研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
UAEの大学生にみる食事の炎症指標・食行動と体組成の関係
食事の内容には、体内の炎症を促しやすいものと抑えやすいものがあると考えられており、その傾向を数値で表す指標として「食事性炎症指数(DII)」が使われています。また、過度な食事制限や食べ物へのこだわりといった、乱れた食行動も体の状態に関わる可能性があります。
公開日: 2026年10月11日 08:33
食事と腸内細菌の関連はどこまで一致するか――線形モデルを使った複数のヒト研究を比べた報告
私たちが何を食べるかと、腸の中に住む細菌の集まり(腸内細菌叢、マイクロバイオーム)との関係は、健康づくりに役立つ重要な手がかりになると考えられています。一方で、こうした関係を調べる研究の進め方は研究ごとに大きく異なり、その違いが研究結果に影響しうることも指摘されています。
公開日: 2026年10月10日 06:27
アフリカ系の人々の腸内細菌・短鎖脂肪酸と2型糖尿病の関連は、暮らす地域によって異なるか
腸内に住む細菌の集まり(腸内細菌叢)と、細菌が食物繊維などを分解して作る「短鎖脂肪酸」は、2型糖尿病との関わりが指摘されています。特に、食物繊維の多い食事から超加工食品の多い食事へと食生活が移り変わる中で、この関係が注目されています。
公開日: 2026年10月09日 01:46
水溶性食物繊維はバター風味粉末の香りの保持と安定性をどう変えるか:β-グルカンとイヌリンの比較
食品の香りのもとになる香料成分は揮発しやすく、加熱や保存のあいだに失われたり劣化したりしやすい性質があります。そこで液体の香料を、でんぷんや糖などの「壁材」で包み込み、噴霧乾燥と呼ばれる方法で粉末にする技術が広く使われています。噴霧乾燥は、液体を細かい霧にして熱風の中で一気に乾かし、粉にする方法です…
公開日: 2026年10月07日 05:29
ホテルの朝食ビュッフェで食品ロスを減らす掲示メッセージ:イタリアとオーストラリアのホテルで比べた現地調査
ホテルの朝食ビュッフェでは、好きな料理を好きなだけ取れる気軽さから、食べきれない量を皿に取ってしまい、食品が残されやすくなります。旅行は楽しみやくつろぎを重視する場面であるため、食品ロスを減らす配慮は後回しになりがちだと、これまでの研究でも指摘されてきました。
公開日: 2026年10月07日 05:13
中国のコンブ養殖を支える構造と、機械化・沖合展開の課題
中国のコンブ養殖を機械化し、波や流れの強い沖合へ広げるには、何を変える必要があるのでしょうか。著者らは、養殖する海藻そのものではなく、それを支えるロープ、浮き、海底への固定設備に着目し、既存の文献や事例を整理しました。対象はマコンブの一種であるSaccharina japonicaの養殖施設です。
公開日: 2026年10月04日 15:48
感情的な食行動と睡眠の問題は関連するのか——オランダの大規模追跡研究が10歳から18歳までを調べる
イライラや不安、落ち込みといった嫌な気持ちに反応して食べてしまう傾向を「感情的な食行動(エモーショナル・イーティング)」と呼びます。著者らによれば、この傾向は幼い子どもには少ないものの、思春期の入り口あたりから現れて一般的になり、体重が高めであることや健康的でない食事パターンと結びつくことが報告され…
公開日: 2026年10月03日 05:28
キリバスの食と気候変動:植民地期から現在までの食料システムの変化をたどる
太平洋の島国キリバスでは、伝統的に海の魚介類やココヤシ、パンノキ、タロイモ(現地名バーバイ)、パンダナスといった身近な資源が食事の中心でした。しかし現在は、輸入された食品に大きく頼る食生活へと移り変わっています。研究チームは、この変化がどのように起こったのかを一つの流れとして描き出すことを目的に、ス…
公開日: 2026年10月02日 22:31
心筋梗塞後の患者における超加工食品の摂取と脳卒中死亡リスク — Alpha Omega Cohortの前向き解析
すでに心臓や血管の病気を経験した人にとって、超加工食品を多く食べる食生活が死亡リスクにどう関わるのかは、はっきりしていませんでした。超加工食品とは、工業的な加工を重ねてつくられた食品を指す分類で、この研究では食品を加工の程度で分けるNova分類という仕組みにもとづいて特定されています。
公開日: 2026年10月02日 06:16
カボチャの花の副産物を乳酸発酵で活用する──3種で異なる栄養・機能性の変化を報告
食品の加工では、収穫や調理の過程で使われずに残る部分が多く出ます。カボチャの花もその一つで、食材として利用されないまま副産物となることがあります。この研究は、そうしたカボチャの花の副産物を、乳酸発酵によって食品素材として活かせないかを調べたものです。
公開日: 2026年09月29日 06:22
妊娠高血圧と50歳未満の心血管イベント ― オーストラリアの長期追跡研究から
心血管疾患は世界の女性の死因の第1位であり、若い年代での発症をいかに防ぐかが課題となっています。妊娠中に血圧が高くなる「妊娠高血圧症候群(HDP)」は、妊娠中に新たに生じる妊娠高血圧や、子癇前症・子癇を含む状態で、妊婦の数%から10%程度に起こるとされます。著者らは、HDPが心血管疾患のリスクをおよ…
公開日: 2026年09月29日 05:16
食事の内容と不安・抑うつ症状の関連を調べた、スコットランドの高齢者コホート研究
うつや不安といった一般的な精神疾患は、世界全体の疾病負担・障害・経済的コストの大きな要因のひとつです。遺伝的な要因や幼少期の逆境といった従来からの危険因子に加えて、近年は食事のような「変えられる生活習慣」が予防や治療の手がかりになるのではないかという関心が高まっています。ただし研究ごとに設計や食事の…
公開日: 2026年09月28日 17:10