研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る
牛乳・ヨーグルト・チーズは口の健康を守るのか?乳製品の成分と口腔ケアをめぐる研究レビュー
むし歯や歯周炎は世界で35億人以上が抱えているとされ、その治療にかかる費用は年間4420億米ドルを超えるといわれています。フッ素塗布やシーラント(歯の溝を樹脂で埋める処置)といった専門的な予防法は効果が知られている一方、実際に受けている子どもの割合は必ずしも高くなく、誰でも手軽に取り入れられる予防策…
取得日: 2026年08月31日 15:21
コンニャクの食物繊維、加工の仕方で腸内環境への働き方が変わる可能性——in vitro実験のメタ分析から
こんにゃくの主成分として知られるグルコマンナンは、水に溶ける食物繊維の一種で、腸内細菌のエサ(プレバイオティクス)になりうる素材として注目されてきました。しかし実際の研究結果を見渡すと、腸内細菌叢への効果は一定せず、条件によって結果がばらつくことが課題として指摘されています。なぜ効果にばらつきが出る…
取得日: 2026年08月29日 14:21
食物繊維の摂取量と『体の動かしにくさ』の関係、大規模追跡調査から見えてきたこと
加齢とともに歩行や階段の上り下り、ベッドからの立ち上がりが少しずつおっくうになる——こうした『粗大運動制限』と呼ばれる状態は、要介護や入院につながる手前のサインとして知られています。この段階での予防に食事がどう関わるのかはまだよくわかっていません。中国の成都体育学院などに所属する研究者らのグループは…
取得日: 2026年08月28日 14:22
低食物繊維食による便秘、甜甜カプセルの摂取でラットの排便機能や腸内細菌叢に変化——中国の研究
食物繊維の摂取不足は、便秘と密接に関わることが知られています。便秘に対しては下剤がよく使われますが、長期使用や不適切な使用は下痢や電解質バランスの乱れといった副作用を招くことがあるとされています。今回、中国の清華大学、中国薬科大学、南京中医薬大学附属病院、河北御芝林医薬有限公司の研究者らのグループが…
取得日: 2026年08月27日 22:28
クズの根を2種の微生物で発酵させると栄養・香りはどう変わるか——酵母と枯草菌の共発酵に関する研究
クズ(Pueraria thomsonii)の根はイソフラボン類を豊富に含み、伝統的に薬用・食用として利用されてきました。しかし、その主要成分であるプエラリンやダイジン、ゲニスチンなどは配糖体(糖がくっついた形)として存在しているため、腸での吸収や利用が限られること、また独特の青臭さや渋みがあり、高…
取得日: 2026年08月27日 20:29
新疆のラクダ乳発酵食品、地域ごとに異なる微生物と香りの関係を調査
中国・新疆ウイグル自治区では、ラクダの乳を自然に発酵させた乳製品が伝統的に作られており、栄養価の高さで評価されています。ただし、自然発酵は特定のスターター菌を使わず、環境中の微生物にゆだねる製法であるため、複雑な微生物の生態系が関わり、製品ごとの品質にばらつきが生じやすいという課題があります。今回紹…
取得日: 2026年08月27日 00:29
サボテンの発酵飲料を粉末に――乾燥方法と包接材料の組み合わせで変わる品質
近年、乳酸菌などで発酵させたのちに菌を不活化した『ポストバイオティクス』が、果物や野菜を原料とした機能性食品素材として注目されています。ただし、こうした発酵液をどのような方法で粉末に加工すれば良い品質になるのかについては、体系的な検証がまだ十分ではありません。今回紹介する研究では、サボテンの一種であ…
取得日: 2026年08月27日 00:29
クロモジ精油は発酵ソーセージの微生物と香りにどう影響するか、マルチオミクス解析で検討
発酵ソーセージは中国で広く食べられている伝統食品ですが、自然発酵に頼る製法では腐敗菌や病原菌に汚染されるリスクがあり、品質や安全性の面で課題があるとされています。こうした背景から、天然由来の添加物を使って微生物のバランスや風味を改善できないかが研究のテーマとなっています。今回紹介する研究では、クロモ…
取得日: 2026年08月27日 00:29
馬乳酒由来の乳酸菌、腸の幹細胞を介して腸粘膜の修復を助ける可能性 マウス実験で報告
下痢は人にとっても動物にとってもありふれた不調ですが、なかでもサルモネラ菌(Salmonella typhimurium)などの病原菌による感染性下痢は、腸のバリア機能を壊し、腸内細菌のバランスを崩し、傷ついた腸の粘膜が再生する力まで弱めてしまうことが知られています。治療には抗生物質が使われてきまし…
取得日: 2026年08月26日 15:30
嚥下障害のある高齢患者、栄養開始7日目のカロリー摂取量とその後の生存の関連は? コホート研究の報告
加齢に伴って飲み込みの機能が低下する「嚥下障害」は、高齢者によくみられる状態です。神経や筋肉の働き、認知機能、気道を守る力などが衰えると、食べ物がうまく飲み込めなくなり、誤嚥や栄養不足につながることがあります。特に嚥下障害が重く、口から十分な栄養がとれない高齢者では、胃に直接管を通して栄養を入れる「…
取得日: 2026年08月26日 14:30
白血病治療と腸内細菌のバランス:食物繊維・腸内フローラ・腸バリアをめぐる研究レビュー
白血病の治療は、化学療法や造血細胞移植、抗菌薬の投与など、患者の体に大きな負担がかかる過程です。この間、腸の中に棲む微生物の集まり(腸内細菌叢)も強いストレスにさらされることが知られています。今回紹介する総説論文は、こうした治療の過程で腸内細菌叢がどのように変化し、それが腸のバリア機能や感染リスク、…
取得日: 2026年08月26日 02:33
乳酸菌×卵殻粉末でカルシウム強化ジュースに?ブルーハニーサックル果汁の共発酵研究
ブルーハニーサックル(学名:Lonicera caerulea L.、ハスカップとも呼ばれる青い果実)は、ポリフェノールやアントシアニンを含むことで知られる果実です。一方で、そのまま搾った果汁は苦味や渋味が強く出やすいという課題もあります。今回紹介する研究では、この果汁を乳酸菌で発酵させ、さらに卵殻…
取得日: 2026年08月25日 18:29