研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

加熱調理や乾燥はトマトの機能性成分と抗酸化能をどう変えるか:15研究を整理したレビュー 研究論文OpenAlexエチオピア

加熱調理や乾燥はトマトの機能性成分と抗酸化能をどう変えるか:15研究を整理したレビュー

トマトには、カロテノイド(赤色色素のリコピンやβ-カロテンなど)、ポリフェノールなどのフェノール化合物、L-アスコルビン酸(ビタミンC)といった成分が含まれています。これらは体に何らかの働きをもつ可能性があることから「生理活性成分」と呼ばれ、トマトの抗酸化能(物質の酸化を抑える性質を試験で測った値)…

公開日: 2026年10月20日 19:49

ウチワサボテンの果実は何を含み、健康と持続可能性にどう関わるのか――既存研究を整理したレビュー 研究論文OpenAlexエチオピア

ウチワサボテンの果実は何を含み、健康と持続可能性にどう関わるのか――既存研究を整理したレビュー

気候変動、土地の劣化、水不足、人口増加、そして生活習慣に関わる慢性疾患の増加は、世界の食料システムにとって大きな課題です。こうした状況では、栄養価が高く、厳しい環境でも育つ作物への関心が高まっています。著者らが注目したのは、ウチワサボテン(オプンティア属)、とくに「プリックリーペア」と呼ばれるオプン…

公開日: 2026年10月09日 01:41

エチオピア東部ディレダワの都市部で、思春期の若者の約7人に1人が不健康な食品を毎日購入:関連する要因を調べた地域調査 研究論文OpenAlexエチオピア

エチオピア東部ディレダワの都市部で、思春期の若者の約7人に1人が不健康な食品を毎日購入:関連する要因を調べた地域調査

砂糖や脂肪、塩分が多く栄養素の少ない食品を食べる習慣は、低・中所得国の若者の間で広がりつつあり、公衆衛生上の課題とされています。思春期(10〜19歳)は食習慣が形づくられ、大人になっても続きやすい時期です。

公開日: 2026年10月07日 23:49

食品の固まり方と泡立ちを支える成分の仕組み 研究論文Europe PMCエチオピア

食品の固まり方と泡立ちを支える成分の仕組み

ゼリーの弾力やムースの軽さは、食品の中にどのような構造ができるかによって変わります。著者らは、食品を固める「ゲル化」と、気泡を取り込んで保つ「泡立ち」について、働く成分や仕組み、食品への利用を整理するレビューを行いました。特に、ゲル化と泡立ちを別々に扱うだけでなく、両者が同じ食品の中でどう関わり、構…

公開日: 2026年10月06日 00:28

亜麻仁を与えた鶏の肉と卵に、植物ポリフェノール抽出物を加えると何が変わるか 研究論文OpenAlexエチオピア

亜麻仁を与えた鶏の肉と卵に、植物ポリフェノール抽出物を加えると何が変わるか

鶏の肉や卵にオメガ3系脂肪酸を多く含ませたいという消費者の関心が高まっており、その手段として飼料への亜麻仁(フラックスシード)の添加が広く用いられています。亜麻仁はα-リノレン酸を豊富に含む油糧種子で、鶏はこれを体内でEPAやDHAといった長鎖脂肪酸へ変換できると報告されています。

公開日: 2026年09月14日 17:47

マイクロ波で下処理して太陽光で乾かす――ジャガイモスライス乾燥の新しい工夫を検証した研究 研究論文OpenAlexエチオピア

マイクロ波で下処理して太陽光で乾かす――ジャガイモスライス乾燥の新しい工夫を検証した研究

ジャガイモを長く保存できる形に加工する方法のひとつに、薄切りにして乾燥させ粉末などにする手法があります。天日や太陽光を利用した乾燥は電気代がかからず導入しやすい一方、時間がかかるうえに色や栄養が損なわれやすいという弱点も指摘されてきました。今回、エチオピアのバヒルダール大学に所属する研究者らが、マイ…

公開日: 2026年09月10日 08:58

エチオピアの都市部に暮らす中高生、4割が超加工食品を毎日摂取——学校ベース調査の最初の結果 研究論文OpenAlexエチオピア

エチオピアの都市部に暮らす中高生、4割が超加工食品を毎日摂取——学校ベース調査の最初の結果

ハンバーガーやスナック菓子、清涼飲料水のように、工業的な加工を重ねてつくられる「超加工食品」は、世界的に消費が拡大していると指摘されています。所得の低い国や中程度の国では、食生活が急速に変化する中で、若い世代がこうした食品にどの程度触れているのかがまだよくわかっていません。今回紹介する研究は、エチオ…

公開日: 2026年09月08日 21:32

エチオピアの発酵唐辛子ペースト「アワゼ」に潜む酵母と乳酸菌を分子レベルで特定 研究論文DOAJエチオピア

エチオピアの発酵唐辛子ペースト「アワゼ」に潜む酵母と乳酸菌を分子レベルで特定

唐辛子や香辛料を発酵させた調味料は世界各地にあるが、その発酵を実際に支えている微生物の顔ぶれは、意外と詳しく調べられていないことが多い。エチオピアの伝統的な香辛料ペースト「アワゼ(Awaze)」もその一つで、赤唐辛子やニンニク、赤タマネギ、複数のスパイスを混ぜ合わせて作られる発酵食品として親しまれて…

公開日: 2026年09月06日 22:24

捨てられるアボカドの種、乾燥方法を変えると消化のよい粉になる? 研究論文OpenAlexエチオピア

捨てられるアボカドの種、乾燥方法を変えると消化のよい粉になる?

アボカドを食べたあとに残る大きな種は、多くの場合そのまま廃棄されています。しかしこの種には、たんぱく質やでんぷんといった栄養成分が相当量含まれていることが知られています。ハラマヤ大学(エチオピア)のDesta Dugassa Fufa氏と、オロミア農業研究機構のShure Soboka氏は、この廃棄…

公開日: 2026年09月06日 04:47

エチオピア南部の高地に伝わる『地下のイモ』——テンナンショウ属の一種をめぐる知識と食文化を調べた研究 研究論文OpenAlexエチオピア

エチオピア南部の高地に伝わる『地下のイモ』——テンナンショウ属の一種をめぐる知識と食文化を調べた研究

エチオピア南部、ガモ高地と呼ばれる地域には、Arisaema schimperianum(アリサエマ・シンペリアヌム)というサトイモ科テンナンショウ属の植物があります。現地では「コルツォ(Qolxo)」と呼ばれ、地下にできる球茎(コーム)を食用にする作物です。世界的にはほとんど知られていない「低利用…

公開日: 2026年09月03日 05:28

エチオピアの伝統チーズ「アイブ」、モリンガの葉と種で安全性と栄養を高められるか──研究レビューが示す可能性と課題 研究論文DOAJエチオピア

エチオピアの伝統チーズ「アイブ」、モリンガの葉と種で安全性と栄養を高められるか──研究レビューが示す可能性と課題

エチオピアの家庭で古くから作られてきた発酵乳製品「アイブ」は、バターを作る過程でできる副産物のバターミルク(アレラ)を弱火で加熱し、ホエー(乳清)を取り除いて作られる柔らかい酸味のチーズだ。日常的な副菜として親しまれている一方で、常温では2〜4日程度しか日持ちしないという弱点を抱えている。今回紹介す…

公開日: 2026年09月02日 14:26

ジャガイモの皮は廃棄物からニュートラシューティカルへ?食物繊維やポリフェノールを含む副産物の可能性を整理したレビュー 研究論文OpenAlexエチオピア

ジャガイモの皮は廃棄物からニュートラシューティカルへ?食物繊維やポリフェノールを含む副産物の可能性を整理したレビュー

ジャガイモは世界中で加工・消費されていますが、皮をむいた際に出る「ジャガイモの皮」は、これまで単なる加工残さ(廃棄物)として扱われることが多い副産物でした。今回紹介するレビュー論文は、このジャガイモの皮を、健康に役立つ可能性のある成分(ニュートラシューティカル・機能性食品素材)や、環境負荷の少ないバ…

公開日: 2026年08月29日 13:26