研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

低地でも作れるミニトマトへ――9系統の形の違いから交配親を探る研究 研究論文OpenAlexインドネシア

低地でも作れるミニトマトへ――9系統の形の違いから交配親を探る研究

ミニトマトは世界的な感染症の流行以降、健康的な果物として市場での需要が高まっているとされます。しかし栽培は主に高原地帯で行われており、他の野菜栽培との競合にもさらされています。そこで低地条件でも育てられる品種を開発する必要があるという課題意識から、この研究は出発しています。新しい優良品種を作るには、…

公開日: 2026年09月04日 06:24

腐る前に『わかる』——電子ガスセンサーと色センサーでマグロの鮮度を見分ける試み 研究論文OpenAlexインドネシア

腐る前に『わかる』——電子ガスセンサーと色センサーでマグロの鮮度を見分ける試み

刺身や寿司の材料として人気のマグロは、栄養価が高く味も良い一方で、傷みやすい魚でもあります。常温に置かれたマグロでは、菌の働きによってアミノ酸の一種であるヒスチジンが毒性のあるヒスタミンに変わっていくことがあり、この変化はわずか8〜20時間ほどで進むとされています。厄介なのは、ヒスタミンは加熱しても…

公開日: 2026年09月03日 08:32

超加工食品をよく食べる人は脂肪肝が多い?世界8つの研究をまとめて検証 研究論文OpenAlexインドネシア

超加工食品をよく食べる人は脂肪肝が多い?世界8つの研究をまとめて検証

ポテトチップスや菓子パン、インスタント麺、清涼飲料水のような「超加工食品」は、いまや多くの国で日々のエネルギー摂取のかなりの部分を占めるようになっています。こうした食品と、肝臓に脂肪がたまる病気との関係を、これまでに発表された複数の研究をまとめて見直した論文が、インターナショナル・ジャーナル・オブ・…

公開日: 2026年09月03日 07:39

海藻由来の硫酸化多糖と腸内細菌叢の関係を整理した研究 研究論文OpenAlexインドネシア

海藻由来の硫酸化多糖と腸内細菌叢の関係を整理した研究

コンブやワカメといった海藻には、フコイダンやカラギナン、ウルバンといった硫酸化多糖と呼ばれる成分が含まれています。これらは食物繊維の一種で、近年は腸内細菌のえさとなる「プレバイオティクス」としての働きが注目されています。今回紹介するのは、こうした海洋由来の硫酸化多糖について、腸内細菌叢との関わりやヒ…

公開日: 2026年09月03日 05:37

トバ湖観光地の看板が映す「ハラールとバタック料理」の共存 ― パングルランの食の風景を読む研究 研究論文OpenAlexインドネシア

トバ湖観光地の看板が映す「ハラールとバタック料理」の共存 ― パングルランの食の風景を読む研究

インドネシア・スマトラ島にあるトバ湖は、火山湖の絶景とバタック族の伝統文化で知られる観光地です。観光客が増えれば、宿泊施設や交通だけでなく、街に並ぶ飲食店の顔ぶれも変わっていきます。今回紹介する研究は、トバ湖畔のパングルラン地区で、レストランの看板や幕といった「食にまつわる文字情報」を手がかりに、こ…

公開日: 2026年09月03日 05:03

和食の技を伝える地域活動から見えてきたこと──インドネシア・カウィ山麓の村での食育実践 研究論文OpenAlexインドネシア

和食の技を伝える地域活動から見えてきたこと──インドネシア・カウィ山麓の村での食育実践

近年、世界的に和食への関心が高まっています。健康を意識したライフスタイルへの関心の広がりとともに、和食が持つとされる健康面での価値が注目されていることが、その背景にあると考えられています。今回紹介する研究は、インドネシア・マラン県のバンゲラン観光村で実施された地域貢献活動を報告したものです。和食の調…

公開日: 2026年09月03日 05:02

高齢期の食事は『みんな同じ』でいいのか——遺伝子・代謝・腸内細菌から個別化する栄養研究のいま 研究論文OpenAlexインドネシア

高齢期の食事は『みんな同じ』でいいのか——遺伝子・代謝・腸内細菌から個別化する栄養研究のいま

世界の60歳以上人口は2020年の10億人から2030年に14億人、2050年には21億人へ増えると見込まれており、なかでも80歳以上の「超高齢層」は2050年までに4億人を超えて3倍に増えるとされています。こうした高齢化と歩調を合わせるように、心血管疾患やがん、糖尿病といった慢性の非感染性疾患は世…

公開日: 2026年09月03日 05:00

産地と加工法でコーヒーの中身はどう変わる?インドネシア産リベリカ種を分析した研究 研究論文OpenAlexインドネシア

産地と加工法でコーヒーの中身はどう変わる?インドネシア産リベリカ種を分析した研究

コーヒーといえばアラビカ種やロブスタ種が主流ですが、東南アジアではリベリカ種(Coffea liberica)という品種への商業的な関心が高まっています。ただし、収穫後にどのような処理を施すかによって、豆の性質や体に作用する成分がどう変わるのかについては、まだ十分に調べられてきませんでした。今回紹介…

公開日: 2026年09月02日 10:39

ピーナッツの薄皮に含まれるカテキンを、ナノ乳化技術と分光光度法で調べる 研究論文OpenAlexインドネシア

ピーナッツの薄皮に含まれるカテキンを、ナノ乳化技術と分光光度法で調べる

ピーナッツを剥いたときに出る薄い茶色の皮は、通常は捨てられる部分です。しかしこの皮にはカテキンと呼ばれるポリフェノールの一種が豊富に含まれていることが知られており、強い抗酸化作用を持つ成分として、医薬品や化粧品への応用が期待されています。インドネシア・スラウェシ島のカワンコアン地域産のピーナッツ皮を…

公開日: 2026年09月02日 10:38

マグロの『冷やす仕組み』はどこまで機能しているか——コールドチェーンの現場を数値で評価する試み 研究論文OpenAlexインドネシア

マグロの『冷やす仕組み』はどこまで機能しているか——コールドチェーンの現場を数値で評価する試み

マグロは水揚げされてから加工・輸出されるまで、一貫して低温に保たれて初めて品質が保たれる。この『コールドチェーン(低温物流)』が漁業者側(アップストリーム)と加工業者側(アグロインダストリー、ダウンストリーム)でバラバラに評価されがちだという課題に着目し、両者を一つの物差しで測ろうとした研究がある。…

公開日: 2026年09月02日 07:32

料理の名前は自然への向き合い方を伝えている――インドネシア・マンダイリン料理の言葉を読み解く研究 研究論文OpenAlexインドネシア

料理の名前は自然への向き合い方を伝えている――インドネシア・マンダイリン料理の言葉を読み解く研究

料理の名前は、材料や作り方を示すだけのラベルではないかもしれません。インドネシア・北スマトラ州に暮らすマンダイリン民族の伝統料理を対象に、料理名に込められた言葉の意味と象徴的な意味を調べた研究が発表されました。研究チームはハラパン・メダン大学の言語学分野に所属する研究者らで、「エコ言語学」と呼ばれる…

公開日: 2026年09月02日 05:30

凍結乾燥でダディ発酵乳を粉末化すると何が変わるのか インドネシアの伝統発酵乳研究 研究論文OpenAlexインドネシア

凍結乾燥でダディ発酵乳を粉末化すると何が変わるのか インドネシアの伝統発酵乳研究

インドネシア西スマトラには、水牛の乳を竹筒の中で自然発酵させてつくる「ダディ」という伝統的な発酵乳製品があります。乳酸菌を豊富に含み、健康に役立つ発酵食品として知られていますが、水分が多く傷みやすいため保存期間が短いことが課題とされてきました。今回、インドネシアのポリテクニック・オブ・パダン(保健省…

公開日: 2026年09月02日 01:29