研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

高タンパク食とプロバイオティクスがラットの体重・脂質・酸化ストレスに与える影響を検証した研究 研究論文OpenAlexブラジル

高タンパク食とプロバイオティクスがラットの体重・脂質・酸化ストレスに与える影響を検証した研究

肥満やそれに関連する脂質異常症、インスリン抵抗性などの代謝の問題は、世界的な健康課題として続いています。こうした状態は過剰なカロリー摂取やエネルギーバランスの乱れ、内臓脂肪の蓄積と結びつくことが多く、食事による介入が体重管理と代謝改善の中心的な方法として位置づけられてきました。

公開日: 2026年09月30日 08:34

りんごとカシューの搾りかすから水素を多く含むバイオガスを得る試み——二段リアクター方式の実験報告 研究論文OpenAlexブラジル

りんごとカシューの搾りかすから水素を多く含むバイオガスを得る試み——二段リアクター方式の実験報告

水素は燃やしても二酸化炭素を出さないため、化石燃料からの転換を支える有力なエネルギー候補とされています。ただし現在広く使われている製造法は天然ガスの改質など化石資源を原料とするもので、有機廃棄物を微生物に分解させて水素を得る方法はまだ開発途上だと論文は整理しています。

公開日: 2026年09月30日 05:59

廃糖蜜を炭素源に用いた酵母の脂質生産――培養温度とC/N比が多価不飽和脂肪酸の組成を左右する 研究論文OpenAlexブラジル

廃糖蜜を炭素源に用いた酵母の脂質生産――培養温度とC/N比が多価不飽和脂肪酸の組成を左右する

オメガ3脂肪酸をはじめとする多価不飽和脂肪酸(PUFA)は、細胞膜の構造や炎症反応の調節などに関わる栄養成分です。論文によれば、ヒトはオメガ3脂肪酸を体内で合成できないため食事から摂る必要があり、従来は魚油や植物油が供給源となってきました。しかし著者らは、その生産には環境面・経済面・持続可能性の面で…

公開日: 2026年09月30日 05:34

豆腐ホエーを使った発酵飲料の味わいを調べる — ブラジルの研究チームによる官能評価 研究論文DOAJブラジル

豆腐ホエーを使った発酵飲料の味わいを調べる — ブラジルの研究チームによる官能評価

豆腐は豆乳を凝固させてつくられますが、その過程でチーズづくりの乳清(ホエー)に相当する液体が大量に生まれます。これが「豆腐ホエー」です。たんぱく質や炭水化物、ミネラルを含む栄養豊富な液体でありながら、多くは排水として処分されており、廃棄にともなう環境負荷が課題として指摘されてきました。

公開日: 2026年09月29日 17:27

スペイン・ブルゴスの小売ムール貝における腸管系ウイルスの検出状況を調べた研究 研究論文Europe PMCブラジル

スペイン・ブルゴスの小売ムール貝における腸管系ウイルスの検出状況を調べた研究

二枚貝は海水を大量に取り込んで餌をこしとる「ろ過食」の生活をしているため、周囲の水に含まれる汚染物質や微生物を体内、とくに消化器官にためこみやすい性質があります。ムール貝のような二枚貝は生や軽い加熱で食べられることも多く、体内に病原体が残っていれば健康上のリスクになりえます。

公開日: 2026年09月29日 08:34

ブラジル・ロライマ州の高齢者における健康的な食品摂取の社会人口学的な差 研究論文OpenAlexブラジル

ブラジル・ロライマ州の高齢者における健康的な食品摂取の社会人口学的な差

ブラジルの食事ガイドラインは、生の果物、豆、野菜を毎日食べることをすすめています。研究チームは、これらの食品を食べているかどうかを示す指標を「健康的な食品摂取のマーカー」と呼び、高齢者の間でその摂取状況が性別や年齢、学歴、肌の色・人種、住んでいる場所といった社会人口学的な特徴によってどう異なるのかを…

公開日: 2026年09月29日 06:57

カカオ豆の殻から抗酸化成分とセルロースを取り出す——廃棄物を無駄なく使う統合プロセスの検討 研究論文OpenAlexブラジル

カカオ豆の殻から抗酸化成分とセルロースを取り出す——廃棄物を無駄なく使う統合プロセスの検討

チョコレートやココアの原料となるカカオは、世界の熱帯産地で年間およそ500万トン(乾燥豆換算)が生産される重要な商品作物です。その加工過程では大量の残渣が生じ、なかでもカカオ豆を覆う外皮(カカオ豆殻)は果実全体の重量の約10〜20%を占めると報告されています。この殻には糖質やタンパク質、脂質に加え、…

公開日: 2026年09月28日 19:33

固いせんべい状の食品を「かんで飲み込む力」を測る検査、ブラジルでの基準値を調べた研究 研究論文OpenAlexブラジル

固いせんべい状の食品を「かんで飲み込む力」を測る検査、ブラジルでの基準値を調べた研究

食べ物をかみ砕き、飲み込むという動作は、歯や舌、あごの筋肉、そしてそれらを制御する神経のはたらきが組み合わさって成り立っています。この機能に問題が生じていないかを臨床の場で手早く確かめるための道具として、TOMASS(固形物の咀嚼・嚥下検査)という検査があります。決まった種類のクラッカーを1枚食べて…

公開日: 2026年09月28日 06:39

規格外のテーブルグレープを活かす試み──ブーゲンビリアの苞を加えたワイン系飲料の研究 研究論文OpenAlexブラジル

規格外のテーブルグレープを活かす試み──ブーゲンビリアの苞を加えたワイン系飲料の研究

輸出用のテーブルグレープ(生食用ブドウ)は、大きさや色つき、傷の有無などの厳しい基準で選別されます。基準を満たさなかった果粒は「規格外」とされ、一部は国内向けに安く売られたり加工に回されたりしますが、それでも引き取り先のない分は廃棄され、収穫後の損失になります。著者らは、この規格外ブドウに新たな用途…

公開日: 2026年09月28日 06:10

アマゾン産果実の加工残渣を比較した研究——アサイーの種子に抗菌・抗酸化成分の有望性 研究論文OpenAlexブラジル

アマゾン産果実の加工残渣を比較した研究——アサイーの種子に抗菌・抗酸化成分の有望性

果物を加工すると、果皮や種子、搾りかすといった残渣が大量に生まれます。研究チームは、こうした食品廃棄物にどのような生物活性があるかを評価することは、食品分野で使える有用成分(生物活性化合物)の供給源を見つけるうえで欠かせないと述べています。

公開日: 2026年09月28日 05:51

キャロブ種子のタンパク質分解物とペクチンで包んだアマニ油 ― 酸化を抑えながら消化のされ方は保つ 研究論文OpenAlexブラジル

キャロブ種子のタンパク質分解物とペクチンで包んだアマニ油 ― 酸化を抑えながら消化のされ方は保つ

アマニ油は多価不飽和脂肪酸を多く含みますが、その一方で酸素と反応して劣化しやすい(酸化しやすい)性質があります。そこで油を微小な粒子の中に閉じ込める「マイクロカプセル化」という方法が使われますが、包む材料によって、酸化のしにくさや、食べたあとで油が消化されるかどうかが変わり得ます。

公開日: 2026年09月28日 05:35

ゴマたんぱく質の性質を変える新手法——高圧均質化とpH調整の組み合わせ 研究論文OpenAlexブラジル

ゴマたんぱく質の性質を変える新手法——高圧均質化とpH調整の組み合わせ

ゴマの種子からたんぱく質を取り出した素材(ゴマたんぱく質分離物、論文ではSMPIと表記)を、食品の原料としてより使いやすくするにはどうすればよいか。研究チームは、その性質を変える手段として「高圧均質化」という処理に注目し、これをpHの調整と組み合わせる方法を検討しました。

公開日: 2026年09月28日 05:24