研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

ペルーの若い世代はアンデス穀物をどう買い、なぜあまり食べないのか――購買行動・動機・障壁を調べた調査研究 研究論文OpenAlexチリ

ペルーの若い世代はアンデス穀物をどう買い、なぜあまり食べないのか――購買行動・動機・障壁を調べた調査研究

キヌア、キウィチャ(アマランサスの一種)、カニウア、タルウィ(ルピナス豆の一種)といったアンデス地域の穀物は、たんぱく質や必須アミノ酸、食物繊維を多く含み、厳しい気候や土壌でも育つことから、国連食糧農業機関(FAO)にも重要な食料として認められてきました。ペルーはこれらの世界最大の生産国・輸出国です…

公開日: 2026年10月21日 04:50

ラモンの種子粉はどのようなゲルを作るのか:濃度・加熱温度・塩と砂糖の影響を調べた研究 研究論文OpenAlexチリ

ラモンの種子粉はどのようなゲルを作るのか:濃度・加熱温度・塩と砂糖の影響を調べた研究

食品にとろみをつける素材として最も広く使われているのはでんぷんです。ただし、その生産はトウモロコシ、小麦、ジャガイモ、キャッサバといった少数の作物に偏っています。著者らは、こうした偏りが供給面のリスクや農業の多様化の妨げになると指摘し、あまり活用されていない、気候変動に強い植物をでんぷん源として探る…

公開日: 2026年10月19日 10:38

チリ産インゲンマメ2品種の浸漬水に含まれるフェノール化合物と抗酸化能の分析 研究論文OpenAlexチリ

チリ産インゲンマメ2品種の浸漬水に含まれるフェノール化合物と抗酸化能の分析

乾燥したインゲンマメは、調理の前に水に浸けて戻すのが一般的です。このとき豆に含まれる水溶性の成分の一部は水へ移りますが、浸けた水はふつう捨てられます。研究チームは、この浸漬水に植物由来の「フェノール化合物」がどの程度、どのような形で含まれているかを調べました。フェノール化合物は、ポリフェノールなどを…

公開日: 2026年10月19日 08:15

チリの半乾燥地域のプロポリスが青果物に関わる細菌とカビに示した作用 研究論文OpenAlexチリ

チリの半乾燥地域のプロポリスが青果物に関わる細菌とカビに示した作用

研究チームは、チリの半乾燥地域であるコキンボ地方のプロポリスについて、生鮮青果物に関わる病原性細菌や、収穫後の腐敗を引き起こすカビへの作用を調べました。プロポリスは、ミツバチが植物由来の樹脂などを集めてつくる物質です。この研究では、由来する植物や成分の違いを調べるとともに、培養条件だけでなく、レタス…

公開日: 2026年10月06日 05:21

腸内細菌を使った介入は高齢期の認知機能と筋力を支えるか——システマティックレビューとメタ解析の報告 研究論文Europe PMCチリ

腸内細菌を使った介入は高齢期の認知機能と筋力を支えるか——システマティックレビューとメタ解析の報告

世界保健機関(WHO)は「健康な加齢」を、高齢期の幸福を可能にする生活機能を発達させ維持していく過程としてとらえています。この考え方では、認知機能と身体機能を保つことが、自立や社会参加、生活の質を支えるうえで欠かせません。著者らは、この二つの機能領域に関わる生物学的な仕組みとして腸内細菌に注目しまし…

公開日: 2026年10月04日 04:39

食事と機能性ディスペプシアの関係を整理した総説 研究論文OpenAlexチリ

食事と機能性ディスペプシアの関係を整理した総説

食後の強い膨満感、少量で満腹になる早期飽満感、上腹部の痛みや焼ける感じが続き、日常生活に支障が出ることがあります。検査で説明できる器質的な病気が見つからず、診断基準を満たす場合、この状態は機能性ディスペプシア(FD)と呼ばれます。著者らは、FDの世界的な有病率をローマIV基準で約6.8%と報告された…

公開日: 2026年09月30日 08:19

廃糖蜜を炭素源に用いた酵母の脂質生産――培養温度とC/N比が多価不飽和脂肪酸の組成を左右する 研究論文OpenAlexチリ

廃糖蜜を炭素源に用いた酵母の脂質生産――培養温度とC/N比が多価不飽和脂肪酸の組成を左右する

オメガ3脂肪酸をはじめとする多価不飽和脂肪酸(PUFA)は、細胞膜の構造や炎症反応の調節などに関わる栄養成分です。論文によれば、ヒトはオメガ3脂肪酸を体内で合成できないため食事から摂る必要があり、従来は魚油や植物油が供給源となってきました。しかし著者らは、その生産には環境面・経済面・持続可能性の面で…

公開日: 2026年09月30日 05:34

寝たきり状態で筋肉と骨に何が起きるのか——両者のつながりに着目した総説 研究論文OpenAlexチリ

寝たきり状態で筋肉と骨に何が起きるのか——両者のつながりに着目した総説

高齢者は入院して退院した後、転倒や骨折の危険が大きく高まることが知られています。その主な理由として、ベッド上での安静によって筋肉と骨が急速に衰えることが挙げられます。加齢に伴う筋肉や骨の減少はふつう時間をかけて少しずつ進みますが、急に体を動かさない状態になると、サルコペニア(筋肉量と筋力の低下)や骨…

公開日: 2026年09月30日 03:41

超加工食品の摂取を減らすと何が起きるか——アルゼンチンを対象にした試算研究 研究論文OpenAlexチリ

超加工食品の摂取を減らすと何が起きるか——アルゼンチンを対象にした試算研究

超加工食品(UPF)とは、工業的な加工を重ねてつくられた食品を指す分類です。その摂取を減らすことは、人々の健康を改善する方策として広く提案されてきました。しかし研究チームは、健康面だけでなく環境面でも同時に利点が得られるかどうかは、減らしたUPFの代わりに何を食べるかによって左右されると指摘していま…

公開日: 2026年09月25日 17:32

アマゾンの果実トゥクマとウシの成分と抗酸化のはたらきを比べた研究 研究論文OpenAlexチリ

アマゾンの果実トゥクマとウシの成分と抗酸化のはたらきを比べた研究

食品に含まれる油脂は時間がたつと酸化して品質が落ちるため、これを遅らせる目的でBHT(ブチルヒドロキシトルエン)やBHA(ブチルヒドロキシアニソール)といった合成の酸化防止剤が広く使われてきました。一方で、合成保存料を長く摂り続けることへの懸念や、自然由来の原材料を好む消費者の志向を背景に、植物から…

公開日: 2026年09月19日 05:34

アーモンドミルクを凍らせて濃縮する ― 加熱による濃縮との比較研究 研究論文OpenAlexチリ

アーモンドミルクを凍らせて濃縮する ― 加熱による濃縮との比較研究

アーモンドミルクは、牛乳の代わりとして選ばれることが増えている飲料です。研究チームによれば、その背景には、牛乳アレルギーや乳糖不耐症の広がり、植物性の食生活への関心、乳製品の生産にともなう環境面・倫理面の問題意識があります。一方でアーモンドミルクは傷みやすく、日持ちが短いため、輸送や保管の途中で損失…

公開日: 2026年09月17日 07:33

包装内の空気組成を変えて夏カボチャの冷蔵品質を保つ試み 研究論文OpenAlexチリ

包装内の空気組成を変えて夏カボチャの冷蔵品質を保つ試み

ズッキーニなどを含む夏カボチャ(Cucurbita pepo L.)は、種子が大きく硬くなる前の未熟な状態で収穫される果実です。皮が薄くやわらかいため傷みやすく、著者によれば適切に扱っても収穫後の日持ちは通常1〜2週間程度にとどまります。さらにこの作物は低温に弱く、5℃を下回る温度で貯蔵すると、表面…

公開日: 2026年09月14日 22:05