最新記事一覧

データに基づく独自の成分分析や、旬の食材・行事食のコラムなど、食品に関する最新記事をお届けします。

処暑のさんま、脂の乗りを数値で見る 季節の行事食

処暑のさんま、脂の乗りを数値で見る

今年の「処暑」は8月23日です。二十四節気のひとつで、太陽黄経150度にあたる日とされ、暑さが収まるころとされています。日付は年によって動きます。とはいえ実際の暑さの引き方には地域差があり、まだまだ蒸し暑さの残る土地も少なくありません。それでも店先を見渡すと、夏野菜に混じって秋の気配を帯びた食材がぽ…

2026年08月20日 09:20

お盆の食卓、そうめん・なす・あずきの持ち場 季節の行事食

お盆の食卓、そうめん・なす・あずきの持ち場

多くの地域では、月遅れ盆として8月13日から16日にお盆が営まれます。一方、東京・神奈川・北海道の一部、金沢市、静岡県の都市部などでは新暦の7月13日から16日に行われるとされています。明治の改暦への対応が地域で分かれたことによるといわれ、同じ「お盆」でも家庭によって日取りが違うのは、この歴史的な経…

2026年08月14日 09:27

山の日、まつたけがセレンで際立つ理由 季節の行事食

山の日、まつたけがセレンで際立つ理由

8月11日は「山の日」でした。この日にちなんで、山菜やきのこ、栗やとちの実といった山の幸に目を向けてみると、初夏から秋にかけて山が私たちに届けてくれる恵みの豊かさに気づかされます。春の若芽から始まり、夏の果実、秋の実りへと続く「山の恵みのリレー」を、栄養成分表のデータとともに眺めてみましょう。

2026年08月13日 09:11

焼き鳥の日、むね肉が主役たる理由 季節の行事食

焼き鳥の日、むね肉が主役たる理由

8月10日は「や(8)きとり(10)」の語呂合わせから生まれた「焼き鳥の日」でした。日付は過ぎてしまいましたが、焼き鳥が一年じゅう食べられるものである以上、この日をきっかけに部位を見比べておいても遅くはありません。焼き鳥といえば串に刺さったさまざまな部位が思い浮かびますが、この記念日と結びつく食材と…

2026年08月11日 18:09

はちみつの甘さの主役は、実は果糖でした 季節の行事食

はちみつの甘さの主役は、実は果糖でした

8月3日は「八(はち)・三(みつ)」の語呂合わせにちなむ「はちみつの日」でした。少し過ぎてしまいましたが、夏の疲れが出てくるのはむしろこれからです。やさしい甘さでほっとひと息つかせてくれるはちみつを、あらためて見直してみましょう。

2026年08月10日 16:27

立秋の枝豆、モリブデンは推奨量の960% 季節の行事食

立秋の枝豆、モリブデンは推奨量の960%

暦の上で秋が始まる立秋を迎えても、実際の暑さはまだ続きます。この時期は残暑を乗り切るため、冷たい麦茶や涼を呼ぶ果物、そして冷えたビールに手が伸びる人も多いのではないでしょうか。食卓にはえだまめやすいか、とうもろこしといった夏の恵みが並び、なかでも枝豆とビールの組み合わせは、居酒屋でも家庭でも定番の光…

2026年08月06日 09:21

うなぎが土用の丑の日に選ばれ続ける理由 季節の行事食

うなぎが土用の丑の日に選ばれ続ける理由

7月26日は土用の丑の日にあたる。夏の暑さで食欲が落ちるこの時期に、栄養豊富な「う」のつく食べ物を口にすると夏バテをしないという言い伝えから、うなぎを食べる風習が今に伝わっている。この「う」のつくものとしては、鰻のほかに梅干し・うどん・瓜なども挙げられてきた。ところで、細長い体つきのうなぎに姿の似た…

2026年07月26日 19:20

土用の丑、なぜうなぎか——脂と一緒にとりたい脂溶性ビタミン 季節の行事食

土用の丑、なぜうなぎか——脂と一緒にとりたい脂溶性ビタミン

7月23日は大暑にあたる。一年で最も暑さが厳しいとされる時期で、この時期をはさむ「土用の丑の日」にうなぎを食べる風習は広く知られている。なぜ他の食材ではなくうなぎなのか。その起源は諸説あり、語呂合わせなど文化的な由来によるところが大きいとされるが、栄養の中身を見ていくと、うなぎには多くの脂溶性ビタミ…

2026年07月22日 05:31

納豆の日、ひきわりを選ぶ理由 季節の行事食

納豆の日、ひきわりを選ぶ理由

7月10日は「な(7)っ(10)とう」の語呂合わせで納豆の日とされる。とはいえ売り場に並ぶのは、糸を引く粒のままの納豆、豆を砕いた挽きわり、塩気の強い五斗納豆と一様ではない。同じ大豆から作られるのに、どれを選ぶかで実は中身がかなり違う。

2026年07月10日 06:15

オクラの断面が星形な理由、中身も七夕向きだった 季節の行事食

オクラの断面が星形な理由、中身も七夕向きだった

七夕の献立には、オクラやそうめんなど星や天の川を思わせる食材が並ぶ。中でもオクラは輪切りにすると断面がきれいな星形になり、そのまま星形の飾り切りとして料理に添えられることが多い夏野菜だ。見た目の楽しさだけでなく、切り口から出てくる粘りにも、実は理由がある。

2026年07月05日 07:24

半夏生になぜたこ?紅しょうがが添う理由 季節の行事食

半夏生になぜたこ?紅しょうがが添う理由

7月2日ごろ、暦の上で「半夏生(はんげしょう)」と呼ばれる日がある。この日にたこを食べる風習が各地に残っているが、なぜよりによって「たこ」なのだろうか。単なる語呂合わせのように語られることもあるが、薬膳・東洋医学的な食の知恵と結びつけて考えると、たこにしょうがを添える組み合わせにはもう一つの見方が見…

2026年07月02日 06:28

半年の穢れを、あずきと流す——水無月の知恵 季節の行事食

半年の穢れを、あずきと流す——水無月の知恵

6月30日、一年の折り返しに日本各地の神社で「夏越の祓(なごしのはらえ)」がおこなわれる。茅(ちがや)で編んだ大きな輪をくぐり、正月から積み重なった半年分の穢れを祓い清める神事だ。この日に京都の人々が食べてきたのが、白いういろうを三角に切り、上にゆであずき(小豆)をのせた菓子、「水無月(みなづき)」…

2026年06月27日 22:03

父の日の食卓は、実は栄養の名手揃いだった 季節の行事食

父の日の食卓は、実は栄養の名手揃いだった

6月の第3日曜日、父の日。アメリカで生まれたこの風習が日本に定着したのは1980年代ごろとされ、今では黄色いバラを贈り、父親の好物を囲む日として広く親しまれています。食卓に並ぶのは、冷えたビールとえだまめ、うなぎやかつおの刺し身、たこの酢の物、そして食後の一杯の緑茶——どこか懐かしく、しかし考えてみ…

2026年06月21日 00:39

和菓子の日、脂質ほぼゼロでも糖質が主役の「甘い贈り物」 季節の行事食

和菓子の日、脂質ほぼゼロでも糖質が主役の「甘い贈り物」

6月16日は「和菓子の日」。平安時代の仁明天皇が嘉祥元年(848年)のこの日、16個の菓子や餅を神前に供えて疫病退散を祈り、民にも菓子を賜ったという故事に由来する。以来、江戸時代には「嘉祥菓子」と呼ばれる菓子を配る風習が武家社会に広まり、明治に入って一度は途絶えたものの、昭和54年に全国和菓子協会が…

2026年06月15日 10:36

もうすぐ牛乳の日!カルシウムを味方につける飲み方・食べ方 季節の行事食

もうすぐ牛乳の日!カルシウムを味方につける飲み方・食べ方

5月も終わりに近づき、初夏の日差しが心地よく感じられる季節になりました。そして3日後の6月1日は「牛乳の日」。国連食糧農業機関(FAO)が2001年に制定した「世界牛乳の日」にちなみ、日本でも牛乳・乳製品の魅力を見つめ直す日として親しまれています。今回はこの機会に、牛乳や身近な乳製品・大豆食品のカル…

2026年05月31日 04:34

5月から始める、カルシウム習慣と乳製品の底力 季節の行事食

5月から始める、カルシウム習慣と乳製品の底力

新緑が目に鮮やかな5月、日差しも強まり身体が活発に動き始めるこの季節は、骨や筋肉を支える栄養素をしっかり補いたい時期でもあります。明日6月1日は「牛乳の日」。国連食糧農業機関(FAO)が2001年に制定したこの記念日は、日本でも乳業界を中心に毎年さまざまな取り組みが行われています。今回は、牛乳をはじ…

2026年05月31日 02:07

小満の恵み:麦が実る季節に味わう栄養の底力 季節の行事食

小満の恵み:麦が実る季節に味わう栄養の底力

5月21日は二十四節気のひとつ「小満(しょうまん)」。万物がすくすくと育ち、麦の穂が黄金色に色づく頃です。「少し満ちる」という名のとおり、大地の恵みがひとつひとつ実り始めるこの季節に、ぜひ注目してほしい食材があります。それが、日本の食卓に古くから根づいてきた「麦」です。

2026年05月24日 08:14