研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
ブドウ蒸留酒の香りを左右する『発酵をどこで止めるか』——トロンテル種を用いた研究
ピスコやグラッパのような香り高いブドウ蒸留酒は、ブドウ果汁を発酵させたのち蒸留してつくられます。この際、酵母による発酵を途中で人為的に止める『発酵停止』という工程が使われることがあり、これによって果汁に残る糖分や酵母の代謝状態、香りのもとになる揮発性成分(前駆体)の量が変わってきます。ただし、発酵を…
公開日: 2026年08月27日 00:37
球茎か子球茎か——ブラジル産タロイモの栄養と加工特性を比較した研究
タロイモ(Colocasia esculenta)は、炭水化物を豊富に含む根菜(イモ類)の一種で、ブラジルでも栽培されています。地下にできる大きな塊茎は「球茎(コーム)」、その周囲にできる小さな塊茎は「子球茎(コーメル)」と呼ばれますが、これまで市場では子球茎の方が高く評価される傾向にあり、球茎は相…
公開日: 2026年08月22日 05:31
アンデスの雑穀「発芽」を科学で最適化する ― グルテンフリー食品への応用を探る研究
キヌアという名前は最近すっかり定着しましたが、同じアンデス地方には「カニワ」や「キウィチャ」といった、あまり知られていない擬似穀物も存在します。これらは小麦などの穀物とは植物学的に異なるものの、穀物のように調理・加工できることから「擬似穀物」と呼ばれています。今回紹介する論文は、こうしたアンデス擬似…
公開日: 2026年07月19日 21:32
ペルー産タルウィ豆、色の違う3品種で成分にどんな差? 粉末の性質を詳しく調べた研究
南米アンデス地域には、日本ではあまり馴染みのない伝統作物がいくつもあります。今回紹介する「タルウィ(ルピナス・ムタビリス)」もその一つで、豆の一種として古くから食べられてきました。こうした地域固有の作物は、成分や性質をきちんと調べることで、将来的に食品産業へ活用しやすくなると考えられています。今回紹…
公開日: 2026年07月04日 18:27
一さじのはちみつは、雨の記憶を持っている
ペルーのアマゾン奥地、ワヤガ川流域の森で、ある小さなハチが研究者の注目を集めています。針を持たないミツバチの一種で、体長はわずか数ミリ。2019年10月から2023年4月にかけて行われた調査で、このハチが生み出すはちみつの量が、季節ごとの降雨量と強く連動していることが報告されました(トロピカル・アン…
公開日: 2026年06月15日 10:36