研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
モリンガ・バンバラマメ・トウモロコシの混合粉、抗酸化・血糖管理サポートの機能性食品素材となる可能性
「捨てられがちな葉」や「あまり知られていない豆」が、実は栄養価に優れた食材だったという話を耳にすることがあります。今回紹介するのは、モリンガ(ワサビノキ)の葉粉末、バンバラマメ(アフリカ原産の豆類)、そして黄トウモロコシという3つの植物性素材を組み合わせた「混合粉(コンポジット・フラワー)」に関する…
公開日: 2026年07月31日 08:35
健康な成人の睡眠の質と栄養の関係、研究レビューが示すこと
「よく眠れない」という悩みは多くの人にとって身近なものです。睡眠薬に頼る前に、食事やサプリメントで睡眠の質を整えられないかと考える人も少なくありません。今回紹介するのは、健康な成人を対象に、栄養面からのアプローチが睡眠の質にどう関わるのかを既存の研究をまとめて検討した論文です。
公開日: 2026年07月28日 00:27
リンゴ搾りかすと酵母澱を使ったシードルづくり——発酵の廃棄物を活かして風味と抗酸化力を高める研究
シードル(りんご酒)は世界各地で親しまれている果実発酵飲料ですが、原料となるりんご果汁はアミノ酸やポリフェノール(フェノール化合物)が少なく、これが発酵のスピードや香りの形成、抗酸化的な働きに影響することがあると考えられています。一方で、りんごを搾ったあとに残る「搾りかす(アップルポマース)」や、発…
公開日: 2026年07月27日 22:29
赤い酵母が生み出す色素アスタキサンチン——ファフィア・ロドザイマの可能性を探る総説
エビやサケの身が鮮やかな赤色をしているのは、アスタキサンチンというカロテノイド色素のおかげです。この色素は強い抗酸化作用を持つことで知られ、食品やサプリメント、化粧品などさまざまな分野で注目されてきました。実はこのアスタキサンチン、藻類だけでなく「ファフィア・ロドザイマ(Phaffia rhodoz…
公開日: 2026年07月26日 03:40
プロポリス抽出物と睡眠の質:抗酸化作用に着目した文献レビューを紹介
プロポリスは、ミツバチが植物から集めた樹脂状の物質をもとに作り出す天然素材です。巣の中で微生物や環境要因から巣を守るバリアとしての役割を持ち、古代文明の時代から人々の間で治療的な目的にも使われてきたとされています。近年では、その化学的な成分の多様さと、幅広い生物学的な作用が注目され、さまざまな健康分…
公開日: 2026年07月24日 02:37
「おいしさ重視」の食べ方は誰がつくる? 大学生513人に見る、家族・メディアの影響を調べた研究
ダイエットや健康的な食生活が話題になる一方で、私たちの食べ物選びには「おいしさ」を重視する気持ちも大きく関わっています。では、そうした「味を重視する食べ方への態度」は、どのような背景から生まれるのでしょうか。性別や出身地域、収入といった社会的な属性や、家族・メディアからの「こうあるべき」というプレッ…
公開日: 2026年07月16日 07:34
ゴムの木の種子が食品原料に? パンとクッキーへの応用を調べた研究
天然ゴムの原料として知られるパラゴムノキ(Hevea brasiliensis)。その樹液からゴムを採取する産業は世界各地にありますが、実はこの木は種子も作ります。これまで食用としてはほとんど注目されてこなかったこの種子を粉にして、食品への活用可能性を探った研究が発表されました。今回は、この論文の内…
公開日: 2026年07月14日 17:29
乳がん経験者の食事とポリフェノール摂取、死亡リスクとの関連を調べた研究
コーヒーや野菜、果物、お茶などに含まれる「ポリフェノール」は、抗酸化作用を持つ植物由来の成分として知られており、これまでにも生活習慣病や老化との関連が注目されてきました。乳がんは女性の主要な死因の一つであり、診断後の食生活が病気の経過にどう関わるのかは、多くの研究者の関心を集めているテーマです。今回…
公開日: 2026年07月12日 04:37
ヤギ乳の職人技チーズ、有機酸を精密に測る新しい分析法とは
チーズの味や品質は、熟成の過程で生まれるさまざまな有機酸によって左右されると考えられています。乳酸や酢酸といった有機酸は、発酵や熟成の進み具合を示す指標になり得るため、これらを正確に測定する技術は、チーズの品質管理や研究にとって重要な意味を持ちます。今回紹介する論文は、ブラジルの職人技(伝統的な手法…
公開日: 2026年07月07日 17:25
イソフラボンを含む食事がマウスの乳がん免疫療法の効果を妨げる可能性、米国の研究チームが報告
近年、がん治療の分野で注目されている『免疫チェックポイント阻害療法』は、体本来の免疫の力を利用してがん細胞を攻撃する治療法です。その効果には腸内細菌のバランスが関わっているのではないか、という研究が近年数多く報告されています。特に、野菜や穀物などに含まれる『発酵性食物繊維』(腸内細菌のエサになりやす…
公開日: 2026年07月06日 16:25
高齢者への「ビートルート抽出物」補給、循環硝酸塩・抗酸化物質の増加と心代謝マーカーとの関連を検討した研究
加齢とともに血管の健康にかかわる「一酸化窒素」の生体利用率が低下し、心代謝リスク(血圧や血糖、脂質など生活習慣病に関わる指標)が高まりやすくなることが知られています。一酸化窒素は血管を広げる働きなどに関わる分子で、体内では食事から摂取した硝酸塩などから作られる経路もあります。ビートルートは硝酸塩を比…
公開日: 2026年07月05日 18:27
オニテナガエビの育成、タンパク質を減らしても『バイオフロック』でむしろ利益増?
エビ養殖と聞くと、多くの餌と大量の水が必要な産業というイメージを持つ人もいるかもしれません。実際、稚エビを育てる「育成期」では、水質管理のために頻繁な水交換が必要とされてきました。しかし近年、水をあまり交換せずに微生物の力で水質を保つ「バイオフロックシステム」という飼育方法が注目されています。今回紹…
公開日: 2026年07月04日 03:25