研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
妊娠7か月の伝統儀礼「ペトンポア」を栄養・健康教育の場に活かす試み——インドネシア・北ブトン県の質的研究
インドネシアでは、子どもの身長が年齢に対して低くとどまる「スタンティング(stunting)」が、保健政策の優先課題として残っていると研究チームは述べています。スタンティングは身体の成長だけでなく認知発達にも長期的に影響し、ひいては人材の質にも関わる問題だとされます。
公開日: 2026年10月02日 08:09
高強度運動後の回復を支える栄養戦略——糖質・タンパク質から機能性食品まで
HIIT(高強度インターバルトレーニング)やスプリント、筋力トレーニング、エキセントリック運動(筋肉が伸ばされながら力を出す動作)、球技のような断続的な高強度運動は、持久力やパワーを高める有効な手段です。一方で、同じ生理的ストレスが疲労やグリコーゲン(筋肉に蓄えられた糖)の枯渇、運動による筋損傷、遅…
公開日: 2026年10月02日 05:15
糖尿病の食事療法の守りやすさと血糖値の関係を調べた研究
2型糖尿病は、インスリンの分泌や働きがうまくいかなくなることで血糖値が高い状態が続く、長く付き合う必要のある代謝の病気です。著者らは、この病気の管理には薬だけでなく食事の整え方も土台のひとつになると述べ、食べる量・種類・時間を適切に保つことが血糖の安定につながると説明しています。ただし論文は、推奨さ…
公開日: 2026年10月02日 04:22
食物繊維の摂取量とヘモグロビン値の関係を女子高校生で調べた研究
思春期は体と心が大きく変化する時期で、栄養の問題が起こりやすいとされています。なかでも貧血は代表的な問題で、著者らは、思春期の女子は同年代の男子に比べて貧血のリスクが高いとする先行研究を紹介しています。ヘモグロビンは赤血球の中にあって酸素を運ぶたんぱく質で、その値が低いと血液が体中へ酸素をうまく届け…
公開日: 2026年10月01日 21:46
カルシウム摂取量と低身長(スタンティング)の重症度の関連を調べた研究 ― インドネシア・中部ロンボク県での横断調査
「スタンティング(stunting)」とは、年齢に対して身長(乳児では寝かせて測る身長)が著しく低い状態を指します。世界保健機関(WHO)の成長基準では、年齢別身長のzスコアが中央値より−2標準偏差を下回る場合をスタンティング、−3標準偏差を下回る場合を重度のスタンティングと分類します。著者らは、こ…
公開日: 2026年10月01日 19:32
クズウコン粉を一部使った「ソフトクッキー」—食物繊維と食べやすさを調べた研究
思春期は体の成長が速く、必要な栄養も多い時期ですが、ファストフードや市販の加工菓子に偏った食生活では食物繊維が不足しやすいと指摘されています。著者らは、食物繊維の摂取不足が代謝の乱れや消化器の不調、非感染性疾患のリスク増加につながりうる点を挙げ、肥満の思春期世代を栄養面で支える工夫が必要だと述べてい…
公開日: 2026年10月01日 09:38
伝統市場で売られる生麺とホルムアルデヒドをめぐる調査 ― 販売者の知識と検査結果
研究チームは、インドネシア・パレンバン市の伝統市場で販売されている生麺(ミー・バサ)について、販売者がホルマリンの混入に関してどのような知識を持っているかを明らかにすることを目的に調査を行いました。
公開日: 2026年10月01日 09:33
地元の食材を使った栄養教育と妊娠高血圧腎症の予防——北スラウェシ州トモホンの保健センターでの報告
妊娠高血圧腎症(プレエクランプシア)は、妊娠中に高血圧・浮腫・尿タンパクを特徴として現れる状態で、原著は、これが世界的にも母体の病気や死亡に大きく影響する妊娠期の障害であると述べています。母体側では妊婦の年齢が若すぎる場合や高すぎる場合、出産回数の多さ、既往歴などが、胎児側では多胎などが、発症のリス…
公開日: 2026年10月01日 09:29
手術後の患者における栄養摂取と窒素バランスの関係を調べた研究
手術は体にとって大きな負担であり、組織の損傷をきっかけに炎症やストレスホルモンの増加、インスリン抵抗性、そして体のたんぱく質が分解される「カタボリズム」が進むと、この研究の著者らは説明しています。そのため手術後はエネルギーとたんぱく質の必要量が増え、不足すると体のたんぱく質分解が進んで「窒素バランス…
公開日: 2026年10月01日 09:23
ローゼル(ハイビスカス)と赤肉ドラゴンフルーツの皮を配合したジャム——ビタミンCと食物繊維はどう変わるか
ジャムは、つぶした果実に砂糖を加えて煮詰め、パンに塗れるくらいの半固形にした食品です。この研究の著者らは、赤いローゼル(学名 Hibiscus sabdariffa)のがく片と、赤肉ドラゴンフルーツ(Hylocereus polyrhizus)の皮という二つの材料に着目しました。論文によれば、どちら…
公開日: 2026年10月01日 09:18
就学前児のむし歯 ― 食習慣・歯みがきと屋外活動の関係を調べた研究
幼児期のむし歯(乳歯のむし歯)は、子どもの成長や栄養、生活の質に影響する身近な健康問題です。原因としては、甘い食べ物や飲み物を頻繁にとること、歯みがきが不十分なことといった行動面の要因がよく知られています。一方で、同じような生活習慣でもむし歯の有無や程度に差が出ることがあり、著者らは他に守りとして働…
公開日: 2026年10月01日 09:13
インドネシアの地域在住高齢者における食事パターン・水分摂取と高血圧の関連を調べた横断研究
高血圧は世界的に多くみられる慢性疾患で、高齢者では特に大きな公衆衛生上の課題になっています。著者らは、世界保健機関(WHO)の報告として、高血圧は世界で30〜80歳のおよそ12億8000万人に影響し、特に低・中所得国で早世の主要な原因になっていると述べています。インドネシアでも高齢人口の増加とともに…
公開日: 2026年10月01日 09:05