研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
マングローブ果実粉と緑豆粉を用いたクッキーの栄養成分を調べた研究
食物繊維を十分にとることは、肥満の予防に役立つと考えられています。研究チームは、食物繊維を多く含む食材として、マングローブ果実粉(食物繊維23.43%)と緑豆粉(同7.28%)に着目しました。これらを原料にしたクッキーは、肥満予防を意識した間食の選択肢になりうるという見通しから、研究が組まれています…
公開日: 2026年10月03日 07:33
ナツメヤシの実は消化の健康を支えるか — 栄養成分と生体活性成分から整理した総説
近年、食品に「基本的な栄養の供給」だけでなく「健康状態を改善し、病気のリスクを下げる生理的な働き」も期待する機能性食品という考え方が広がってきました。著者らは、その背景として、脂質の摂取が多い現代の食習慣と、肥満・糖尿病・消化器系の障害といった疾患の増加との関連が指摘されてきたことを挙げています。
公開日: 2026年10月03日 07:30
柑橘の皮は「複雑な食品マトリックス」——植物由来エクソソーム様ナノ粒子を取り出す難しさを整理した総説
オレンジやレモンのジュースを搾ると、大量の皮が残ります。著者らによれば、皮は果実全体の重さのおよそ50〜60%を占める副産物で、ペクチンや食物繊維、精油、フラボノイドなど有用な成分を豊富に含んでいます。この皮が近年、もう一つの理由で注目されています。「植物由来エクソソーム様ナノ粒子(PELN)」と呼…
公開日: 2026年10月03日 07:20
超加工食品の摂取と「隠れた飢餓」、幼児の認知発達をつなぐ文献レビュー
この研究は、超加工食品(UPF)の摂取が「隠れた飢餓」と幼児の認知発達にどう関わるのかを、既存の研究論文を整理して分析することを目的としています。UPFとは、一般の家庭の台所では使われないような原材料を用いて工業的に製造され、おいしさや手軽さを高めるよう設計された食品のことです。著者らは、キャンディ…
公開日: 2026年10月03日 07:07
イレオストミー周囲の皮膚を守れるか――モリンガ葉・緑茶抽出物と酸化亜鉛を配合した外用パウダーの臨床研究
イレオストミー(回腸ストーマ)は、回腸を腹壁に引き出して便の流れを一時的あるいは永続的に迂回させる手術です。消化器疾患の治療において重要な役割を果たす一方で、著者らによれば、ストーマ周囲の皮膚トラブル(ストーマ周囲皮膚合併症)が起こりやすく、造設後の第1〜2週という早い時期から生じることが報告されて…
公開日: 2026年10月03日 06:23
開発途上国のマイクロプラスチック汚染をめぐる研究の整理 — 生態系・人の健康・気候とのつながり
研究チームは、5ミリメートルより小さいプラスチックの粒である「マイクロプラスチック」が、開発途上国の水環境でどのように見つかっているのかを、既存の科学論文を集めて整理しました。マイクロプラスチックには、化粧品や繊維、工業用の粒のように最初から小さく作られて環境に出るもの(一次)と、大きなプラスチック…
公開日: 2026年10月03日 06:07
肥満のある若い女性における食事の血糖・炎症指標と代謝性症候群の関連を調べた研究
インドネシアでは肥満が増え続けており、肥満は心血管疾患などの慢性疾患の主要な危険因子とされています。血圧・血糖・脂質の異常と肥満が重なった状態は「代謝性症候群(メタボリックシンドローム)」と呼ばれ、世界的に増加していると論文は説明しています。
公開日: 2026年10月03日 05:52
少年施設の10代に向けた「超加工食品」教育の取り組み——知識と意識はどう変わったか
著者らがこの取り組みの出発点に置いたのは、現代の食生活の変化によって、10代の若者のあいだで「超加工食品(ultra-processed foods、UPF)」の摂取が増えているという状況です。論文はUPFを、そのまま食べられる、あるいはすぐ出せる状態に工業的に加工された製品で、砂糖・塩・脂肪・着色…
公開日: 2026年10月03日 05:13
小魚粉と大豆粉を組み合わせた高たんぱくマカロニ菓子の開発
インドネシアでは学齢期の子どもの栄養不足が課題として残っており、著者らは2023年のインドネシア保健調査に基づき、5〜12歳でやせの割合が11%、低身長の割合が18.7%と報告されている状況を研究の出発点としています。成長を支える栄養素のひとつがたんぱく質であり、2019年の栄養必要量では7〜9歳の…
公開日: 2026年10月02日 22:24
インドネシアの伝統飲料「ジャムー」の抗炎症作用をめぐる文献レビュー
インドネシアには「ジャムー」と呼ばれる伝統的な薬草飲料があります。ウコン類やショウガ、タマリンドなどの植物を組み合わせて作られ、世代を越えて口伝や文書で受け継がれてきた生活文化の一部です。研究チームは、このジャムーが持つとされる抗炎症の働きについて、これまでに発表された科学論文を集めて整理することを…
公開日: 2026年10月02日 21:30
アジュワナツメヤシと妊娠前の女性の健康——文献レビューによる生物学的作用の整理
妊娠前(プレコンセプション)の時期は、妊娠を計画する女性が体の状態を整える期間にあたります。著者らは、この時期の準備が妊娠合併症や母体死亡のリスクを下げるうえで重要だと認識されているにもかかわらず、研究の多くは妊娠中や産後の介入に向けられており、妊娠前の予防的・健康増進的な取り組みは十分な注目を受け…
公開日: 2026年10月02日 14:07
妊娠7か月の伝統儀礼「ペトンポア」を栄養・健康教育の場に活かす試み——インドネシア・北ブトン県の質的研究
インドネシアでは、子どもの身長が年齢に対して低くとどまる「スタンティング(stunting)」が、保健政策の優先課題として残っていると研究チームは述べています。スタンティングは身体の成長だけでなく認知発達にも長期的に影響し、ひいては人材の質にも関わる問題だとされます。
公開日: 2026年10月02日 08:09