研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
トマトのくし切りを賢く乾燥させる:CFDシミュレーションとサーマルカメラで乾燥中の温度と水分を可視化する研究
真っ赤なトマトは水分含量が90〜95%にも達し、そのままでは日持ちがしません。乾燥はこの水分を取り除いて保存性を高める代表的な方法ですが、乾燥温度が高すぎると縮みや変色、栄養成分の劣化を招くという悩ましい面もあります。エジプトのスエズ運河大学農学部の研究グループは、トマトをくし切りにした状態での対流…
公開日: 2026年09月05日 04:55
色つき米ハッサウィ種は栄養価が高い? 主要イネ品種との比較研究
お米には白いものだけでなく、黒や赤みを帯びた色つきの品種も存在します。こうした色つき米には、天然のアントシアニンやポリフェノールなどの植物由来成分が含まれていることが知られており、育種の現場でも注目が集まっています。今回紹介する研究では、サウジアラビアで栽培される「ハッサウィ米」という在来品種に着目…
公開日: 2026年09月03日 08:37
代償性肝硬変(Child-Pugh A)の高齢患者、4割が低栄養リスク 女性で顕著な差 エジプトの横断研究
肝硬変というと、進行して黄疸や腹水が出るような重い状態を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、比較的病状が安定しているとされる早期段階(Child-Pugh分類A)の患者でも、栄養状態の問題が見過ごされている可能性があります。今回紹介するのは、エジプト・カイロのアハメド・マーヘル教育病院の外来…
公開日: 2026年08月27日 07:38
肥満対策とアレルギー緩和に役立つ?キノコ由来成分の可能性を探る総説
キノコは古くから食用として親しまれてきましたが、近年では多糖類やテルペン類、フェノール化合物、フラボノイドなど、多様な生理活性化合物を含む食材としても注目されています。肥満は代謝異常や慢性炎症、糖尿病や心血管疾患のリスク上昇と関わる世界的な健康課題であり、副作用の少ない天然由来の対策への関心が高まっ…
公開日: 2026年08月25日 22:34
ビートパルプとゴマ種皮の粉末でビスケットを機能性食品に――農産副産物活用の研究
クッキーやビスケットは手軽なおやつですが、栄養面では改善の余地があるとされることも少なくありません。一方で、砂糖の原料となるビート(テンサイ)を搾った後に残る「ビートパルプ」や、ゴマ油を搾油する際に取り除かれる「ゴマの種皮」は、食品加工の過程で生じる副産物であり、そのまま廃棄されることも多い素材です…
公開日: 2026年08月23日 17:29
イチョウ・キバナオウギ・タンジンの組み合わせ抽出物、抗酸化などの機能性が報告される
イチョウ葉、キバナオウギ(オウギ)の根、タンジン(丹参)の根は、それぞれ古くから利用されてきた植物として知られています。これらの植物には様々なフィトケミカル(植物由来の機能性成分)が含まれていますが、複数の植物を組み合わせることで単独よりも強い効果が得られる可能性や、環境に配慮した抽出方法をどう最適…
公開日: 2026年08月23日 01:35
大学生アスリートの「競技レベル」と食事・栄養知識の関係とは? 身体組成との関連を調べた研究
スポーツをがんばる学生アスリートにとって、食事は体づくりを左右する重要な要素です。では、より高いレベルで競技する選手ほど、栄養についての知識が豊富で、実際の食生活も優れているのでしょうか。それとも、知識と実践は別物なのでしょうか。今回紹介するのは、男子大学生アスリートを対象に、競技レベル・食事内容・…
公開日: 2026年08月22日 09:35
ホエイプロテインのナノ粒子でチコリの機能性成分を守る——発酵乳Rayebの保存性を探った研究
チコリという植物をご存じでしょうか。青い花を咲かせるキク科の植物で、根がコーヒーの代用品として使われることもありますが、葉や茎などの地上部にもポリフェノールをはじめとする植物由来の機能性成分が含まれていると考えられています。こうした植物成分を食品に加えて機能性を高めようとする研究は世界中で行われてい…
公開日: 2026年08月22日 04:27
母乳栄養と粉ミルク栄養、乳児の視覚発達に違いはある? 電気生理学的検査による比較研究
赤ちゃんの発達において、母乳がさまざまな栄養面で注目されることは多いですが、「目の発達」との関係を調べた研究はあまり知られていません。母乳には網膜の発達や視覚の成熟に関わるとされる生理活性成分が豊富に含まれているといわれますが、粉ミルクの製造技術が進歩した現在でも、経済的な事情から標準的な粉ミルクが…
公開日: 2026年08月19日 01:32
アーティチョークをもっと長持ちさせる? 可食性コーティングの効果を調べた研究
アーティチョークはカットしてしまうと変色や乾燥、傷みが進みやすく、収穫後の品質保持が難しい野菜のひとつとされています。近年、食品を薄い可食性の膜で覆う「可食性コーティング」は、野菜や果物の鮮度を保つ方法として注目されており、そこに天然の精油を組み合わせることで、抗菌性なども期待できると考えられていま…
公開日: 2026年08月09日 18:27
干ばつに強いトウモロコシは、トルティーヤブレッドの材料になり得るか——品種比較で見えたこと
トウモロコシからパンやトルティーヤを作るのは、実は簡単ではありません。小麦粉と違ってトウモロコシの生地は粘りや弾力(ビスコエラスティック性)に乏しく、生地をまとめて焼き上げるのが技術的に難しいことが知られています。一方で、気候変動により干ばつなど水不足の環境でも育つ作物への関心が高まっており、干ばつ…
公開日: 2026年08月04日 23:36
発芽大麦にバイオプライミング処理、フェノール類とビタミンB群が増強―ラットでの神経行動への影響を検証
大麦を発芽させると栄養価が変わることは知られていますが、発芽前の種子に特定の微生物を接種する「バイオプライミング」という処理を加えると、さらに成分が変化する可能性があります。今回紹介する研究では、この微生物バイオプライミングという手法を使って大麦の発芽抽出物の成分を変化させ、その機能性を調べています…
公開日: 2026年08月01日 01:39