最新記事一覧

データに基づく独自の成分分析や、旬の食材・行事食のコラムなど、食品に関する最新記事をお届けします。

乾燥卵が1・2位、レバーも上位に——アラキドン酸が多い食品の意外な顔ぶれ データ分析

乾燥卵が1・2位、レバーも上位に——アラキドン酸が多い食品の意外な顔ぶれ

「アラキドン酸」という名前は耳慣れないかもしれませんが、私たちの体の細胞膜を構成する脂肪の一種です。n-6系(えぬろくけい)の多価不飽和脂肪酸に分類され、体内ではプロスタグランジンやロイコトリエンといった、ごく微量で炎症・血圧・平滑筋の収縮などに関わるホルモン様物質の材料になることが知られています。…

2026年06月12日 21:59

食べられるのは15%だけ?廃棄率85%のさざえと意外な仲間たち データ分析

食べられるのは15%だけ?廃棄率85%のさざえと意外な仲間たち

食品を調理するとき、皮をむいたり骨を取り除いたりして捨てる部分があります。廃棄率とは、食品全体の重さに対して、そうした「食べない部分」が占める割合のことです。殻つきの貝なら殻、野菜なら皮や芯——廃棄率が高いほど、購入した食品のうち実際に口に入る量が少なくなります。食材を選んで使いこなすうえで知ってお…

2026年06月11日 20:20

初夏の新ごぼう、しなやかな香りと5.7gの底力 旬の素材

初夏の新ごぼう、しなやかな香りと5.7gの底力

6月の中旬に差しかかるこの時期、青果売り場で細く白い肌をした束が並ぶようになる。新ごぼうだ。晩秋から冬にかけて出回る秋ごぼうと同じ根菜でありながら、春から初夏にかけて若いうちに掘り上げられたごぼう 根 生は、皮が薄く香りが穏やかで、やわらかい。まさに今が旬の走りから盛りへと移る時季にあたる。

2026年06月11日 20:20

調味料の塩分、数字で選べば減らせる 特集

調味料の塩分、数字で選べば減らせる

みそ汁一杯、炒め物のひとかけの醤油。毎日くり返す小さな調味の積み重ねが、塩分摂取量を大きく左右する。ふだん感覚で選んでいるなら、どの調味料をどれだけ使うかを「数字で選ぶ」に変えるだけで、食卓の塩分バランスは着実に動く。

2026年06月11日 20:20

大豆製品、どれを選ぶ?たんぱく質と脂質の実力比較 特集

大豆製品、どれを選ぶ?たんぱく質と脂質の実力比較

豆腐・納豆・油揚げ——どれも同じ大豆から作られるのに、100gあたりのたんぱく質は5gから23gまで大きく開きがある。製法の違いがこれほどの数値の差を生む。

2026年06月11日 19:56

礼文の海から届く、6月のウニが輝くわけ 旬の素材

礼文の海から届く、6月のウニが輝くわけ

6月の上旬、北海道の礼文島・利尻島の漁港が静かに活気づく。生ウニ、とりわけエゾバフンウニの漁が本格的に始まる時期だ。ウニの旬は産地によって異なるが、道北の礼文・利尻エリアでは6月から8月にかけてが最盛期にあたる。今まさに走りの鮮度が市場に出回る、食べどきの入り口である。

2026年06月11日 19:56

骨とエネルギーを支えるリン、意外な食品が上位に データ分析

骨とエネルギーを支えるリン、意外な食品が上位に

リンは、カルシウムとともに骨や歯の主要な構成要素であり、体重の約1%を占める体内に最も多いミネラルの一つです。さらに、体のあらゆる細胞でエネルギーをやり取りする高エネルギーリン酸化合物(ATPなど)の素材として、また細胞膜のリン脂質の構成成分としても広く使われています。まさに体の土台を支える栄養素で…

2026年06月11日 08:32

6月の沖縄から届く、黄金のパイナップル 旬の素材

6月の沖縄から届く、黄金のパイナップル

梅雨前線が列島にかかる6月上旬、本州の食卓が雨空に落ち着くころ、沖縄では太陽をたっぷり浴びたパイナップルが最盛期を迎えている。石垣島や沖縄本島北部の畑で大きくなった果実は、ちょうど今が食べどきだ。国産のパイナップルと聞いて、意外に思う方もいるかもしれないが、沖縄産はこの時期にしか味わえない特別な一品…

2026年06月11日 08:32

脂を減らしたいなら、豚肉の部位差 特集

脂を減らしたいなら、豚肉の部位差

豚肉を買うとき、何を基準にしていますか。価格、見た目、レシピの指定。でも、部位を変えるだけで脂質の量は大きく変わります。

2026年06月11日 08:32

干して5倍——しいたけ・だいこん・ぜんまいの凝縮力 特集

干して5倍——しいたけ・だいこん・ぜんまいの凝縮力

乾物の棚に並ぶ小さな袋の中に、生の食品とは桁違いの密度が詰まっている。「干す」という工程は、水分を飛ばすだけでなく、残った成分を文字どおり押し縮める。しいたけ・だいこん・ぜんまいの三種を生と乾燥後で比べると、その凝縮ぶりが数字に鮮明に現れる。三種それぞれの実力を、成分値から確かめてみよう。

2026年06月10日 19:29

赤身とサシ、和牛の部位で変わるたんぱく質と脂の実力差 特集

赤身とサシ、和牛の部位で変わるたんぱく質と脂の実力差

同じ「和牛」でも、もも赤身とリブロース赤身では、100gあたりのたんぱく質が21.3gと14.0gと7g以上の差がある。一方でエネルギーは176kcalと395kcalとほぼ2倍以上の開きになる。部位の選び方ひとつで、食卓に乗る脂とたんぱく質の量はがらりと変わる。ステーキを選ぶとき、すき焼き用の肉を…

2026年06月10日 16:44

かつお節にヒスチジンが際立って多い理由を数字で読む データ分析

かつお節にヒスチジンが際立って多い理由を数字で読む

「ヒスチジン」という名前を聞いたことがない方も多いかもしれません。ヒスチジンはたんぱく質を構成するアミノ酸の一つで、体内では合成できない「必須アミノ酸」に分類されています。とりわけ乳幼児の成長に欠かせないアミノ酸として、食品安全委員会の評価書でも特記されています。大人の体でも食事から継続的に補う必要…

2026年06月10日 14:45

夏の青魚の王様、アジが今いちばんうまい 旬の素材

夏の青魚の王様、アジが今いちばんうまい

6月に入り、日差しが水面を白く弾くようになると、漁港の朝市に丸々と太ったマアジ(皮つき・生)が並びはじめる。アジといえば一年中手に入る身近な魚だが、初夏から夏にかけてのこの時期は、餌をたっぷり食べて脂がのりはじめる季節。刺身にひいた身が光り、塩を振って焼いただけでも箸が止まらない——そんな「今いちば…

2026年06月10日 14:45

「どこにでもある」のに、肝臓に桁違いに集まる栄養素 データ分析

「どこにでもある」のに、肝臓に桁違いに集まる栄養素

パントテン酸という名前は、ギリシャ語で「あらゆるところにある酸」を意味するとされています。その名のとおり、動植物を問わずさまざまな食品に幅広く含まれており、通常の食事をしていれば不足の心配はほぼないとされる栄養素です。体内では、補酵素(ほこうそ)と呼ばれる「酵素の働きを助ける物質」の一種であるコエン…

2026年06月10日 13:57

清流の初夏を食べる——天然鮎が川に戻る季節 旬の素材

清流の初夏を食べる——天然鮎が川に戻る季節

6月に入ると、清流を縄張りにする魚が川底の石を磨き始める。あゆ 天然 生——全身でスイカのような青くさい香りを漂わせ、その香りを「薫風」とも「若鮎の匂い」とも呼ぶ。一般に旬の最盛期は7〜8月とされるが、6月中旬はまさに「走り」にあたる時期。まだ身体が細く川の流れに透き通るような幼さで、それだけに淡白…

2026年06月10日 13:57

筋肉を回復させる力、食品で差がつくたんぱく質の中身 特集

筋肉を回復させる力、食品で差がつくたんぱく質の中身

運動した後、筋肉は微細な損傷を修復しながら強くなる。その材料になるのがたんぱく質だ。食品によって含有量も、一緒に含まれる成分も違う。今回は日本人の食事摂取基準のデータと日本食品標準成分表(八訂)の数値をもとに、スポーツ後の回復を意識したときに役立つ食品を比べてみる。

2026年06月10日 13:57

甘いのに歯に優しい?糖アルコールが多い食品トップ5 データ分析

甘いのに歯に優しい?糖アルコールが多い食品トップ5

砂糖に似た甘さを持ちながら、歯を溶かす酸をほとんど作らない——そんな性質を持つ成分が「糖アルコール」です。糖の分子にアルコール基と呼ばれる構造をつけた成分で、キシリトール・ソルビトール・マルチトール・エリスリトールなどが代表例。消化管で吸収されにくいため低カロリー甘味料として利用され、ガムや菓子の原…

2026年06月10日 12:48

子どもの骨を育てる、食卓の意外な実力者たち 特集

子どもの骨を育てる、食卓の意外な実力者たち

子どもの骨が最も密度を高めていく時期は、思春期前後の数年間に集中している。この「骨の貯金期」に毎日の食卓でカルシウムをどれだけ意識して届けられるか——それが将来の骨の丈夫さを左右するとされる。成分表のデータを眺めると、なじみ深い食品の中に驚くほど個性豊かな「カルシウム源」が並んでいることに気づく。牛…

2026年06月10日 12:48

6月上旬だけの贈りもの——千葉びわが届く季節 旬の素材

6月上旬だけの贈りもの——千葉びわが届く季節

6月に入ると、千葉の直売所や地元スーパーの果物棚に、ふっくらとしたオレンジ色のびわが並びはじめる。関東産のびわの旬はおおむね6月上旬から中旬ごろが盛りで、まさに今がもっとも食べどきの時期だ。柔らかな果肉をひとくち食べると、甘みと淡い酸味がさっと広がって、「ああ、夏が来た」と感じる——そんな、短い季節…

2026年06月10日 12:48

乾燥卵白がトップ3200mg——メチオニンが凝縮される食品の意外な顔ぶれ データ分析

乾燥卵白がトップ3200mg——メチオニンが凝縮される食品の意外な顔ぶれ

メチオニンは、硫黄を含む含硫必須アミノ酸のひとつで、食事から必ず摂る必要があります。体内ではたんぱく質の材料になるとともに、メチル基供与体としての役割を担います。「メチル基供与体」とは、体の中でさまざまな物質をつくるときに必要な小さな部品(メチル基)を渡す係、くらいのイメージです。同じ含硫アミノ酸の…

2026年06月10日 03:43