研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

熱帯の葉の水抽出物がイワシすり身のゲルと酸化安定性に与える影響 研究論文OpenAlexインドネシア

熱帯の葉の水抽出物がイワシすり身のゲルと酸化安定性に与える影響

イワシ(Sardinella spp.)のような赤身系の小型浮魚は、インドネシアの漁業で豊富に獲れる重要な資源です。これをすり身(魚肉をすりつぶして水さらしなどの処理をした加工原料)として利用できれば、十分に活用されていない魚の価値を高められます。しかし研究チームは、赤身の魚は白身魚に比べてゲルを形…

公開日: 2026年09月14日 18:06

バナナ粉の性質は加工法と果実の熟度でどう変わるか 研究論文OpenAlexインドネシア

バナナ粉の性質は加工法と果実の熟度でどう変わるか

バナナを乾燥させて粉にした「バナナ粉」は食品素材として使われますが、糊化温度が高いこと、機能面の性能が限られることが、食品産業での利用を妨げてきたと研究チームは説明しています。糊化とは、でんぷんが水と熱によって粘り気のある状態に変化することで、この変化が起こる温度が高いほど、調理や加工に手間がかかり…

公開日: 2026年09月14日 16:48

インドネシア・チアンジュール県チカドゥ郡における、アレンヤシ由来の「アリ砂糖」とヤシ砂糖の経済分析 研究論文OpenAlexインドネシア

インドネシア・チアンジュール県チカドゥ郡における、アレンヤシ由来の「アリ砂糖」とヤシ砂糖の経済分析

インドネシアでは、アレンヤシ(Arenga pinnata Merr.)の樹液からつくるヤシ砂糖が、昔ながらの天然甘味料として親しまれてきました。サトウキビの砂糖にはない独特の風味があり、食べ物や飲み物に加える甘味として使われています。

公開日: 2026年09月14日 14:12

キャッサバ改質粉とカボチャ粉で作る生麺——成分・機能性・でんぷん消化性を調べた研究 研究論文Europe PMCインドネシア

キャッサバ改質粉とカボチャ粉で作る生麺——成分・機能性・でんぷん消化性を調べた研究

麺類はアジアをはじめ世界各地で広く食べられていますが、その主原料である小麦粉は、熱帯地域の多くの国では生産が限られ、輸入に頼っているのが現状です。著者らは、この輸入依存が食料システムの脆弱さや生産コストの上昇につながると指摘し、地域で得られる原料を活かした麺の開発が食の多様化と自給力の強化につながる…

公開日: 2026年09月13日 23:22

インドネシア産熱帯果実の輸出をめぐる競争力と「回復力」——非関税障壁と植物検疫要件に関する文献レビュー 研究論文OpenAlexインドネシア

インドネシア産熱帯果実の輸出をめぐる競争力と「回復力」——非関税障壁と植物検疫要件に関する文献レビュー

インドネシアは生物多様性に富み、多様な農業生態条件のもとで一年を通じた栽培が可能とされ、マンゴー、マンゴスチン、パイナップル、バナナ、サラック、パパイヤ、ドリアンなど国際的に商業価値の高い熱帯果実の主要な産地として知られています。しかし論文は、世界の熱帯果実輸出市場におけるインドネシアの位置づけが、…

公開日: 2026年09月13日 21:54

インドネシアのスペシャルティコーヒーは国際市場でどこまで強いのか——既存研究を集めて読み解く 研究論文OpenAlexインドネシア

インドネシアのスペシャルティコーヒーは国際市場でどこまで強いのか——既存研究を集めて読み解く

インドネシアは世界有数のコーヒー生産国として知られ、ガヨ、マンデリン、トラジャ、ジャワ、キンタマーニ、フローレス、バジャワなど各地の産地が、それぞれ独特の風味で国際的な評価を得てきました。一方で、ブラジル、ベトナム、コロンビア、エチオピア、ホンジュラスといった主要輸出国との競争は激しく、世界需要の変…

公開日: 2026年09月13日 20:44

給食のメニューは「どれが受け入れられるか」で違う——ジャカルタの中学生を対象にした調査 研究論文OpenAlexインドネシア

給食のメニューは「どれが受け入れられるか」で違う——ジャカルタの中学生を対象にした調査

インドネシアで進められている無償栄養給食プログラム(Makan Bergizi Gratis、略してMBG)は、提供された食事が子どもたちに実際に受け入れられ、食べられて初めて意味を持ちます。著者らはこの点に着目し、給食が「出された」だけでなく「受け入れられた」かどうかを、献立の構成要素ごとに確かめ…

公開日: 2026年09月13日 20:03

インドネシア・バンテン州の村で、乳幼児の食事摂取・感染症と栄養状態の関係を調べた研究 研究論文OpenAlexインドネシア

インドネシア・バンテン州の村で、乳幼児の食事摂取・感染症と栄養状態の関係を調べた研究

乳幼児は体が急速に育つ時期にあたるため、栄養の問題や病気にかかりやすい集団だと考えられています。著者は、子どもの栄養状態が日々の食事からの摂取量と感染症の影響を受けうる点に注目しました。

公開日: 2026年09月13日 19:58

過体重・肥満の女性、平日と休日の睡眠のずれは食事量に影響するか 研究論文OpenAlexインドネシア

過体重・肥満の女性、平日と休日の睡眠のずれは食事量に影響するか

平日は仕事や学校のために早起きし、休日は寝だめをする——こうした生活リズムのずれは「ソーシャルジェットラグ」と呼ばれ、体内時計と社会的なスケジュールとの不一致を指します。近年、この睡眠パターンの乱れが体重増加や食行動と関係するのではないかという関心が広がっています。今回紹介するインドネシアの研究は、…

公開日: 2026年09月10日 09:22

コーヒーの発酵度合いは『光り方』でわかるか? 蛍光分光法による非破壊モニタリングの可能性と限界 研究論文OpenAlexインドネシア

コーヒーの発酵度合いは『光り方』でわかるか? 蛍光分光法による非破壊モニタリングの可能性と限界

コーヒー豆は収穫後、果肉を取り除く過程で発酵という工程を経ることが多く、この発酵の進み具合が風味に影響すると考えられています。発酵段階を客観的に把握できれば品質管理に役立ちますが、従来は化学分析など手間のかかる方法に頼らざるを得ませんでした。今回紹介する研究は、光を当てて豆の状態を読み取る蛍光分光法…

公開日: 2026年09月10日 09:19

輸入頼みの海苔に代わる素材はあるか、水生シダ『デンジソウ』で試作した人工海苔の研究 研究論文OpenAlexインドネシア

輸入頼みの海苔に代わる素材はあるか、水生シダ『デンジソウ』で試作した人工海苔の研究

海苔は寿司や軽食に欠かせない食材だが、インドネシアでは国内生産が需要を満たせず、年間321トンもの海苔を輸入に頼っているという。この状況を受けて、輸入代替となりうる原料を探す研究が進められている。今回紹介するのは、東ジャワに自生する水生シダ植物デンジソウ(Marsilea crenata)の葉を使い…

公開日: 2026年09月10日 09:06

パーム油の抗酸化成分は免疫にどう働く? 直近5年間の研究を整理したレビュー論文 研究論文OpenAlexインドネシア

パーム油の抗酸化成分は免疫にどう働く? 直近5年間の研究を整理したレビュー論文

揚げ物や加工食品の油としておなじみのパーム油は、実は世界で最も生産量の多い食用油のひとつで、年間生産量は7000万トンを超えるとされています。心血管への影響をめぐる議論が長く続いてきた一方で、パーム油に含まれるトコトリエノールやカロテノイド、フェノール化合物といった成分が、免疫の働きに関わっている可…

公開日: 2026年09月08日 07:31