研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る
捨てるはずの皮が主役に――ドラゴンフルーツの皮とオーツを使った機能性ロール開発の研究
鮮やかな赤紫色の果肉が特徴のドラゴンフルーツ(Hylocereus polyrhizus)。食べた後に残る皮は、通常そのまま捨てられてしまうことがほとんどです。しかし近年、食品加工で出る廃棄物を減らしつつ、健康によいとされる成分を加えた「機能性食品」への関心が高まっています。今回紹介する研究では、こ…
取得日: 2026年08月25日 15:34
植物性ミルクは動物性ミルクの代わりになるか——雑穀ミルクに着目した総説論文
牛乳や乳製品は、豊富な栄養素と多様な生理活性成分を持つことから、古くから人間の食生活の中心的な存在とされてきました。しかし近年、乳糖不耐症や牛乳アレルギー、さらには環境の持続可能性への関心の高まりを背景に、動物由来のミルクから、大豆やアーモンド、オーツ、米などの植物・穀物由来の代替ミルクへと関心が広…
取得日: 2026年08月16日 20:26
食品ロスを減らす鍵はAIとデジタルツイン?収穫後の品質管理を見直すレビュー研究
スーパーで買った野菜や果物が、思ったより早く傷んでしまった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。実は、収穫された農産物や食品が消費者に届くまでの「収穫後」の段階で発生するロスや廃棄は、世界の食料生産量の13〜14%にものぼり、その経済的損失は年間およそ4000億ドルにも達すると報告されています。こ…
取得日: 2026年08月14日 17:26
小児の消化管の健康と食物繊維:摂取不足の実態と便秘・腹痛・炎症性腸疾患への関わりを整理したナラティブレビュー
子どもの便秘やお腹の不調に悩む家庭は少なくありません。「野菜や果物、全粒穀物をもっと食べさせたほうがいいのだろうか」と感じたことがある方もいるのではないでしょうか。今回紹介するのは、小児の消化管の健康における食物繊維の役割について、これまでの研究をまとめたナラティブレビュー(既存の文献を整理し論点を…
取得日: 2026年08月14日 10:26
タケノコの機能性成分に注目——栄養と健康をめぐる可能性を整理した研究
春の味覚として親しまれるタケノコ。煮物や炊き込みご飯などでおなじみですが、実は近年、単なる食材としてだけでなく「機能性食品」としての注目度が高まっていることをご存知でしょうか。イネ科の多年生植物であるタケの若い芽であるタケノコは、アフリカ、アジア、南米など幅広い気候帯で見られ、建築材や家具、工芸品、…
取得日: 2026年08月13日 20:27
海藻から作った『カーボンドット』、エビの鮮度保持に役立つ可能性 ― 抗酸化・UV遮蔽の基礎研究
海藻といえば、食物繊維やミネラルが豊富な食材というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。実は近年、海藻に含まれる多糖類やポリフェノールを原料にして、ナノサイズの炭素材料「カーボンドット(CDs)」を作る研究が進められています。カーボンドットは直径10ナノメートル以下という非常に小さな粒子で、抗…
取得日: 2026年08月12日 23:26
発酵させた雑穀が腸内環境にもたらす変化とは―伝統食品を科学する
雑穀(ミレット)は雨が少ない土地でも育ちやすく、気候変動の影響を受けにくい穀物として世界各地、特に開発途上国で古くから食べられてきました。栄養価の高さでも知られていますが、実はこの雑穀を「発酵」させることで、さらに栄養的・機能的な価値が高まる可能性があるといいます。今回紹介する論文は、発酵させた雑穀…
取得日: 2026年08月09日 21:27
インドで学ぶ留学生に何が起きているのか——食生活の変化と栄養摂取をめぐる調査
海外で暮らし始めると、食生活が大きく変わることがあります。これまで欧米諸国に留学した学生を対象に、こうした「食の文化変容」が望ましくない食習慣の変化につながり、栄養状態や健康に影響しうることが報告されてきました。一方で、近年はインドのような文化的に多様なアジアの国々でも国際留学生の受け入れが増えてお…
取得日: 2026年08月08日 00:31
腸内細菌が決める『効くかどうか』の個人差——食事性生理活性化合物の吸収をめぐる研究紹介
ポリフェノールやグルコシノレートといった、野菜や果物、お茶などに含まれる「生理活性化合物」は、慢性疾患のリスク低減と関連づけられることが多く、健康志向の高い人の間で注目されてきました。しかし、実はこれらの成分の多くは、食べたからといってそのまま体に吸収されるわけではありません。今回紹介する総説論文は…
取得日: 2026年08月07日 18:26
雑穀は生活習慣病対策の味方になるか?栄養と腸内環境から見直すレビュー研究
白米やパンなど精製された穀物が主食の中心になって久しい一方で、近年「雑穀」が再び注目を集めています。ヒエ、アワ、キビ、シコクビエといった雑穀は、もともと世界各地の伝統的な食生活で親しまれてきた穀物ですが、心血管疾患や2型糖尿病、肥満といった慢性生活習慣病が世界の死因の3分の2以上を占めるようになった…
取得日: 2026年08月07日 13:26
サワードウパンは血糖に良い?イースト発酵パンとの比較を調べたシステマティックレビュー
パンは私たちの食生活に欠かせない、炭水化物を多く含むエネルギー源です。炭水化物が豊富な食品は血糖値に影響を与えやすいと考えられていますが、実は「どんなパンか」によってその影響は異なるかもしれない、という指摘があります。中でも注目されてきたのが、パン酵母(イースト)ではなく乳酸菌などを使って長時間発酵…
取得日: 2026年08月04日 15:26
黒緑豆を発酵させると消化性アップ?小麦との複合粉づくりに関する研究
豆類は植物性タンパク質の重要な供給源ですが、豆に含まれるタンニンやフィチン酸といった成分が、ミネラルの吸収やタンパク質の消化を妨げる場合があることが知られています。こうした課題に対して、発酵という昔ながらの加工方法が、栄養価や機能性を高める手段として注目されてきました。今回紹介する研究は、黒緑豆(ブ…
取得日: 2026年07月27日 23:29