研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

白色光をかけ続けて酵母を進化させる——ワイン酵母の芳香族アミノ酸由来化合物を増やす試み 研究論文OpenAlexスウェーデン

白色光をかけ続けて酵母を進化させる——ワイン酵母の芳香族アミノ酸由来化合物を増やす試み

ワインやパンなど発酵食品の風味や品質は、酵母の代謝によって生まれる物質に大きく左右されます。著者らが注目したのは、芳香族アミノ酸由来化合物(AADC)と呼ばれる一群です。論文では、トリプトフォール、2-フェニルエタノール、チロソールといった物質や、メラトニン、セロトニン、3-インドール酢酸などのイン…

公開日: 2026年10月03日 05:03

慢性腎臓病にともなう骨の弱りに、薬以外でできること――著者らが示した10の工夫 研究論文OpenAlexスウェーデン

慢性腎臓病にともなう骨の弱りに、薬以外でできること――著者らが示した10の工夫

慢性腎臓病(CKD)は、腎臓の働きが長期にわたって低下した状態を指します。論文によれば、このCKDにともなう骨の弱り(CKD関連骨粗鬆症)は、CKDの患者さん全体のおよそ25%にみられます。腎機能の低下が進むほど起こりやすくなり、高齢の透析患者さんでは有病率が最大75%に達すると著者らは述べています…

公開日: 2026年10月02日 06:58

食事と機能性ディスペプシアの関係を整理した総説 研究論文OpenAlexスウェーデン

食事と機能性ディスペプシアの関係を整理した総説

食後の強い膨満感、少量で満腹になる早期飽満感、上腹部の痛みや焼ける感じが続き、日常生活に支障が出ることがあります。検査で説明できる器質的な病気が見つからず、診断基準を満たす場合、この状態は機能性ディスペプシア(FD)と呼ばれます。著者らは、FDの世界的な有病率をローマIV基準で約6.8%と報告された…

公開日: 2026年09月30日 08:19

回避・制限性食物摂取症(ARFID)を保護者の回答で見つけ出せるか:オンライン質問票の精度を検証した研究 研究論文OpenAlexスウェーデン

回避・制限性食物摂取症(ARFID)を保護者の回答で見つけ出せるか:オンライン質問票の精度を検証した研究

回避・制限性食物摂取症(ARFID)は、食べ物を避けたり摂取量を制限したりする状態が続き、生活に支障が生じる摂食障害です。体型や体重へのこだわりが主な原因ではない点が特徴とされます。

公開日: 2026年09月30日 01:28

人と地球の健康を両立させる国際版「食事ピラミッド」の提案 研究論文OpenAlexスウェーデン

人と地球の健康を両立させる国際版「食事ピラミッド」の提案

食事のガイドラインは、各国の食料政策や学校などでの教育、さらには食料システム全体のあり方にまで影響を与えています。論文の著者らは、近年のガイドライン作成をめぐる論争に加えて、食事と関わりの深い慢性疾患の負担が増していること、そして環境への負荷が高まっていることを挙げ、人の健康と地球環境の双方に沿った…

公開日: 2026年09月28日 05:00

スウェーデンの幼児における有害金属の食事由来を探る:全国調査と血液・尿の測定を結びつけた研究 研究論文OpenAlexスウェーデン

スウェーデンの幼児における有害金属の食事由来を探る:全国調査と血液・尿の測定を結びつけた研究

幼い子どもの成長には十分な栄養が必要ですが、同時に環境中の有害物質にさらされる量を抑えることも欠かせません。土壌や水、大気に含まれるヒ素やカドミウム、水銀、鉛といった有害金属は食物連鎖に入り込むため、食事は栄養の供給源でありながら、こうした金属の摂取経路にもなり得ます。研究チームは、幼児期の有害金属…

公開日: 2026年09月26日 21:56

ウズラの栄養プログラムを比較する ― 日本ウズラとヨーロッパウズラで成長・産卵成績はどう変わるか 研究論文OpenAlexスウェーデン

ウズラの栄養プログラムを比較する ― 日本ウズラとヨーロッパウズラで成長・産卵成績はどう変わるか

ウズラに必要な栄養素の量は、品種などの遺伝的背景、成長や産卵といった生産の段階、そして卵をとるのか肉をとるのかという生産目的によって変わります。著者らは、こうした違いに応じて栄養の供給を体の要求に合わせる必要があると述べています。

公開日: 2026年09月26日 04:53

スウェーデンのネットスーパーにおける商品配置と、目立つ位置に置かれる食品の健康度を調べた研究 研究論文OpenAlexスウェーデン

スウェーデンのネットスーパーにおける商品配置と、目立つ位置に置かれる食品の健康度を調べた研究

オンラインでの食料品購入が急速に増えるなかで、著者らは、デジタル上の食品小売環境が人々の食生活のあり方を左右する重要な要因になっていると述べています。実店舗のスーパーマーケットについては、どのような売り方の工夫が買い物客に影響するかがすでによく理解されている一方、オンラインの売り場に関する証拠は限ら…

公開日: 2026年09月25日 22:26

食事の質は高齢者の血液指標とどう関係するか——スウェーデンの地域住民調査から 研究論文OpenAlexスウェーデン

食事の質は高齢者の血液指標とどう関係するか——スウェーデンの地域住民調査から

平均寿命が延びる一方で、慢性疾患や障害を抱えずに過ごせる年数が同じだけ延びるとは限りません。加齢は心血管疾患、2型糖尿病、神経変性疾患、がんなどの主要な危険因子であり、変えられる要因を見つけることが課題になっています。食事はそうした変えられる要因の代表格です。

公開日: 2026年09月25日 20:22

太陽光パネルの下でサフランを育てる――北部地域での栽培可能性を探る研究 研究論文OpenAlexスウェーデン

太陽光パネルの下でサフランを育てる――北部地域での栽培可能性を探る研究

サフランは食用の花を咲かせる球根植物で、めしべ(柱頭)を乾燥させた香辛料が高値で取引される高付加価値作物です。しかし緯度の高い北部地域では、サフランが花を咲かせる生育期の天候が栽培の障害になると指摘されてきました。

公開日: 2026年09月25日 18:59

栄養表示「Nutri-Score」をエネルギー密度に合わせて調整できるか——ノルウェーの食品データで検証した試み 研究論文OpenAlexスウェーデン

栄養表示「Nutri-Score」をエネルギー密度に合わせて調整できるか——ノルウェーの食品データで検証した試み

食品の栄養価を成分から点数化し、簡潔な表示にまとめる仕組みを栄養プロファイリングと呼びます。欧州のいくつかの国で包装前面の表示として使われているNutri-Scoreは、その一例です。Nutri-Scoreには飲料用、一般食品用、油脂やナッツ・種実など高脂肪食品用の3つのアルゴリズムがあり、エネルギ…

公開日: 2026年09月25日 09:22

オンラインの仲間同士の学びで、子どもの食事に向き合う親を支える――スウェーデンでの試行研究 研究論文OpenAlexスウェーデン

オンラインの仲間同士の学びで、子どもの食事に向き合う親を支える――スウェーデンでの試行研究

小さな子どもの食習慣は人生の早い時期に形づくられ、その後も続きやすいことが知られています。そして子どもの食べ方は、親の食習慣や、食事の場での親のかかわり方に影響を受けます。研究チームが着目したのは「レスポンシブ・フィーディング(応答的な食事支援)」と呼ばれる考え方です。これは、子どもの「おなかがすい…

公開日: 2026年09月23日 23:41