研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

回避・制限性食物摂取症(ARFID)を保護者の回答で見つけ出せるか:オンライン質問票の精度を検証した研究 研究論文OpenAlexデンマーク

回避・制限性食物摂取症(ARFID)を保護者の回答で見つけ出せるか:オンライン質問票の精度を検証した研究

回避・制限性食物摂取症(ARFID)は、食べ物を避けたり摂取量を制限したりする状態が続き、生活に支障が生じる摂食障害です。体型や体重へのこだわりが主な原因ではない点が特徴とされます。

公開日: 2026年09月30日 01:28

超加工食品と健康をめぐる議論――「不確実性を認めた上での政策」を求める論考 研究論文OpenAlexデンマーク

超加工食品と健康をめぐる議論――「不確実性を認めた上での政策」を求める論考

2025年11月、医学誌ランセットが超加工食品(UPF)に関する3部構成のシリーズを掲載しました。その第1部でMonteiroらは、超加工食品が長年続いてきた食生活を置き換えることで食事の質が低下し、食事に関連する複数の慢性疾患のリスクが高まるという仮説を示しました。さらに、因果関係を推論するための…

公開日: 2026年09月28日 20:16

人と地球の健康を両立させる国際版「食事ピラミッド」の提案 研究論文OpenAlexデンマーク

人と地球の健康を両立させる国際版「食事ピラミッド」の提案

食事のガイドラインは、各国の食料政策や学校などでの教育、さらには食料システム全体のあり方にまで影響を与えています。論文の著者らは、近年のガイドライン作成をめぐる論争に加えて、食事と関わりの深い慢性疾患の負担が増していること、そして環境への負荷が高まっていることを挙げ、人の健康と地球環境の双方に沿った…

公開日: 2026年09月28日 05:00

食事の質と「エピジェネティック年齢」の関係を一卵性双生児で検証した縦断研究 研究論文OpenAlexデンマーク

食事の質と「エピジェネティック年齢」の関係を一卵性双生児で検証した縦断研究

健康的な食習慣は、心血管疾患やがんなどの病気のリスクを下げ、寿命にも関わると考えられてきました。近年は、老化の進み具合を血液から推定する指標として「エピジェネティック・クロック(エピジェネティック時計)」が使われています。これはDNAメチル化と呼ばれる化学的な修飾のパターンから生物学的な年齢を推定す…

公開日: 2026年09月26日 23:30

食品のたんぱく質量をより正確に計算するために:窒素-たんぱく質換算係数のデータベース「NiCE」 研究論文OpenAlexデンマーク

食品のたんぱく質量をより正確に計算するために:窒素-たんぱく質換算係数のデータベース「NiCE」

食品にどれだけたんぱく質が含まれているかを正確に求めるには、たんぱく質を構成するアミノ酸の量を足し合わせるか、食品に含まれる窒素の総量に適切な換算係数をかける方法があります。この換算係数は「窒素-たんぱく質換算係数(NCF)」と呼ばれ、窒素の量からたんぱく質の量を見積もるための倍率にあたります。

公開日: 2026年09月26日 06:00

コンブの風味は加工や発酵でどう変わるか――官能評価と風味成分から探る研究 研究論文OpenAlexデンマーク

コンブの風味は加工や発酵でどう変わるか――官能評価と風味成分から探る研究

植物性の食材へ関心が移るなかで、海藻のコンブ類は栄養と風味の供給源として注目される食品素材です。この研究で著者らが取り上げたのは、アラリア・エスクレンタ(Alaria esculenta)とサトウコンブ(Saccharina latissima)という2種のコンブ類です。

公開日: 2026年09月26日 05:37

サトウキビ搾りかす由来のキサンタンガムで、食品包装用フィルムの性能を高める試み 研究論文OpenAlexデンマーク

サトウキビ搾りかす由来のキサンタンガムで、食品包装用フィルムの性能を高める試み

石油などの化石資源からつくられる従来のプラスチック包装に代えて、環境負荷の小さい再生可能な材料を使いたいという要望が高まっています。著者らは、その候補として生分解性の高分子(微生物などの働きで分解される高分子材料)に注目しています。ただし、こうした材料は有望である一方、強度などの機械的性能や、水蒸気…

公開日: 2026年09月25日 21:21

栄養表示「Nutri-Score」をエネルギー密度に合わせて調整できるか——ノルウェーの食品データで検証した試み 研究論文OpenAlexデンマーク

栄養表示「Nutri-Score」をエネルギー密度に合わせて調整できるか——ノルウェーの食品データで検証した試み

食品の栄養価を成分から点数化し、簡潔な表示にまとめる仕組みを栄養プロファイリングと呼びます。欧州のいくつかの国で包装前面の表示として使われているNutri-Scoreは、その一例です。Nutri-Scoreには飲料用、一般食品用、油脂やナッツ・種実など高脂肪食品用の3つのアルゴリズムがあり、エネルギ…

公開日: 2026年09月25日 09:22

魚卵のうま味の可能性を測る――18種の海産魚の卵を分析した研究 研究論文OpenAlexデンマーク

魚卵のうま味の可能性を測る――18種の海産魚の卵を分析した研究

料理の世界では、魚卵が濃厚で「うま味」に富んだ味わいをもたらすことは経験的によく知られています。しかし研究チームによれば、実際にうま味を生み出す成分が魚卵にどれだけ含まれているかについての定量的なデータは、これまでごくわずかしかありませんでした。とくに遊離のヌクレオチド類のデータが乏しく、相乗効果に…

公開日: 2026年09月25日 09:07

エンドウ豆タンパク質のゲルでチーズ代替品をつくる——酵素処理で硬さと弾力を調整する試み 研究論文OpenAlexデンマーク

エンドウ豆タンパク質のゲルでチーズ代替品をつくる——酵素処理で硬さと弾力を調整する試み

植物由来のチーズ代替品を求める消費者は増え続けていますが、チーズづくりに必要な構造や機能をそなえた高タンパク質のゲルをつくることは、依然として難しい課題だと著者らは述べています。

公開日: 2026年09月21日 04:44

経口プロバイオティクスと糖尿病モデルラットの傷の治り方――初期の閉鎖を早めたとの報告 研究論文OpenAlexデンマーク

経口プロバイオティクスと糖尿病モデルラットの傷の治り方――初期の閉鎖を早めたとの報告

糖尿病では傷が治りにくくなることが知られており、傷口がふさがるまでに時間がかかったり、炎症が長引いたりすることが大きな合併症のひとつとされています。著者らは、現在の治療の多くが傷そのものへの処置(局所的な管理)に重点を置いており、治りにくさの背景にある全身的な要因には十分に対応していない、と指摘して…

公開日: 2026年09月18日 17:37

赤身肉・加工肉を減らす食生活への移行が英国の健康にもたらす影響を試算した研究 研究論文OpenAlexデンマーク

赤身肉・加工肉を減らす食生活への移行が英国の健康にもたらす影響を試算した研究

肉の摂取を減らし、植物性の食品を増やすことは、慢性疾患の予防と環境面の持続可能性という二つの観点から、ヨーロッパ各国で優先課題とされています。これまでの研究でも、政策による働きかけが人々の食のパターンを肉の削減目標に近づけうることは示されてきました。しかし研究チームによれば、そうした食の変化が実際に…

公開日: 2026年09月18日 09:37