研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

東アジア型の食事を取り入れたケトン食は、肥満を伴う多内分泌代謝性卵巣症候群にどう作用したか 研究論文OpenAlex中国

東アジア型の食事を取り入れたケトン食は、肥満を伴う多内分泌代謝性卵巣症候群にどう作用したか

多内分泌代謝性卵巣症候群(PMOS)は、生殖年齢の女性に多い内分泌・代謝の病気で、2026年に国際的な合意の手続きを経て、それまでの「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」から名称が変更されました。論文の説明によれば、この新しい呼び方は、卵巣の嚢胞だけが本質的な特徴であるかのような印象を避け、全身の内分泌…

公開日: 2026年09月28日 20:34

消化を助ける成分を加えたチョコレートの開発と評価――試験管内実験とコンピュータ解析による検討 研究論文OpenAlexインド

消化を助ける成分を加えたチョコレートの開発と評価――試験管内実験とコンピュータ解析による検討

おなかの調子を整える成分を、日常的に口にしやすい形で届けられないか。研究チームが取り組んだのは、カカオに食物繊維や薬用植物の粉末、天然由来の緩下成分(便通を促す成分)などを組み合わせた「消化を助けるチョコレート」の開発です。

公開日: 2026年09月28日 20:28

グローバルブランドはトルコ市場でどう「現地化」しているのか——食品を中心とした事例分析 研究論文OpenAlexトルコ

グローバルブランドはトルコ市場でどう「現地化」しているのか——食品を中心とした事例分析

世界規模で展開するブランドは、商品開発やブランドの見せ方を各国共通の基準にそろえようとする圧力にさらされています。一方で食品は、味や習慣、伝統、象徴的なモチーフを通じて、その土地の文化がもっとも目に見える形であらわれる分野でもあります。標準化された世界共通の商品が広がることで、地域ごとの味や食の慣習…

公開日: 2026年09月28日 20:23

超加工食品と健康をめぐる議論――「不確実性を認めた上での政策」を求める論考 研究論文OpenAlexデンマーク

超加工食品と健康をめぐる議論――「不確実性を認めた上での政策」を求める論考

2025年11月、医学誌ランセットが超加工食品(UPF)に関する3部構成のシリーズを掲載しました。その第1部でMonteiroらは、超加工食品が長年続いてきた食生活を置き換えることで食事の質が低下し、食事に関連する複数の慢性疾患のリスクが高まるという仮説を示しました。さらに、因果関係を推論するための…

公開日: 2026年09月28日 20:16

摂食障害の地域医療における栄養士の成果measurementツール試行——実行可能性と受け入れやすさの評価 研究論文OpenAlexイギリス

摂食障害の地域医療における栄養士の成果measurementツール試行——実行可能性と受け入れやすさの評価

摂食障害は、身体面・心理面・社会生活の広い範囲に深刻な影響を及ぼす疾患です。その治療において管理栄養士(ダイエティシャン)は重要な役割を担っていますが、著者らによれば、栄養士の関わりがどのような成果につながっているのかは十分に報告されてきませんでした。

公開日: 2026年09月28日 20:11

ヤシオオオサゾウムシ幼虫の栄養と安全性を調理法別に調べた研究 研究論文OpenAlexガーナ

ヤシオオオサゾウムシ幼虫の栄養と安全性を調理法別に調べた研究

ガーナでは、ヤシの木に育つヤシオオオサゾウムシ(Rhynchophorus phoenicis)の幼虫が伝統的な食用昆虫として食べられており、その消費は増えていると論文は述べています。しかし著者らによれば、調理によって栄養成分や安全性がどう変わるのかについての総合的なデータは乏しいままでした。

公開日: 2026年09月28日 19:59

タイのマメ科植物をめぐる伝統医療の知識と産業利用の可能性を整理した総説 研究論文OpenAlexタイ

タイのマメ科植物をめぐる伝統医療の知識と産業利用の可能性を整理した総説

この論文は、タイで利用されているマメ科(Fabaceae)植物について、含まれる成分、薬学的な働き、そして産業での使われ方を幅広く見渡すことを目的とした総説(レビュー論文)です。総説とは、あるテーマについて既に発表された研究を集め、全体像を整理して示すタイプの論文を指します。

公開日: 2026年09月28日 19:50

SNSの短い動画とチャットボットを組み合わせた栄養教育——低体重児をもつ母親の離乳食の知識・態度・実践を調べた研究 研究論文OpenAlexインドネシア

SNSの短い動画とチャットボットを組み合わせた栄養教育——低体重児をもつ母親の離乳食の知識・態度・実践を調べた研究

生後6〜24か月の時期に与える補完食(離乳食、現地ではMP-ASIと呼ばれます)は、子どもの栄養状態を左右する大きな要因のひとつです。原著によれば、開始時期・回数・質・量が推奨を満たさない与え方は、低体重ややせ、発育の遅れのリスク上昇と関連することが、観察研究や介入研究で一貫して示されてきました。イ…

公開日: 2026年09月28日 19:47

ブドウの葉は収穫時期で成分が変わる――3月・5月・9月を比べた研究 研究論文OpenAlexエジプト

ブドウの葉は収穫時期で成分が変わる――3月・5月・9月を比べた研究

ブドウ(Vitis vinifera)は世界で広く栽培される果樹で、エジプトでも栽培が拡大し、地域の農業にとって重要な作物になっています。ただし研究の関心は主に果実とその加工品に向けられてきました。著者らは、葉がフェノール酸、フラボノイド、タンニン、スチルベンなど構造の多様な二次代謝産物(植物が自ら…

公開日: 2026年09月28日 19:41

カカオ豆の殻から抗酸化成分とセルロースを取り出す——廃棄物を無駄なく使う統合プロセスの検討 研究論文OpenAlexブラジル

カカオ豆の殻から抗酸化成分とセルロースを取り出す——廃棄物を無駄なく使う統合プロセスの検討

チョコレートやココアの原料となるカカオは、世界の熱帯産地で年間およそ500万トン(乾燥豆換算)が生産される重要な商品作物です。その加工過程では大量の残渣が生じ、なかでもカカオ豆を覆う外皮(カカオ豆殻)は果実全体の重量の約10〜20%を占めると報告されています。この殻には糖質やタンパク質、脂質に加え、…

公開日: 2026年09月28日 19:33

大豆レシチンにビタミンCまたはイノシトールを加えた飼料は、ギバチ類の成長と生殖腺の発達にどう関わるか 研究論文Europe PMC中国

大豆レシチンにビタミンCまたはイノシトールを加えた飼料は、ギバチ類の成長と生殖腺の発達にどう関わるか

中国の長江や遼河、淮河などの水系に分布するコウライギギ(長吻ギバチ、Leiocassis longirostris)は、味のよい食用魚として古くから親しまれ、人工繁殖技術の進歩とともに養殖が広がってきました。ところが養殖の規模が大きくなるにつれ、良質な稚魚を安定して得るために、成熟した親魚を継続的に…

公開日: 2026年09月28日 18:36

キトサン処理がアシュワガンダの薬用成分蓄積を促す仕組み — カルシウムから始まる信号の連鎖を時間軸で追う 研究論文Europe PMCパキスタン

キトサン処理がアシュワガンダの薬用成分蓄積を促す仕組み — カルシウムから始まる信号の連鎖を時間軸で追う

アシュワガンダ(学名 Withania somnifera、インドニンジンとも呼ばれます)は、南アジアや中東などで古くから用いられてきた薬用植物です。その薬理的な評価を支えているのが「ウィタノライド」と総称される一群の成分で、著者らによれば、これはエルゴスタン骨格を持つステロイド性ラクトン化合物で、…

公開日: 2026年09月28日 18:28