研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

非破壊で「食べられるコーティング」の効き目を見る―イチゴを近赤外線で追跡した研究 研究論文OpenAlexブラジル

非破壊で「食べられるコーティング」の効き目を見る―イチゴを近赤外線で追跡した研究

収穫後の果物や野菜は、乾燥や酸化、微生物の繁殖によって品質が落ちていきます。これを遅らせる方法の一つとして近年注目されているのが、果物の表面に薄い可食性の膜を直接塗る「エディブルコーティング(食べられるコーティング)」です。プラスチック包装の代替として、環境負荷の少ない保存技術になりうると考えられて…

公開日: 2026年08月31日 17:12

植物性食品の『質』が睡眠に関係? 5260人を対象にした調査から 研究論文OpenAlexブラジル

植物性食品の『質』が睡眠に関係? 5260人を対象にした調査から

「植物性食品を多く摂る食生活は体に良い」というイメージは広く知られていますが、睡眠との関係はどうなのでしょうか。実は植物性食品と一口に言っても、野菜や果物、全粒穀物のような食品もあれば、精製された穀物やお菓子、ジュースのような植物由来ではあっても健康的とは言いにくい食品も含まれます。今回紹介する研究…

公開日: 2026年08月31日 15:25

2型糖尿病にも『いくつかのタイプ』?ブラジルの一次医療患者調査で見えたビタミンDとの関連 研究論文OpenAlexブラジル

2型糖尿病にも『いくつかのタイプ』?ブラジルの一次医療患者調査で見えたビタミンDとの関連

2型糖尿病と一口に言っても、患者ごとに発症年齢や体格、インスリンの効き方、血糖コントロールの状態はさまざまです。近年、こうした違いをもとに患者を複数の『代謝表現型』に分類し、それぞれの特徴を理解しようとする研究が進んでいます。今回紹介するのは、ブラジル・セルジッペ州の一次医療(プライマリケア)を受診…

公開日: 2026年08月29日 03:42

アンデス由来の擬似穀物アマランサス、加工技術と食品応用を整理した総説 研究論文OpenAlexブラジル

アンデス由来の擬似穀物アマランサス、加工技術と食品応用を整理した総説

アマランサス(Amaranthus caudatus L.)は、南米アンデス地方で伝統的に栽培されてきた擬似穀物です。小麦や米のような一般的な穀物とは植物学的に異なるグループに属しながら、穀物と同じように利用されてきた作物で、近年は健康志向や持続可能な食料生産への関心の高まりとともに、その栄養価や加…

公開日: 2026年08月27日 07:39

熱帯果実の乳酸菌に抗酸化の可能性、ブラジルの研究チームが報告 研究論文OpenAlexブラジル

熱帯果実の乳酸菌に抗酸化の可能性、ブラジルの研究チームが報告

乳酸菌(LAB)は、発酵食品づくりに古くから使われてきた微生物です。食品の保存性や風味に関わるだけでなく、近年では腸内細菌のバランスを整えたり、免疫の働きを支えたりする可能性があるとして注目されています。一方で、乳酸菌やその代謝物を「抗酸化」や「抗菌」の目的で食品に応用する研究は、特に熱帯果実から分…

公開日: 2026年08月27日 07:37

食品ロス原料を使ったクッキーの品質と保存性を検証した研究 研究論文OpenAlexブラジル

食品ロス原料を使ったクッキーの品質と保存性を検証した研究

食品を作る過程では、規格外品や加工の副産物など、まだ食べられるのに使われずに廃棄されてしまう「余剰原料」が発生します。こうした食品ロスを減らす取り組みは世界的な課題となっており、余剰原料を新しい食品として活用する『アップサイクル食品』への関心が高まっています。今回紹介する研究は、ジャーナル・オブ・カ…

公開日: 2026年08月27日 06:33

ブラジルの青少年の食事パターンとメンタルヘルスの関連を調査した大規模調査 研究論文OpenAlexブラジル

ブラジルの青少年の食事パターンとメンタルヘルスの関連を調査した大規模調査

思春期の食生活が心の健康と関係しているのではないかという指摘は各国で見られますが、全国規模の調査データを使い、実際に食べているものの組み合わせ(食事パターン)から検討した研究はまだ限られています。今回紹介する論文は、ブラジルの学校に通う13〜17歳の青少年を対象に、2015年と2019年に実施された…

公開日: 2026年08月27日 06:31

減塩と食の安全は両立できるか——塩蔵食品の微生物研究から見えてきたこと 研究論文OpenAlexブラジル

減塩と食の安全は両立できるか——塩蔵食品の微生物研究から見えてきたこと

ハム、チーズ、干物、漬物——塩を使った食品は世界中の食卓に欠かせません。塩には昔から食品を長持ちさせる力があることが知られていますが、近年は健康への配慮から「減塩」が求められる場面が増えています。しかし塩を減らすと、これまで塩によって抑えられていた微生物が活発になり、保存性や安全性に影響が出るのでは…

公開日: 2026年08月23日 18:31

465本の嚥下研究を分析してわかったこと──「食品のかたさ・とろみ」を扱う論文の現状とは 研究論文OpenAlexブラジル

465本の嚥下研究を分析してわかったこと──「食品のかたさ・とろみ」を扱う論文の現状とは

ものを飲み込む力、いわゆる「嚥下(えんげ)」は、加齢や病気によって弱まることがあり、食事の安全に直結する重要なテーマです。研究の現場では、液体のとろみや食品のかたさ(テクスチャー)を変えたときに嚥下がどう変化するかを調べる論文が数多く発表されてきました。今回紹介するのは、そうした研究そのものを一段上…

公開日: 2026年08月23日 06:29

「超加工食品」という視点で食の持続可能性を考える——概念モデル提案の研究紹介 研究論文OpenAlexブラジル

「超加工食品」という視点で食の持続可能性を考える——概念モデル提案の研究紹介

スーパーやコンビニに並ぶ食品には、野菜や果物のようにほとんど手を加えられていないものもあれば、スナック菓子や清涼飲料水のように工場で複雑に加工されたものもあります。こうした「加工度の違い」は栄養面でよく話題になりますが、環境への負荷や地域の食文化との関わりについてはどうでしょうか。今回紹介する研究は…

公開日: 2026年08月22日 10:33

ポリフェノール豊富な食事・生活習慣介入とDNAメチル化変化の関連を探る:8週間の対照研究から 研究論文OpenAlexブラジル

ポリフェノール豊富な食事・生活習慣介入とDNAメチル化変化の関連を探る:8週間の対照研究から

お茶やハーブ、ベリー類などに含まれるポリフェノールが、体の中で「遺伝子の使われ方」を調整するDNAメチル化というしくみに影響するかもしれない――そんな仮説を検証しようとした研究があります。DNAメチル化とは、DNAの配列そのものを変えずに遺伝子のスイッチを調整する仕組みで、加齢や生活習慣によって変化…

公開日: 2026年08月22日 09:28

球茎か子球茎か——ブラジル産タロイモの栄養と加工特性を比較した研究 研究論文OpenAlexブラジル

球茎か子球茎か——ブラジル産タロイモの栄養と加工特性を比較した研究

タロイモ(Colocasia esculenta)は、炭水化物を豊富に含む根菜(イモ類)の一種で、ブラジルでも栽培されています。地下にできる大きな塊茎は「球茎(コーム)」、その周囲にできる小さな塊茎は「子球茎(コーメル)」と呼ばれますが、これまで市場では子球茎の方が高く評価される傾向にあり、球茎は相…

公開日: 2026年08月22日 05:31