研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
栄養状態とミネラル摂取は月経痛と関係するか——インドネシアの高校生を対象にした調査
月経のときに起こる下腹部の痛みは「月経困難症」と呼ばれます。このうち、子宮や卵巣などに病気がないのに生じる痛みを「原発性月経困難症」といいます。著者らによれば、この痛みは思春期の女子に多くみられ、日常生活や学校での学習の妨げになることがあります。
公開日: 2026年10月01日 09:00
低体重の幼児に牛乳と卵を6か月提供し、母親への栄養教育を組み合わせた取り組みの報告
体重が年齢に対して低い「低体重」の幼児は、成長障害のリスクが高いと考えられています。こうした子どもへの対応として、食品を提供する支援と、養育者に栄養の知識を伝える教育はよく行われてきました。しかし研究チームは、開始時点の子どもの状態や感染症の影響といった要因を同時に考慮したうえで効果を検討した研究は…
公開日: 2026年10月01日 08:40
入院中の子どもの栄養状態とビタミンD濃度に明確な対応は見られず──インドネシア・マカッサルの単施設調査
低中所得国では、幼い子どもの栄養不良が、ビタミンDなどの微量栄養素の不足と重なって起こることが少なくありません。ただし、著者らによれば、入院を必要とするほど体調を崩した子どもについて、体格の測定値から判定される急性の栄養不良が、血液中のビタミンD濃度と足並みをそろえて低下しているのかどうかは、はっき…
公開日: 2026年10月01日 08:34
サツマイモを「デーツ風」加工品に——インドネシア・チカロン村での起業支援と製品開発の記録
インドネシア・西バンドン県のチカロン村は、サツマイモの生産に適した土地を持つ地域です。しかし著者らによれば、収穫されたサツマイモはほとんどが加工されないまま、仲買人(現地でバンダルと呼ばれる買い手)に売られています。価格は買い手側が決め、時期や品質によって1キログラム3,000ルピア程度から5,00…
公開日: 2026年09月30日 21:02
コオロギのタンパク質を酵素で分解した素材は、ウズラの腸内細菌のバランスを変えるか
家畜の飼育では、病気の治療だけでなく成長促進の目的でも抗生物質が広く使われてきました。研究チームは、その使いすぎが畜産物への残留や薬剤耐性(抗生物質が効きにくい細菌が増えること)につながり、世界的な健康上の問題になっていると指摘しています。論文では、世界保健機関が2014年に薬剤耐性を世界の健康上の…
公開日: 2026年09月30日 05:16
原材料費の上昇に小規模飲食事業はどう対応したか——東ジャワの家庭内ケータリングを追った事例研究
原材料の値上がりは、小さな事業者ほど重くのしかかります。資本も生産能力も限られているため、仕入れ価格が上がっても、それをそのまま販売価格に上乗せするわけにはいきません。値上げすれば客足が遠のき、据え置けば利益が削られる——この板挟みのなかで、事業者は実際に何をしているのでしょうか。
公開日: 2026年09月30日 04:08
観光化が進む東ジャワの農村で、若者の食はどう変わったか——超加工食品をめぐる質的研究
インスタント麺やスナック菓子、加糖飲料、冷凍食品といった「超加工食品」は、工業的に配合された原材料や添加物を用いて作られ、手軽さ・おいしさ・安さ・日持ちのよさを最大化するよう設計された食品を指します。著者らによれば、こうした食品の消費増加は世界的な公衆衛生上の課題となっており、とくに急速な「栄養転換…
公開日: 2026年09月29日 06:06
低栄養の幼児に地元産「カムルチー(ガブス)のでんぶ」を1か月与えた介入研究
幼児期の低栄養は、インドネシアをはじめ多くの国で依然として公衆衛生上の課題であり、体重の不足だけでなく身長の伸びの停滞や感染症のリスクとも関連すると指摘されています。著者らは、こうした状況に対して身近な食材を活かす方法に注目しました。
公開日: 2026年09月29日 05:56
化学放射線療法を受ける舌がん患者への栄養療法——重度の低栄養を伴った1例の報告
頭頸部がんの患者は、治療中に栄養状態が悪化しやすいことが知られています。著者らによれば、頭頸部がんでは患者の30〜50%が低栄養に該当し、低栄養は生存期間の短縮、合併症の増加、治療の中断、治療に伴う副作用の強まりと結び付いているといいます。腫瘍そのものが口から食べることを妨げるうえ、炎症や代謝の変化…
公開日: 2026年09月29日 05:29
頭頸部がんで化学放射線療法を受ける低栄養の患者において、たんぱく質・分岐鎖アミノ酸の摂取量と歩行能力の関連を調べた研究
頭頸部がん(口やのど、鼻など頭と首の領域に生じるがん)の患者は、低栄養や身体機能の低下が起こりやすい集団だと、著者らは説明しています。治療にともなって食事が十分にとれなくなることが背景にあります。
公開日: 2026年09月29日 05:25
学校給食は「権利」と「投資」をつなげるか――インドネシア無償栄養給食プログラムの評価研究
インドネシアでは2025年1月に「無償栄養給食プログラム(MBG)」が始まり、急速に規模を広げてきました。著者らによれば、政府の公式報告では2026年3月31日時点で全国26,362か所の栄養提供サービス拠点(SPPG)を通じて約6,180万人が対象となり、そのうち約4,950万人が児童・生徒だった…
公開日: 2026年09月28日 21:38
SNSの短い動画とチャットボットを組み合わせた栄養教育——低体重児をもつ母親の離乳食の知識・態度・実践を調べた研究
生後6〜24か月の時期に与える補完食(離乳食、現地ではMP-ASIと呼ばれます)は、子どもの栄養状態を左右する大きな要因のひとつです。原著によれば、開始時期・回数・質・量が推奨を満たさない与え方は、低体重ややせ、発育の遅れのリスク上昇と関連することが、観察研究や介入研究で一貫して示されてきました。イ…
公開日: 2026年09月28日 19:47