研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

特許による技術革新は養殖業の輸出を伸ばすのか——欧州のデータから見えてきたこと 研究論文OpenAlexノルウェー

特許による技術革新は養殖業の輸出を伸ばすのか——欧州のデータから見えてきたこと

サーモンやトラウトといった養殖魚は、ヨーロッパの水産業にとって重要な輸出品です。育種技術や飼育システムの改良といった技術革新は、しばしば産業競争力を高める要因として語られますが、それが実際に輸出の伸びにどうつながっているのかを定量的に確かめた研究は多くありませんでした。今回紹介する論文は、コペンハー…

公開日: 2026年09月04日 06:28

肥満のなりやすさに関わる『FTO遺伝子』、脂肪組織の脂肪酸の質にも影響する? 研究論文Europe PMCノルウェー

肥満のなりやすさに関わる『FTO遺伝子』、脂肪組織の脂肪酸の質にも影響する?

「太りやすさは遺伝子で決まる」という話を聞いたことがある人は多いかもしれません。中でもFTO遺伝子は、肥満のリスクと関連することが知られている代表的な遺伝子です。では、この遺伝子の違いは、体にたまった脂肪そのものの『中身』にも影響するのでしょうか。今回紹介する研究は、この素朴な疑問に迫ったものです。

公開日: 2026年08月22日 11:36

サケの飼料に使う『つなぎ』成分、糞の量や消化にも影響か 大西洋サケでの検討 研究論文Europe PMCノルウェー

サケの飼料に使う『つなぎ』成分、糞の量や消化にも影響か 大西洋サケでの検討

養殖魚のエサ(配合飼料)は、粉末原料を粒状(ペレット)に固めて作られます。運搬や取り扱いの際にペレットが崩れたり、水の中でふやけて崩壊したりしないよう、飼料には『バインダー』と呼ばれるつなぎ成分がよく加えられます。今回紹介する研究は、このバインダーが単にペレットの丈夫さを保つだけでなく、魚の糞の性質…

公開日: 2026年08月22日 05:00

食料システムは目標を達成できるか——44指標で世界の進捗を評価した研究 研究論文OpenAlexノルウェー

食料システムは目標を達成できるか——44指標で世界の進捗を評価した研究

「食」は健康だけでなく、環境や経済、社会の公正さにも深く関わっています。近年、各国や国際機関は食料システム(生産から流通、消費までの一連の仕組み)を持続可能な形に変えていこうという取り組みを進めてきました。しかし、こうした取り組みがどれだけ進んでいるのかを測る「共通のものさし」は、実はこれまで十分に…

公開日: 2026年08月12日 19:32

タラバガニを3ヶ月「畜養」しても味は変わる?脚肉の官能評価を調べた研究 研究論文OpenAlexノルウェー

タラバガニを3ヶ月「畜養」しても味は変わる?脚肉の官能評価を調べた研究

タラバガニといえば、ぷりぷりの脚肉が魅力の高級食材として世界中で親しまれています。実は市場に出回るまでの間、水揚げされたタラバガニが陸上の施設でしばらく生きたまま保管されることがあります。この「活魚保持(ライブホールディング)」と呼ばれる工程は、鮮度を保ちながら出荷のタイミングを調整するために行われ…

公開日: 2026年08月12日 19:26

サワードウパンは血糖に良い?イースト発酵パンとの比較を調べたシステマティックレビュー 研究論文DOAJノルウェー

サワードウパンは血糖に良い?イースト発酵パンとの比較を調べたシステマティックレビュー

パンは私たちの食生活に欠かせない、炭水化物を多く含むエネルギー源です。炭水化物が豊富な食品は血糖値に影響を与えやすいと考えられていますが、実は「どんなパンか」によってその影響は異なるかもしれない、という指摘があります。中でも注目されてきたのが、パン酵母(イースト)ではなく乳酸菌などを使って長時間発酵…

公開日: 2026年08月04日 15:26

ガーナのカタクチイワシ、9か月保存しても食べられる?伝統的な燻製・天日干しの安全性を調べた研究 研究論文DOAJノルウェー

ガーナのカタクチイワシ、9か月保存しても食べられる?伝統的な燻製・天日干しの安全性を調べた研究

魚を長く保存できれば、食料が不足しがちな時期にもタンパク源を確保しやすくなります。特にアフリカの一部地域では、魚を燻製や天日干しにして乾燥させ、長期間保存してから市場に出す伝統的な方法が広く行われています。しかし、こうした伝統的な加工・保存方法で、実際にどれくらい微生物学的な安全性が保たれているのか…

公開日: 2026年07月12日 21:30

妊娠中に鉄不足が進みやすい?ノルウェーの母子を追った縦断研究 研究論文DOAJノルウェー

妊娠中に鉄不足が進みやすい?ノルウェーの母子を追った縦断研究

妊娠中や産後は、母体や赤ちゃんの発育にとって鉄分の状態がとても重要だと言われています。鉄が不足すると、妊婦さん自身だけでなく、おなかの中で育つ胎児や生まれてくる子どもの健康にも影響が及ぶ可能性があるためです。しかし、こうした鉄の状態がどのように変化していくのかについて、ノルウェーではこれまでデータが…

公開日: 2026年07月06日 19:23