研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
パーム油の抗酸化成分は免疫にどう働く? 直近5年間の研究を整理したレビュー論文
揚げ物や加工食品の油としておなじみのパーム油は、実は世界で最も生産量の多い食用油のひとつで、年間生産量は7000万トンを超えるとされています。心血管への影響をめぐる議論が長く続いてきた一方で、パーム油に含まれるトコトリエノールやカロテノイド、フェノール化合物といった成分が、免疫の働きに関わっている可…
公開日: 2026年09月08日 07:31
緑茶と体重管理をめぐる研究、20年間の広がりを俯瞰する
緑茶に含まれるカテキンの一種エピガロカテキンガレート(EGCG)は、体重管理や肥満に関する研究で長年注目されてきた成分です。今回紹介する研究は、こうした個々の実験結果ではなく、2005年から2024年までの20年間に発表された論文そのものを対象にした「書誌計量分析」です。つまり、緑茶(Camelli…
公開日: 2026年09月08日 06:34
妊娠中の食事回数と体重増加、正常体格の妊婦でも起こりうる急増を1事例から考える
妊娠中、赤ちゃんのために「しっかり食べなければ」と食事量を増やす妊婦は少なくありません。しかし増える体重が推奨範囲を大きく超えてしまうと、母子双方への影響が懸念されます。インドネシア・ポノロゴ地域のクリニックで実施されたこの症例報告は、そうした過剰な妊娠期体重増加が実際にどのように起こり、助産師がど…
公開日: 2026年09月08日 03:30
無添加糖のグミは作れるか——ナツメヤシの甘みを活かした食感と風味の比較実験
グミといえば砂糖の甘みが欠かせないお菓子ですが、もし果物そのものの甘さだけで作れたら、砂糖の摂取量を気にする人にとって新しい選択肢になるかもしれません。今回紹介する研究は、中東などで広く食べられているナツメヤシ(デーツ)を使い、砂糖を一切加えずにグミを作るという試みを扱っています。ナツメヤシは栄養価…
公開日: 2026年09月08日 03:28
沖縄近海にも生息するホシムシから「うま味調味料」を作る研究、抽出液と水の比率がカギに
ラーメンや煮物のだしに欠かせない「うま味」は、グルタミン酸などのアミノ酸によって生み出されています。近年、こうしたうま味成分を天然由来の食品原料から取り出そうとする研究が世界各地で進められており、その候補として海洋生物が注目を集めています。今回紹介するのは、インドネシアの沿岸に生息するホシムシの一種…
公開日: 2026年09月07日 06:29
ガヨ・アラビカ・スペシャルティコーヒーへの消費者の好みと満足度を調べた研究
インドネシアを代表するコーヒーの産地のひとつに、スマトラ島アチェ州の高原地帯「ガヨ」がある。ここで栽培されるアラビカ種のスペシャルティコーヒーは、独特の香りや酸味、余韻の複雑さで知られ、国内外で評価が高まっている。こうした人気の高まりを受けて、コーヒー豆の焙煎から提供まで自前で行う「コーヒーショップ…
公開日: 2026年09月07日 04:54
台湾ではなく西カリマンタン、シンカワン華人の食に見る『味の記憶』とアイデンティティ研究
インドネシア・西カリマンタン州のシンカワン市は、多民族が共存する地域として知られています。この街に暮らす華人系住民の食文化を、単なる料理習慣としてではなく『無形文化遺産』として捉え直し、街のアイデンティティ形成にどう関わっているのかを検討した研究が、ジャーナル・キャシム教育・社会人文学ジャーナルに2…
公開日: 2026年09月07日 03:39
ゴレンシ(ビリンビ)の果実抽出物、抽出方法の違いで抗酸化・酵素阻害の強さに差
東南アジアなどで食されている酸味の強い果実、ゴレンシ(学名Averrhoa bilimbi L.、和名ビリンビとも呼ばれる)には、抗酸化作用や糖の消化に関わる酵素への働きかけが期待される成分が含まれると考えられています。今回インドネシアのパクアン大学薬学部の研究グループが、この果実から有効成分を取り…
公開日: 2026年09月06日 04:58
海藻とキャッサバのデンプンから作る生分解性の食品包装、インドネシアで開発
スーパーの惣菜やお菓子を包むプラスチック包装は、便利さの一方で使い終わればほとんどがそのままゴミになります。土や海の中で分解されるまでに100年から1000年かかるとされ、細かく砕けたマイクロプラスチックが土壌や水系、さらには人の血液や肺、胎盤からも見つかるようになったことが報告されています。今回紹…
公開日: 2026年09月06日 04:52
キャッサバ・レッドビーンズ・カボチャの粉を組み合わせたインスタント粥、配合の違いが品質にどう影響するか
お湯を注ぐだけで食べられるインスタント粥は手軽さが魅力ですが、その原料や配合次第で食感や栄養価は大きく変わります。インドネシアの研究チームが、地域で入手しやすい原料である改良キャッサバ粉(MOCAF)、レッドビーンズ粉、カボチャ粉を組み合わせたインスタント粥を作り、配合の違いが理化学的な性質や食味に…
公開日: 2026年09月05日 06:23
菌床袋の殺菌をパルス電界で行うと、ヒラタケの菌の育ちはどう変わるか
ヒラタケ栽培では、おがくずなどを詰めた「菌床袋(バッグログ)」を種菌(オガクズや米ぬかなどを混ぜた培地)に仕込む前に殺菌する工程が欠かせません。この殺菌が不十分だと雑菌やカビが先に増えてしまい、収穫にたどり着けないことがあります。インドネシア・パンカジェネ諸島国立農業ポリテクニクの研究グループは、こ…
公開日: 2026年09月05日 05:37
小規模カツオ・マグロ漁の漁場はどこに? フローレス海の一本釣り漁を調べた研究
インドネシアのフローレス海は、キハダマグロなどが獲れる漁場として知られていますが、実は漁船や漁具、漁場の位置、漁獲量、獲れる魚のサイズといった基礎的なデータがこれまで十分に整理されていませんでした。今回紹介する研究は、この海域で行われている小規模な一本釣り漁業に着目し、漁場の分布や漁獲物の季節性、そ…
公開日: 2026年09月05日 01:40