのBSFL活用を調べた研究 研究論文OpenAlexインドネシア

サバクトビアブラムシではなくアブの幼虫を魚のエサに? ティラピア養殖でのBSFL活用を調べた研究

養殖業では魚を育てるためのエサとして、魚粉や魚油が広く使われています。しかしこれらは天然の魚を原料としているため、資源の持続可能性が課題になっているといわれています。近年、この代替として注目されているのが「アメリカミズアブ」というハエの仲間の幼虫(BSFL、Black Soldier Fly Lar…

公開日: 2026年07月09日 23:27

ジャックビーン豆粉はティラピアの飼料になるのか? 添加量と成長・腸への影響を調べた研究 研究論文OpenAlexインドネシア

ジャックビーン豆粉はティラピアの飼料になるのか? 添加量と成長・腸への影響を調べた研究

豆類やマメ科植物は、タンパク質や炭水化物を豊富に含むことから、家畜や養殖魚のエサ(飼料)の原料として注目されることがあります。中でも「ジャックビーン(Canavalia ensiformis)」は、栄養価の高さが知られながらも、あまり利用が進んでいない植物だとされています。もしこの豆を魚の飼料原料と…

公開日: 2026年07月09日 23:25

アワビとホンダワラの栄養、雨季と乾季でどう変わる? バリ島沿岸での調査 研究論文OpenAlexインドネシア

アワビとホンダワラの栄養、雨季と乾季でどう変わる? バリ島沿岸での調査

高タンパク食品への世界的な需要の高まりを背景に、アワビのような高品質な水産物への関心が高まっています。アワビは古くから食材として利用されてきましたが、その体内のミネラル含量や栄養成分が季節によってどう変化するのかは、意外と身近な疑問かもしれません。今回紹介するのは、インドネシア・バリ島の沿岸で、天然…

公開日: 2026年07月09日 22:27

植物の『防御物質』フラボノイド、健康への応用と課題を整理したレビュー論文 研究論文OpenAlexインドネシア

植物の『防御物質』フラボノイド、健康への応用と課題を整理したレビュー論文

赤ワインやベリー類、柑橘類、緑茶などに含まれる「フラボノイド」という成分名を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。抗酸化作用があるといった話題を目にする機会も増えていますが、そもそもフラボノイドとは植物にとってどんな役割を持つ物質なのでしょうか。今回紹介する論文は、フラボノイドが植物の中でど…

公開日: 2026年07月08日 23:26

伝統的な植物性食品と持続可能な食事が心血管代謝疾患の予防に果たす役割とは―国際専門家グループによるコンセンサス声明を紹介 研究論文OpenAlexインドネシア

伝統的な植物性食品と持続可能な食事が心血管代謝疾患の予防に果たす役割とは―国際専門家グループによるコンセンサス声明を紹介

国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」には、貧困や飢餓の解消、健康、教育、平等、気候変動対策など幅広いテーマが含まれています。今回紹介するのは、こうしたSDGsの達成と、心血管代謝疾患(心臓病や糖尿病など)をはじめとする慢性疾患の予防とを結びつけて論じた、国際栄養学会と第28回世界臨床栄養学…

公開日: 2026年07月08日 21:29

東ジャワの郷土料理「ルジャック・チンチュル」を科学の視点で読み解く——文献レビューが整理した食材と調理の関係 研究論文DOAJインドネシア

東ジャワの郷土料理「ルジャック・チンチュル」を科学の視点で読み解く——文献レビューが整理した食材と調理の関係

インドネシア・東ジャワには、動物性食材、生野菜、発酵調味料、植物由来の素材を一皿の中で組み合わせる「ルジャック・チンチュル」という伝統料理があります。地域の名物料理としてだけでなく、その土地の食材資源や独特の風味・食感、そして受け継がれてきた文化とが絡み合った存在として語られてきました。今回紹介する…

公開日: 2026年07月05日 21:25

ヨモギは「鉄分が摂れる薬草」と言えるのか?薬理作用は豊富でも鉄に関する研究は乏しいと指摘するレビュー 研究論文OpenAlexインドネシア

ヨモギは「鉄分が摂れる薬草」と言えるのか?薬理作用は豊富でも鉄に関する研究は乏しいと指摘するレビュー

ヨモギ(Artemisia princeps)は、お灸のもぐさや草餅、伝統的な民間療法など、アジアで古くから親しまれてきた植物です。抗炎症作用や抗酸化作用など、さまざまな薬理効果が報告されてきました。一方で近年、「ヨモギは鉄分が豊富で貧血対策になる」といったイメージも語られることがあります。しかし、…

公開日: 2026年07月04日 01:29

遺伝子に合わせた『あなただけの食事法』はどこまで公平か——精密栄養学の倫理的課題を考える 研究論文OpenAlexインドネシア

遺伝子に合わせた『あなただけの食事法』はどこまで公平か——精密栄養学の倫理的課題を考える

最近、唾液や血液のサンプルを送るだけで自分の遺伝子タイプを調べ、それに基づいた食事アドバイスを受け取れるサービスを見聞きすることが増えてきました。こうした『ニュートリジェネティクス(栄養遺伝学)』を土台にした『精密栄養学』は、一律の食事指針から一歩進んで、個人の遺伝子・代謝・生活環境に合わせた食事介…

公開日: 2026年07月04日 01:27

アワとナマズで経腸栄養剤のエネルギー密度を高める試み——インドネシアの研究 研究論文OpenAlexインドネシア

アワとナマズで経腸栄養剤のエネルギー密度を高める試み——インドネシアの研究

病気やけがなどで口から十分に食事がとれないとき、チューブを通して直接消化管に栄養を送る「経腸栄養」が使われます。糖尿病のある患者向けの経腸栄養剤には、血糖値への配慮から炭水化物の量を抑える工夫がされていますが、その分エネルギー密度が低くなりやすいという課題があるといいます。少ない量で必要なエネルギー…

公開日: 2026年07月03日 03:32

抗生物質に頼らない養殖へ――魚の腸内環境と免疫力を支える『機能性飼料』とは 研究論文OpenAlexインドネシア

抗生物質に頼らない養殖へ――魚の腸内環境と免疫力を支える『機能性飼料』とは

スーパーで見かけるサーモンやタイなどの養殖魚。世界的な水産養殖の需要拡大にともない、限られた水域でより多くの魚を健康に育てる技術が求められています。とくに近年注目されているのが、抗生物質にできるだけ頼らずに魚の腸内環境や免疫力を高める『機能性飼料添加物』という考え方です。今回紹介するのは、こうした添…

公開日: 2026年07月03日 03:29