研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る
食事や睡眠の『タイミング』は月経の不調と関係する? 日本人女性を対象にした横断研究
月経前症候群(PMS)や月経困難症(いわゆる月経痛)は、多くの女性が経験する身近な悩みです。これまで食事の『内容』や睡眠の『質』と月経に関する不調との関係が注目されてきましたが、食事や睡眠を『いつ摂るか・いつ行うか』というタイミングの視点からの研究はまだ十分ではありませんでした。月経周期の後半(黄体…
取得日: 2026年07月24日 23:27
α-ラクトアルブミンの長期摂取は月経関連症状やQOLに影響するか:無作為化プラセボ対照試験の結果
月経前や月経中に、体のだるさや気分の落ち込み、イライラなどを感じる女性は少なくありません。こうした症状は日常生活や仕事のパフォーマンス、いわゆる生活の質(QOL)にも影響しうることから、食事や栄養面からのケアの可能性に関心が寄せられています。今回紹介する研究では、乳タンパク質の一種である「α-ラクト…
取得日: 2026年07月24日 14:26
水管理と気温が黒米の栄養価と収量を左右する ― フィチン酸・抗酸化活性への影響を調べた研究
黒米は抗酸化物質を豊富に含む栄養価の高い穀物として知られていますが、その一方で「フィチン酸」という成分も含んでいます。フィチン酸は植物が種子の中にリンを蓄えるための物質で、体内でミネラルの吸収を妨げる可能性があるとされ、黒米の栄養価に影響を与えうる成分として研究の対象になっています。近年は気候変動に…
取得日: 2026年07月22日 14:27
排便時のガスから腸内環境がわかる? 非侵襲的な新指標を提案した研究を紹介
お腹の調子や腸内環境というと、便を採取して腸内細菌を調べるイメージが強いかもしれません。しかし、腸内細菌が発酵や代謝によって生み出す「腸内ガス」も、腸内環境を映し出す重要な手がかりになると考えられています。とはいえ、これまでの腸内ガスの測定方法は身体への負担が大きく、日常的に調べるのは簡単ではありま…
取得日: 2026年07月20日 18:24
食事の『酸性度』は糖尿病リスクと関係する? 日本人約1.9万人を調べたコホート研究
肉や穀類、野菜や果物など、私たちが日々口にする食品は、体内で代謝される過程で酸性またはアルカリ性の性質を残すと考えられています。こうした食事全体の『酸-塩基バランス』を表す指標は「食事性酸負荷(dietary acid load, DAL)」と呼ばれ、糖代謝に影響を与える可能性が指摘されてきました。…
取得日: 2026年07月19日 23:24
体重に関する『恥ずかしさ』の感情が、糖尿病患者の食事の幅を狭めている? 女性と高齢者で見られた関連
糖尿病の治療では、血糖コントロールのために食事内容が重要な役割を果たすとされています。その中で近年注目されているのが「体重スティグマ」という概念です。これは、自分の体重について他者から偏見の目で見られるのではないか、恥をかかされるのではないかという不安や、自分自身を否定的に評価してしまう感覚を指しま…
取得日: 2026年07月19日 20:27
紅麹米の水抽出物が脂肪細胞の脂質蓄積を抑える仕組みとは?研究紹介
紅麹(べにこうじ)は、米などをMonascus属のカビで発酵させて作られる、東アジアで古くから食品や調味料の色付けなどに利用されてきた発酵素材です。発酵の過程でさまざまな二次代謝産物が生み出されることが知られており、近年ではその水溶性成分が肥満や体重過多に対する代替的なアプローチとして注目され始めて…
取得日: 2026年07月17日 00:24
モーリシャスの養殖場に育つ海藻、抗酸化成分の豊富さを分析
アフリカ大陸東方のインド洋に浮かぶ島国モーリシャスは、西インド洋の中でも有数の広さを誇る排他的経済水域を持ち、その海には食用にできる海藻を含む豊かな海洋資源が眠っているとされます。しかし、こうした資源はこれまで十分に調査されてこなかったといいます。今回紹介する研究は、モーリシャスの魚類養殖施設に自然…
取得日: 2026年07月17日 00:24
フードデリバリーは食の格差を縮めるのか、それとも広げるのか? 中国・杭州市に見るオンライン配達と都市食環境の関係
スマートフォンひとつで好きな料理が自宅に届く「フードデリバリー」は、この十数年で世界中の都市生活に急速に浸透しました。従来、都市の食環境は「中心地システム」と呼ばれる考え方で説明されてきました。大きな繁華街や駅前には飲食店が集まり、郊外や周辺部にはそれほど多くの店がない、という階層的な分布です。徒歩…
取得日: 2026年07月16日 07:25
食料品店へのアクセス、それとも「買い物のしやすさ」? 高齢者のフレイルとの関連を探る研究
年齢を重ねると、食料品の買い物一つをとっても、店までの距離や移動手段、体力の問題などさまざまな要因が関わってきます。こうした「食へのアクセス」のしやすさは、高齢者の心身の衰え、いわゆる「フレイル」とどのように関係しているのでしょうか。今回紹介するのは、日本のある市に住む65歳以上の高齢者を対象に、食…
取得日: 2026年07月16日 06:25
「一汁三菜」は健康的? 料理数の多い食事と心血管リスクの関連を調べた研究
「一汁三菜(いちじゅうさんさい)」という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。ご飯、汁物、そしておかず三品を基本とする、和食の伝統的な献立の形です。和食は心血管疾患による死亡率の低さを通じて、日本人の長寿に寄与している可能性がある食事として注目されてきました。その特徴のひとつが、一回の…
取得日: 2026年07月12日 20:29
短腸症候群の危機を回避? クローン病患者の腸瘻に対する栄養補助食品の使用例
手術を繰り返して小腸が短くなった患者さんにとって、追加の手術は大きなリスクを伴います。もしこれ以上腸を切除すれば、栄養の消化・吸収がうまくできなくなる「短腸症候群」につながりかねないからです。今回紹介する症例報告は、そうした状況に置かれた患者に対して、特定の栄養素を含む経口栄養補助食品を用いた保存的…
取得日: 2026年07月12日 04:26