研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

胎内でのマラリア曝露と思春期の血糖値の関係に、食事パターンと食欲は関わるのか――ガーナ農村部の追跡研究 研究論文OpenAlexガーナ

胎内でのマラリア曝露と思春期の血糖値の関係に、食事パターンと食欲は関わるのか――ガーナ農村部の追跡研究

マラリアは今も多くの国で重い公衆衛生上の課題で、患者の大半はサハラ以南のアフリカに集中しています。妊娠中のマラリアは、母親の貧血や低出生体重、胎児の発育遅延などにつながることが知られています。一方でこの地域では、糖尿病や心臓・血管の病気といった生活習慣に関わる病気(非感染性疾患)も増えています。感染…

公開日: 2026年10月12日 06:51

ガーナの市場で働く女性の肥満に関わる要因を調べた横断研究 研究論文OpenAlexガーナ

ガーナの市場で働く女性の肥満に関わる要因を調べた横断研究

肥満は世界的な公衆衛生上の課題で、サハラ以南のアフリカでも都市部を中心に増えています。著者らは、市場で商売をする女性を特に肥満のリスクが高い集団と位置づけています。長時間座って販売を続けること、運動の機会が限られること、食事の時間が不規則になりやすいこと、仕事のストレスが大きいことなどが理由です。そ…

公開日: 2026年10月11日 08:25

アフリカ系の人々の腸内細菌・短鎖脂肪酸と2型糖尿病の関連は、暮らす地域によって異なるか 研究論文OpenAlexガーナ

アフリカ系の人々の腸内細菌・短鎖脂肪酸と2型糖尿病の関連は、暮らす地域によって異なるか

腸内に住む細菌の集まり(腸内細菌叢)と、細菌が食物繊維などを分解して作る「短鎖脂肪酸」は、2型糖尿病との関わりが指摘されています。特に、食物繊維の多い食事から超加工食品の多い食事へと食生活が移り変わる中で、この関係が注目されています。

公開日: 2026年10月09日 01:46

加熱前処理と自然発酵の時間がおからの粉の性質に与える影響 研究論文OpenAlexガーナ

加熱前処理と自然発酵の時間がおからの粉の性質に与える影響

おからは、豆乳や豆腐を作るときに残る大豆の搾りかすです。これまでの報告では、乾燥したおからは食物繊維がおよそ半分、たんぱく質が約25%、脂質が約10%を占めるとされています。それでも多くは家畜の飼料や肥料に回されるか、利用されずに終わっています。食品に使いにくい理由として、生のおからは傷みやすいこと…

公開日: 2026年10月08日 05:20

リキュール製造で浸漬に使われた茶や植物の残りかすに残る栄養成分と生理活性成分を調べた研究 研究論文OpenAlexガーナ

リキュール製造で浸漬に使われた茶や植物の残りかすに残る栄養成分と生理活性成分を調べた研究

リキュールなどの酒類の工業的な製造では、茶葉や木片、乾燥した花などの植物原料をエタノールを含む蒸留酒に漬け込み、香りや成分を引き出す「浸漬(マセレーション)」が行われます。この工程の後には、使い終わった植物原料が「搾りかす(マール)」として大量に残ります。こうした残りかすには、まだ生理活性をもつ成分…

公開日: 2026年10月08日 01:29

食品と腸内細菌、脳のつながりを食品科学の視点から整理した総説 研究論文OpenAlexガーナ

食品と腸内細菌、脳のつながりを食品科学の視点から整理した総説

私たちが食べるものが腸内細菌のはたらきを変え、それが脳にも影響しうるという考え方は「食事・腸内細菌叢・脳の軸」と呼ばれ、近年研究が急速に増えています。腸内細菌叢とは、腸の中にすむ多種多様な細菌の集まりのことです。

公開日: 2026年10月07日 21:36

パパイアの種子抽出物を三種の溶媒で比べる — 植物成分と抗菌性に関する報告 研究論文OpenAlexガーナ

パパイアの種子抽出物を三種の溶媒で比べる — 植物成分と抗菌性に関する報告

抗生物質が効きにくい細菌が世界的に増えていることを背景に、著者らは代替となる抗菌成分を植物から探す研究に取り組みました。取り上げたのはパパイア(Carica papaya)の種子です。論文によれば、パパイアのこれまでの研究は茎や葉に関するものが多く、果実の正味重量の15〜20%を占める種子については…

公開日: 2026年10月03日 08:20

ガーナ・タマレの医療従事者における砂糖入り飲料の摂取状況を調べた研究 研究論文OpenAlexガーナ

ガーナ・タマレの医療従事者における砂糖入り飲料の摂取状況を調べた研究

砂糖入り飲料(SSB)とは、砂糖やブドウ糖果糖液糖、蜂蜜などのカロリーのある甘味料を加えた飲み物のことで、世界保健機関(WHO)の定義では炭酸飲料、果汁入り飲料、スポーツドリンク、エネルギー飲料、砂糖を加えた紅茶やコーヒーなどが含まれます。論文の著者らは、こうした飲料の習慣的な摂取が非感染性疾患(N…

公開日: 2026年10月02日 05:33

ムクナ豆(ベルベットビーン)の機能性食品としての可能性を整理した総説 研究論文OpenAlexガーナ

ムクナ豆(ベルベットビーン)の機能性食品としての可能性を整理した総説

この論文は、ムクナ豆(学名 Mucuna pruriens、英名ベルベットビーン)という、これまで十分に活用されてこなかったマメ科作物について、栄養面と生理機能面の知見を整理した総説です。著者らは、この豆を「機能性食品」と「神経疾患への治療的関心」をつなぐ素材として位置づけ、現時点で何が報告され、何…

公開日: 2026年09月29日 09:25

ガーナ北部の干ばつ脆弱性を評価する——気候モデルと干ばつ指標を組み合わせた研究の報告 研究論文OpenAlexガーナ

ガーナ北部の干ばつ脆弱性を評価する——気候モデルと干ばつ指標を組み合わせた研究の報告

ガーナ北部は半乾燥地域にあたり、農業の多くが雨に依存しています。著者らは、気候変動によってこの地域の干ばつへの弱さ(脆弱性)が強まり、作物生産や食料安全保障、農村の暮らしに深刻なリスクをもたらしていると指摘しています。

公開日: 2026年09月29日 07:21

ヤシオオオサゾウムシ幼虫の栄養と安全性を調理法別に調べた研究 研究論文OpenAlexガーナ

ヤシオオオサゾウムシ幼虫の栄養と安全性を調理法別に調べた研究

ガーナでは、ヤシの木に育つヤシオオオサゾウムシ(Rhynchophorus phoenicis)の幼虫が伝統的な食用昆虫として食べられており、その消費は増えていると論文は述べています。しかし著者らによれば、調理によって栄養成分や安全性がどう変わるのかについての総合的なデータは乏しいままでした。

公開日: 2026年09月28日 19:59

水銀耐性遺伝子merAを手がかりに環境汚染を探る――日本・ベトナム・ガーナの比較調査 研究論文OpenAlexガーナ

水銀耐性遺伝子merAを手がかりに環境汚染を探る――日本・ベトナム・ガーナの比較調査

水銀は、鉱山開発などの人間活動に加え、火山活動や森林火災といった自然現象によっても環境中に放出される汚染物質です。研究チームによれば、とくにガーナのような国で行われる小規模金採掘は、世界の水銀排出の大きな要因のひとつとされています。汚染された環境で主にみられる無機水銀(Hg(II))は、細胞内の重要…

公開日: 2026年09月21日 05:31