研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
ソバの家庭調理がルチンとファゴピリンFに与える影響を調べた研究
ソバには、フラボノイドの一種であるルチンと、光感作物質(光に当たったときに体内で反応を起こしうる物質)であるファゴピリンFが含まれています。研究チームは、家庭で行われる調理法を比較し、ルチンの損失を抑えながらファゴピリンFの含量をどこまで減らせるかを明らかにすることを目的としました。
公開日: 2026年09月18日 11:37
カキの葉に含まれるフラボノイドとタンニンは季節とともに変動する――韓国での栽培調査
カキ(Diospyros kaki)は東アジアで広く栽培される果樹で、果実だけでなく葉も健康茶や化粧品の素材として利用されてきました。研究チームによれば、カキの葉には有効成分としてフラボノイドとタンニンが含まれます。フラボノイドは植物がつくる色素成分の仲間で、タンニンは渋み成分として知られる物質群で…
公開日: 2026年09月18日 06:34
キャベツ由来の乳酸菌CAB701が体脂肪量に与える影響を調べた無作為化比較試験
肥満は世界的に増え続けている健康課題で、著者らは現在10億人を超える成人が該当するとの推計を紹介しています。食事や運動、薬による対策は進んでいるものの、長期にわたって体重を管理し続けることは依然として難しく、新たな選択肢が求められてきました。
公開日: 2026年09月18日 05:55
腸と皮膚をつなぐ「腸内細菌由来の代謝物」——食事由来成分と皮膚の加齢をめぐる総説
この論文は、腸と皮膚のあいだの双方向のやりとり(著者らが「腸-皮膚軸」と呼ぶもの)を、腸内細菌を中心に据えて整理した総説です。腸-皮膚軸とは、腸内細菌叢、細菌による代謝、免疫の調節、そして皮膚の生理機能が互いに影響し合うつながりを指します。
公開日: 2026年09月17日 13:19
考古学における「非定形炭化物」の研究手順を国際的に統一する試み
考古学の一分野に、遺跡から出土した植物の遺存体を調べる考古植物学があります。従来この分野では、種子や果実、木炭、脱穀のときに出る殻や茎といった、形がはっきり残っている材料が主に研究されてきました。しかし論文によると、実際の試料にはそれ以外に、炭になった有機物(ときには無機物を含む)の破片が含まれてお…
公開日: 2026年09月17日 12:19
食事と運動、どちらを優先すべきか——心血管代謝疾患をめぐるレビュー研究の紹介
食事の改善と運動は、いずれも心臓や血管、代謝の健康によいとされてきました。しかし著者らによれば、これまでの研究の多くはそれぞれの効果を個別に確かめたものであり、「食事だけ」「運動だけ」「両方を組み合わせる」という三つを同じ条件のもとで並べて比べた研究は比較的少なかったといいます。
公開日: 2026年09月17日 11:58
ココナッツ搾りかす由来の多糖類——分離・精製した画分の性質と、消化過程での変化を調べた研究
ココナッツは熱帯・亜熱帯の広い地域で栽培される作物で、タイでは経済的に重要な多年生作物のひとつとされています。ココナッツウォーターやココナッツミルク、ヴァージンココナッツオイルなどに加工される過程では、固形の搾りかす(残渣)が大量に生じます。著者らによれば、この残渣は十分に活用されていないものの、食…
公開日: 2026年09月17日 11:26
キトオリゴ糖–EGCG結合体とナイシンの併用による魚介類関連細菌の抑制
東南アジアで広く流通する二枚貝「ツキヒガイ(Asian moon scallop、Amusium pleuronectes)」は、繊細な風味と柔らかな食感、高い栄養価から商業的価値の高い魚介類として知られています。タイでは調理前の状態で広く販売されていますが、二枚貝は水中の粒子を濾しとって餌をとる性…
公開日: 2026年09月17日 10:28
ヒラメの精巣細胞を立体的に培養する——支持細胞株との共培養で凝集体をつくる試み
魚類の養殖では、優れた形質をもつ個体の子孫を効率よく得たり、貴重な遺伝資源を保存したりする手法として「代理親魚技術」が注目されています。これは、提供側の魚から生殖幹細胞(次世代へ遺伝情報を伝える大もとの細胞)を取り出し、別の個体に移植して、提供側に由来する精子や卵をつくらせる技術です。ただし、1個体…
公開日: 2026年09月17日 10:02
ハチミツ酒(ミード)の1年間:発酵と瓶内熟成で成分はどう変わるのか
ミードは、蜂蜜を水で薄めて酵母で発酵させてつくるお酒です。その風味は、原料となる蜂蜜の成分、発酵の条件、酵母のはたらき、そして発酵後の熟成によって形づくられます。研究チームによれば、ミードの香りはアルコール類、エステル類、酸、アルデヒド、テルペン類、硫黄を含む香気成分などの量的なバランスで決まり、そ…
公開日: 2026年09月17日 08:37
低酸素環境での運動とビートルートジュース ― 筋肉の酸素状態への影響を調べた研究
標高の高い場所のように酸素の薄い環境(低酸素環境)で運動すると、通常の酸素濃度の環境(常酸素環境)よりも身体への負担が大きくなります。研究チームは、その背景として骨格筋への酸素の行き渡りが低下し、代謝面での負担が増すことで運動能力が制限される可能性を挙げています。
公開日: 2026年09月17日 06:21
天麻(オニノヤガラ塊茎)の成分と抗酸化性を、栽培方法・生育段階・収穫時期から比較した研究
東アジアで古くから薬用・食用として利用されてきた天麻(オニノヤガラの塊茎、GER)は、現在、屋外の圃場で育てる方法(露地栽培)と、屋内施設で育てる方法(施設栽培)の両方で生産されています。研究チームは、こうした育て方の違いや、収穫時の生育段階、収穫の季節によって、天麻に含まれるフェノール性成分の組成…
公開日: 2026年09月17日 05:49