研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

ゴボウ根粉末と超音波処理が黒豆乳発酵中の乳酸菌の増殖と酵素活性に与える影響 研究論文OpenAlex台湾

ゴボウ根粉末と超音波処理が黒豆乳発酵中の乳酸菌の増殖と酵素活性に与える影響

ゴボウの根には、イヌリンと呼ばれる多糖類やポリフェノールが多く含まれています。研究チームは、これらが微生物の栄養源にもなりうる点に注目しました。著者らはこれまでに、ゴボウ根を水で抽出して乾燥させたエキスを栄養源として使い、乳酸菌の生育を調べています。今回は抽出工程を経ず、ゴボウ根を凍結乾燥して粉末に…

公開日: 2026年10月20日 06:47

腸と血管のつながりから動脈硬化の「残余リスク」を考える:プロバイオティクスと植物由来抗酸化物質の併用を検証可能な仮説として整理した総説 研究論文OpenAlex台湾

腸と血管のつながりから動脈硬化の「残余リスク」を考える:プロバイオティクスと植物由来抗酸化物質の併用を検証可能な仮説として整理した総説

動脈硬化の治療ではスタチンなどでLDLコレステロールを下げることが中心です。しかし、LDLコレステロールが指針の推奨値に達していても、心筋梗塞や脳梗塞などの虚血性の出来事を起こす患者が一定の割合で残ります。著者らは、この「残余リスク」の一因として、コレステロール低下療法がもともと狙っていない慢性的な…

公開日: 2026年10月19日 07:27

ワインの渋み成分タンニン酸を酵素なしで測る電気化学センサー材料の開発 研究論文OpenAlex台湾

ワインの渋み成分タンニン酸を酵素なしで測る電気化学センサー材料の開発

ワインなどの飲み物の渋みには、タンニンと呼ばれる成分が関わっています。研究チームは、渋みの指標となるタンニン酸を飲み物の中で直接測るための電気化学センサー材料を開発しました。電気化学センサーとは、測りたい物質が電極で反応するときに流れる電流の変化から、その量を調べる装置です。

公開日: 2026年10月18日 07:30

5〜6歳児のビタミンD状態と全身の健康指標との関連を調べた研究:極低出生体重の早産児と正期産児を対象に 研究論文OpenAlex台湾

5〜6歳児のビタミンD状態と全身の健康指標との関連を調べた研究:極低出生体重の早産児と正期産児を対象に

ビタミンDは、カルシウムやリンの吸収を助けて骨の成長を支える栄養素として知られています。さらに、免疫、神経、筋肉や骨格、心臓や血管など、骨以外の多くの器官にも関わると考えられています。著者らによると、世界の新生児・子ども・思春期の若者の30〜50%で、ビタミンDの血中濃度が不十分または欠乏の状態にあ…

公開日: 2026年10月11日 05:58

持続可能なスポーツ栄養の習慣と、競技者の心の強さ・回復感・自己評価パフォーマンスの関係を調べた研究 研究論文OpenAlex台湾

持続可能なスポーツ栄養の習慣と、競技者の心の強さ・回復感・自己評価パフォーマンスの関係を調べた研究

環境への配慮を含む「持続可能な食事」は、スポーツ栄養の分野でも関心を集めています。食事はエネルギーの確保や疲労からの回復、睡眠や気分などに関わるため、競技者にとっては環境の問題であると同時に、日々の準備や回復を支える生活習慣でもあります。

公開日: 2026年10月08日 00:04

食事の「炎症を促しやすさ」と妊娠糖尿病の関連を調べた蘇州の多施設横断研究 研究論文OpenAlex台湾

食事の「炎症を促しやすさ」と妊娠糖尿病の関連を調べた蘇州の多施設横断研究

妊娠糖尿病は、妊娠中に初めて血糖値が高くなる状態で、中国でも重要な妊娠合併症とされています。妊娠中はインスリンが効きにくくなりますが、それを補えるだけのインスリンを膵臓が分泌できないと発症します。この代謝のバランスの崩れには、体内の炎症も関わっている可能性があると考えられています。

公開日: 2026年10月06日 21:49

タイバジル精油の蒸気が収穫後のマンゴーの品質に与える影響 研究論文OpenAlex台湾

タイバジル精油の蒸気が収穫後のマンゴーの品質に与える影響

マンゴーは収穫後も熟し続け、果皮の色が変わり、軟らかくなるとともに、病気による傷みも起こりやすくなります。研究チームは、タイバジルから得られる精油の蒸気が、マンゴー品種「ナムドクマイ・シートン」の収穫後の品質や、果実に黒い病斑を生じさせる炭疽病にどう影響するかを調べました。

公開日: 2026年10月06日 05:29

発酵させたブロッコリーが高脂肪・高果糖食マウスの代謝と筋肉に与えた影響 研究論文OpenAlex台湾

発酵させたブロッコリーが高脂肪・高果糖食マウスの代謝と筋肉に与えた影響

脂肪が過剰にたまる一方で筋肉が減っていく状態は、代謝の不調を考えるうえで重要な問題として知られています。研究チームは、乳酸菌の一種であるラクチプランチバチルス・プランタルムでブロッコリーを発酵させた素材(以下、発酵ブロッコリー)に注目し、これを与えることで代謝や筋肉の状態がどう変わるのかを調べました…

公開日: 2026年10月01日 10:05

メラトニンをβ-シクロデキストリンで包み込む――ミニトマトの保存中の変化を抑える処理の検討 研究論文OpenAlex台湾

メラトニンをβ-シクロデキストリンで包み込む――ミニトマトの保存中の変化を抑える処理の検討

ミニトマトは収穫後も熟成が進みやすく、色づきや水分の減少、酸味の低下といった変化が短期間で進んで品質が落ちてしまいます。著者らは、この収穫後の品質劣化を抑える処理を探るために本研究を行いました。

公開日: 2026年09月30日 09:35

クロスカントリースキー選手における4週間のグルタミン摂取と腸内細菌叢の変化 研究論文OpenAlex台湾

クロスカントリースキー選手における4週間のグルタミン摂取と腸内細菌叢の変化

腸内細菌叢は、代謝の調節や免疫の働き、腸の粘膜が異物を通しにくく保つ「腸管バリア機能」の維持に関わるとされ、近年はアスリートの健康や運動能力に影響する要因としても注目されています。クロスカントリースキーは長時間の練習と高いエネルギー消費を伴う持久系競技で、こうした負荷が消化管の働きや腸内細菌の構成に…

公開日: 2026年09月30日 05:12

植物由来の食品は運動後の回復を助けるのか——36件の介入研究をまとめた系統的レビュー 研究論文Europe PMC台湾

植物由来の食品は運動後の回復を助けるのか——36件の介入研究をまとめた系統的レビュー

激しい運動、とくに筋肉が引き伸ばされながら力を出す動作(坂道の下り走やジャンプの着地など)を繰り返すと、運動誘発性筋損傷と呼ばれる状態が起こります。その後に現れるのが、いわゆる遅発性筋肉痛(DOMS)です。著者らによれば、これに伴って一時的な筋力の低下、関節可動域の縮小、運動パフォーマンスの低下が生…

公開日: 2026年09月29日 13:45

黒コショウと白コショウの抽出物を比べる — 収率・成分・抗酸化と抗菌のはたらき 研究論文OpenAlex台湾

黒コショウと白コショウの抽出物を比べる — 収率・成分・抗酸化と抗菌のはたらき

コショウ(Piper nigrum L.)は世界で広く使われる香辛料であり、同時に生物活性をもつ植物成分の供給源でもあります。著者らによると、コショウの辛味や価値は「オレオレジン」と呼ばれる油状の抽出物、アルカロイドのピペリン、精油といった成分に支えられています。オレオレジンとは、コショウの粉末から…

公開日: 2026年09月29日 07:33