研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

乳酸菌5株のプロバイオティクス特性と抗菌物質を評価した研究 研究論文OpenAlexマレーシア

乳酸菌5株のプロバイオティクス特性と抗菌物質を評価した研究

複数の抗菌薬が効かなくなった細菌(多剤耐性菌)の増加は、食品の安全性、とくに食品の保存という面で大きな課題になっています。著者らは、こうした状況に対して、食品の発酵などに用いられる乳酸菌が手がかりになりうると位置づけています。乳酸菌は抗菌物質(AMS)やバクテリオシン様阻害物質(BLIS、細菌がつく…

公開日: 2026年09月28日 10:01

中小食品企業で働くムスリム従業員は「ハラーラン・タイイバン」をどこまで理解しているか 研究論文OpenAlexマレーシア

中小食品企業で働くムスリム従業員は「ハラーラン・タイイバン」をどこまで理解しているか

この研究は、食品分野の中小企業(SME)で働くムスリム従業員が「ハラーラン・タイイバン」という概念をどの程度理解しているかを調べたものです。

公開日: 2026年09月28日 09:57

マレーシア産ケルルットハニーとトゥアランハニーの成分と抗酸化能を比べた研究 研究論文OpenAlexマレーシア

マレーシア産ケルルットハニーとトゥアランハニーの成分と抗酸化能を比べた研究

はちみつは栄養面と健康面の両方で価値があるとされ、安全に安心して食べるためには品質を確かめることが大切です。研究チームは、マレーシア産の2種類のはちみつ、ケルルットハニーとトゥアランハニーについて、物理化学的な性質、ミネラル組成、抗酸化能を調べることを目的としたと述べています。

公開日: 2026年09月27日 05:22

レンズマメたんぱく質とキサンタンガムの複合体形成 ― pHシフトと超音波処理を組み合わせた研究 研究論文OpenAlexマレーシア

レンズマメたんぱく質とキサンタンガムの複合体形成 ― pHシフトと超音波処理を組み合わせた研究

レンズマメから取り出したたんぱく質(レンズマメたんぱく質)は、水に溶けにくく、加熱に弱く、泡立ちにくいといった課題があると報告されてきました。論文の著者らは、その原因として、たんぱく質が丸く固く縮まった構造をとりやすく、粒子同士が集まって塊(凝集体)になりやすいこと、またポリフェノールやフィチン酸と…

公開日: 2026年09月25日 09:17

エビ殻由来の成分を組み合わせた微粒子——油脂の酸化を防ぐ素材づくりの研究 研究論文DOAJマレーシア

エビ殻由来の成分を組み合わせた微粒子——油脂の酸化を防ぐ素材づくりの研究

食品や健康食品の分野では、天然由来で持続可能な原料を使い、酸化しやすい成分を守る仕組みが求められています。この研究で著者らが注目したのは、エビの加工で大量に出る殻です。エビ殻からは、キチンを経て得られる「キトサン」という多糖と、殻から分離されるたんぱく質を分解して得られる「タンパク質加水分解物」の両…

公開日: 2026年09月25日 06:05

トウモロコシの「ひげ・芯・皮」を資源として見直す ― 栄養・機能性・産業利用をまとめた総説 研究論文OpenAlexマレーシア

トウモロコシの「ひげ・芯・皮」を資源として見直す ― 栄養・機能性・産業利用をまとめた総説

トウモロコシは世界165か国で栽培され、生産量も増え続けている主要穀物です。しかし、粒を取り出したあとに残るひげ(コーンシルク)、芯(コーンコブ)、皮(コーンハスク)は、栄養や機能性についての知識が広まっていないために、大量に廃棄されたり、飼料や堆肥として使われるにとどまっているのが現状です。著者ら…

公開日: 2026年09月23日 07:09

子どもと若者のデジタル食教育と持続可能な食を結ぶ研究の現状整理 研究論文OpenAlexマレーシア

子どもと若者のデジタル食教育と持続可能な食を結ぶ研究の現状整理

子どもや若者は、デジタル環境と現実の生活の両方を通して食について学び、食事が人の健康と地球環境の双方に与える影響を理解していきます。しかし著者らによれば、デジタル技術を使った健康的な食事の教育、フードリテラシー(食に関する知識や調理・選択の力)の教育、そして持続可能な食事の教育は、これまでほぼ別々に…

公開日: 2026年09月23日 03:57

アブラヤシ副産物を白色腐朽菌で発酵させる――栄養価と人工ルーメン発酵への影響を調べた研究 研究論文Europe PMCマレーシア

アブラヤシ副産物を白色腐朽菌で発酵させる――栄養価と人工ルーメン発酵への影響を調べた研究

パーム油の生産量は世界の約82%をインドネシアとマレーシアが占めており、その過程で大量の副産物が生まれます。研究チームが取り上げたのは、アブラヤシの葉柄(オイルパームフロンド)、パーム核粕、そして搾油工程で出るデカンターケーキの3種類です。いずれも植物の細胞壁成分を多く含む資材で、反芻家畜(牛など)…

公開日: 2026年09月22日 22:25

サチャインチ油と薬用植物エキスの乳化液を粉末にする——噴霧乾燥条件の予備的な探索と機械学習による試行 研究論文OpenAlexマレーシア

サチャインチ油と薬用植物エキスの乳化液を粉末にする——噴霧乾燥条件の予備的な探索と機械学習による試行

オメガ3系脂肪酸などの多価不飽和脂肪酸を多く含む油や、植物由来のポリフェノール類は、加工や保存の過程で酸化や熱によって劣化しやすく、そのまま食品に配合するのが難しいという課題があります。そこで広く使われているのが噴霧乾燥(スプレードライ)による微粒子化で、乳化液を熱風中に霧状に噴射して瞬時に乾かし、…

公開日: 2026年09月20日 05:44

高齢者の食行動と身体活動は互いに影響し合うのか——中国の地域在住高齢者1256人を3回追跡した研究 研究論文OpenAlexマレーシア

高齢者の食行動と身体活動は互いに影響し合うのか——中国の地域在住高齢者1256人を3回追跡した研究

加齢が進む社会では、高齢者が健康と自立した生活を保つうえで、生活習慣のうち変えられる部分に注目が集まっています。研究チームは、日々の暮らしの一部である「身体活動」と「肥満に関連する食行動」の二つに焦点を当てました。

公開日: 2026年09月17日 08:47

植物性食品を「買いたい」と思う気持ちはどこから来るのか——マレーシアの消費者調査 研究論文OpenAlexマレーシア

植物性食品を「買いたい」と思う気持ちはどこから来るのか——マレーシアの消費者調査

大豆やえんどう豆など植物由来の原料でつくられた「植物性食品(プラントベース製品)」は、環境の悪化や健康への関心を背景に、持続可能な食生活の選択肢として位置づけられつつあります。著者らは、こうした製品を消費者が買いたいと思う気持ち(購買意図)が、どのような要因と結びついているのかを明らかにしようとしま…

公開日: 2026年09月14日 18:25

アブラヤシの古い幹の繊維を霊芝(マンネンタケ)の栽培培地に使う試み 研究論文OpenAlexマレーシア

アブラヤシの古い幹の繊維を霊芝(マンネンタケ)の栽培培地に使う試み

マレーシアは世界有数のパーム油生産国であり、その裏側で膨大な量の副産物が生じています。著者らによれば、同国のパーム油関連の廃棄物は年間8000万トンを超えるとされます。その一つがアブラヤシの幹(オイルパーム・トランク、OPT)です。アブラヤシは20〜25年ほどで生産のさかりを過ぎるため伐採・植え替え…

公開日: 2026年09月14日 17:16