研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

「プラネタリーヘルス食」への近さと尿中の植物性エストロゲン量の関連:米国成人を対象とした横断研究 研究論文OpenAlex韓国

「プラネタリーヘルス食」への近さと尿中の植物性エストロゲン量の関連:米国成人を対象とした横断研究

「プラネタリーヘルス食」は、EAT–Lancet委員会が提案した食事パターンで、人の健康と環境負荷の軽減の両立を目指しています。全粒穀物、豆類、果物、野菜、ナッツなど植物性食品を中心とし、赤肉や精製糖を厳しく制限します。ただし完全な菜食ではなく、魚介類などの動物性食品も推奨範囲内で含まれます。この食…

公開日: 2026年10月14日 05:33

プレバイオティクス食物繊維と腸内細菌、短鎖脂肪酸の関係を整理した総説 研究論文OpenAlex韓国

プレバイオティクス食物繊維と腸内細菌、短鎖脂肪酸の関係を整理した総説

腸内細菌は、体の代謝や免疫、腸の働きに深く関わることが知られています。腸内細菌は、小腸で消化されずに大腸へ届いた食べ物の成分を発酵させ、短鎖脂肪酸と呼ばれる物質を作ります。主なものは酢酸、プロピオン酸、酪酸の三つです。これらは腸の粘膜のバリア機能や炎症の調節、糖や脂質の代謝、腸と脳の情報のやり取りに…

公開日: 2026年10月14日 05:29

韓国の寺院料理と腸内細菌・代謝の健康の関わりをめぐる研究の整理 研究論文OpenAlex韓国

韓国の寺院料理と腸内細菌・代謝の健康の関わりをめぐる研究の整理

韓国の仏教寺院では、修行僧の暮らしの中で受け継がれてきた植物性中心の食事「寺院料理(サチャル・ウムシク)」が知られています。著者らはこの総説で、寺院料理の栄養的な特徴、腸内細菌への関わり、食事とともに営まれる修行の習慣という三つの側面について、これまでの研究知見を整理しました。

公開日: 2026年10月13日 21:50

高齢者の栄養状態と認知機能の関連は遺伝的リスクで異なるか:APOE ε4に着目した韓国の横断研究 研究論文OpenAlex韓国

高齢者の栄養状態と認知機能の関連は遺伝的リスクで異なるか:APOE ε4に着目した韓国の横断研究

加齢に伴う認知機能の低下やアルツハイマー病への対策として、生活の中で変えうる要因に注目が集まっています。栄養状態はその一つで、日常診療で測定でき、改善に向けた働きかけも可能です。これまでの研究でも、栄養状態が悪い高齢者ほど認知機能の成績が低い傾向が報告されてきました。

公開日: 2026年10月12日 11:36

コンボバターから酵素でセチルミリストレイン酸を多く含むエステルをつくり、油のゲルに組み込む研究 研究論文OpenAlex韓国

コンボバターから酵素でセチルミリストレイン酸を多く含むエステルをつくり、油のゲルに組み込む研究

この論文の研究チームは、植物性の脂肪であるコンボバターを原料にして、「セチルミリストレイン酸(CMO)」を多く含む「セチル化脂肪酸(CFA)」を酵素の働きでつくる方法を開発しました。セチル化脂肪酸とは、脂肪酸にセチルアルコールという長い鎖を持つアルコールが結合した、エステルと呼ばれる種類の物質です。

公開日: 2026年10月11日 08:38

若年成人の「カフェイン依存」の自己認識は、心の健康や生活習慣とどう関連するか 研究論文OpenAlex韓国

若年成人の「カフェイン依存」の自己認識は、心の健康や生活習慣とどう関連するか

カフェインは世界で最も広く摂取されている精神刺激物質で、若い世代では眠気覚ましや集中のためにコーヒーやエナジードリンクを利用する人が少なくありません。一方で、若年成人のうつや不安の増加が公衆衛生上の課題となるなか、カフェインへの依存と心の状態や日々の生活との関わりについては、これまでうつ・不安だけ、…

公開日: 2026年10月10日 22:30

リンゴの皮のポリフェノールが食中毒菌のバイオフィルム形成を妨げる仕組みを調べた研究 研究論文OpenAlex韓国

リンゴの皮のポリフェノールが食中毒菌のバイオフィルム形成を妨げる仕組みを調べた研究

細菌は物の表面に付着して集まり、「バイオフィルム」と呼ばれる膜状の集合体を作ることがあります。研究チームは、食中毒の原因となるリステリア菌(Listeria monocytogenes)とサルモネラ菌(Salmonella Typhimurium)を対象に、リンゴの皮から得た抽出物(APE)がこのバ…

公開日: 2026年10月09日 05:24

食事のナトリウム密度と、指標で推定した脂肪肝の可能性との関連:韓国成人約1万4千人の全国調査データから 研究論文OpenAlex韓国

食事のナトリウム密度と、指標で推定した脂肪肝の可能性との関連:韓国成人約1万4千人の全国調査データから

肝臓に脂肪がたまる脂肪肝は、世界の成人の約35%にみられるとされる、公衆衛生上の大きな課題です。韓国でも、いわゆる非アルコール性脂肪性肝疾患の有病率は約30%と推定されています。脂肪肝は、単純な脂肪の蓄積から炎症、線維化、肝硬変、肝がんへと進むことがあります。

公開日: 2026年10月09日 01:37

植物由来の乳化剤を探る——ナルコユリ属植物の抽出物でつくるナノエマルション 研究論文OpenAlex韓国

植物由来の乳化剤を探る——ナルコユリ属植物の抽出物でつくるナノエマルション

食品や化粧品、医薬品の製造では、水と油のように本来混じり合わない成分を安定して混ぜ合わせるために「乳化剤」が使われます。水と油を細かく混ぜた液体をエマルションと呼び、油の粒を数百ナノメートル(1ナノメートルは100万分の1ミリ)という非常に細かいサイズにそろえたものをナノエマルションといいます。著者…

公開日: 2026年10月04日 05:32

食品の化学物質を「人の体に届いた量」から捉え直す——精密毒性学の枠組みを提案した論文 研究論文OpenAlex韓国

食品の化学物質を「人の体に届いた量」から捉え直す——精密毒性学の枠組みを提案した論文

食品の安全性評価は長年、化学物質を一つずつ取り上げ、食品中にどれだけ含まれるか、人がどれだけ摂取すると推定されるか、どんな毒性があるかを調べて、健康に基づく指標値を定めるという方法で進められてきました。著者らは、この考え方が現代の食品規制の土台であることを前提として認めたうえで、それだけでは説明しき…

公開日: 2026年10月04日 01:57

化学療法中の患者における食事パターンと高血糖の関連を調べた研究 研究論文OpenAlex韓国

化学療法中の患者における食事パターンと高血糖の関連を調べた研究

がんの薬物療法(化学療法)では、吐き気や脱毛などに加えて、血糖値が高くなる「高血糖」が起こることがあります。著者らは、高血糖が治療の効果を損ない、治療の遅れや中断につながりうる点を問題として挙げています。論文によれば、化学療法を受けている患者のうち高血糖がみられる割合は、これまでの研究で約19.8%…

公開日: 2026年10月02日 22:04

高塩分でも腎臓を守る? コチュジャンと腸内細菌をめぐる動物・細胞研究 研究論文OpenAlex韓国

高塩分でも腎臓を守る? コチュジャンと腸内細菌をめぐる動物・細胞研究

肥満は腎臓を傷つける要因の一つとして知られています。論文の序論によると、脂肪分の多い食事や塩分の多い食事は体重を増やすだけでなく腎臓の健康にも影響し、適切な対処がないまま酸化ストレスや炎症が続くと慢性腎臓病へ進むとされています。そのため著者らは、腎臓の健康を保つ食事や食品による対策を探ることが重要だ…

公開日: 2026年10月02日 05:10