最新記事一覧
データに基づく独自の成分分析や、旬の食材・行事食のコラムなど、食品に関する最新記事をお届けします。
乾燥わかめの塩分23.5gは、大さじ1杯なら0.7g
味噌汁に乾燥わかめを入れるとき、「乾物は塩分が高い」と聞いて手が止まったことはないでしょうか。カットわかめ(乾)の食塩相当量は、可食部100gあたり23.5g。数字だけを見れば、たしかに塩の塊のようです。
2026年08月21日 14:44
とうがんとはまぐり、薬膳「寒」の共通点は高い水分量
薬膳では、とうがん(果実・生)は体のほてりやのぼせを鎮め、夏バテを解消するとされています。一方のはまぐり(生)は、薬膳・東洋医学では体をうるおし、水分代謝をよくするとされる食材です。とうがんは鶏肉、はまぐりはレモンとの食べ合わせがよいとされ、五性はどちらも「寒」、五味はどちらも「甘」を含む点で共通し…
2026年08月20日 09:20
同じ100gなら、じゃがいもの炭水化物はご飯の半分以下
食欲が落ちる時期でも、主食を抜くわけにはいきません。とはいえ「ご飯といも、どちらが軽いのか」と迷ったとき、頼りになるのは印象より成分表の数字です。可食部100gあたりの炭水化物を並べてみると、主食の顔ぶれがはっきり見えてきます。
2026年08月19日 12:01
生きのこは僅差でも、乾燥だけは別基準
「きのこは低カロリー」——それ自体は間違っていません。けれど、店の棚に並ぶ生のきのこを一つひとつ数字で見ていくと、選ぶ理由としては少し弱いことに気づきます。100gあたりのエネルギーはマッシュルーム 生が15kcal、まいたけ 生が22kcal、ぶなしめじ 生が26kcal、エリンギ 生が31kca…
2026年08月18日 08:48
とうもろこしの甘さ、加熱で数値が変わる理由
もぎたてがいちばん甘い、ととうもろこしはよく言われます。収穫直後から甘みが落ちていくとされ、鮮度が味を左右する野菜です。ところが日本食品標準成分表(八訂)の数値を並べると、少し違う顔が見えてきます。スイートコーン 未熟種子 生より、ゆでたものや電子レンジ調理したもののほうが、しょ糖やぶどう糖といった…
2026年08月17日 13:43
みそは塩、ヨーグルトは酸という顔つき
発酵食品と聞くと、乳酸のイメージを持つ人が多いかもしれません。ですが実際に日本食品標準成分表で乳酸の値が収載されているのは、みそではなくヨーグルトです。同じ「発酵食品」でも、その発酵を特徴づけている成分は食品によってまったく違います。みそとヨーグルトを数値で比べると、発酵の「顔つき」の違いが鮮やかに…
2026年08月16日 09:15
だしの濃さは1本の物差しでは測れません
だしの「濃さ」は、うまみの強さという一つの尺度で語られがちです。しかしまこんぶ 素干しと裸節(かつお節の加工品)、かたくちいわし 煮干しの100gあたりの数値を並べると、三者はまったく違う成分で首位を取っていることがわかります。こんぶが強いのはミネラル、裸節が強いのはたんぱく質とうまみ系アミノ酸、煮…
2026年08月15日 11:08
揚げないお弁当、豚ヒレを選ぶ理由は数字にあった
お弁当のおかずを「揚げない」で仕上げようとすると、選択肢は自然と焼く・蒸す・ソテーするに絞られます。その中で栄養の数値を見比べると、ぶたヒレ赤肉 生が100gあたりビタミンB1 1.32mgと、この記事で扱う食材の中で突出して多く含んでいます。同じ100gあたりで比べると、しろさけ生が0.15mg、…
2026年08月14日 09:28
下ごしらえで本当に水分が動くのは、乾物でした
だいこんを水にさらす、なすを塩もみする——下ごしらえの定番として誰もがやったことのある作業です。でも、この一手間で食品の水分が大きく動くかというと、そうでもなさそうです。だいこん 根 皮つき 生の水分は94.6g、ゆでても94.4gとほぼ変わりません。エネルギーも15kcalのまま同じです。なす 果…
2026年08月13日 09:11
梅干しの酸っぱさと塩辛さは別の成分でした
梅干しを一粒、口に入れると、酸っぱさと塩辛さが同時に押し寄せます。この二つの味は、まったく別の成分が担っています。酸っぱさはクエン酸などの有機酸、塩辛さは食塩相当量で表される塩。つまり「酸っぱいから塩分も高いはず」という感覚は、味の印象がたまたま重なっているだけで、別々の話なのです。
2026年08月12日 11:11
「うすくち」「減塩」より数字を見る理由
「うすくち」「減塩」という名前を見ると、多くの人は塩気の少ない調味料を思い浮かべます。ところが食塩相当量を比べると、うすくちしょうゆ 低塩は100gあたり12.8g、こいくちしょうゆ 減塩は8.3gです。「低塩」と名のつくうすくちしょうゆ 低塩のほうが、「減塩」を名乗るこいくちしょうゆ 減塩より食塩…
2026年08月11日 18:10
じゃがいもとキャベツ、加熱で消えるCと消えない酸味
ビタミンCといえば果物、と思われがちです。ところがじゃがいも(皮なし・生)は100gあたりビタミンC28mg、キャベツ(生)は38mg。主菜の脇役になりがちなこの二つにも、地味ながらしっかり収載されています。
2026年08月10日 16:27
銅が多い食品、でも「使う量」まで見ると?
銅の量だけを並べると、差は歴然です。100gあたりで、牛肝臓5.3mg、ほたるいか3.42mg、ごま(いり)1.68mg、大豆(黄大豆・国産・乾)1.07mg、アーモンド(フライ・味付け)0.87mg、干ししいたけ(乾)0.6mg。牛肝臓はほたるいかの1.5倍以上、干ししいたけの約9倍にあたり、この…
2026年08月09日 08:45
海藻の適量、実は種類で全く違う理由
「海藻はミネラル豊富」とひとくくりに語られます。ところが、こんぶ・わかめ・のり・ひじきを並べてみると、含まれるヨウ素の量は桁そのものが違います。同じ「ひとつまみ」でも、選ぶ海藻によって体に入る量の重みはまったく別物です。
2026年08月08日 06:39
揚げ油の脂は量でなく種類で選ぶ
とんかつを豚のどの部位で作るかより、そもそも油に何を使うかで、含まれる脂肪酸の桁が変わります。同じ「揚げ物の脂」でも、油そのものと肉の脂身とでは中身がまったく別物なのです。脂質の多い順に6品を並べて、中身の内訳まで見てみます。
2026年08月07日 08:19
コンビニたんぱく質、100gの数字が裏切る理由
削り節はたんぱく質75.7g、卵は12.5g。100gあたりの数字だけを見れば、6倍以上という開きです。ところが削り節を一度に100gも食べる人はまずいません。コンビニで実際に手に取る量に置き換えると、この差はどう動くのでしょうか。「100gあたりの数字が大きい食品ほど得」という単純な足し算は、実食…
2026年08月06日 09:26
らっきょうの水溶性食物繊維、生18.6g→甘酢漬1.3g
水溶性食物繊維と聞くと、こんぶやわかめのぬめり、熟した果物のとろみを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。ところが100gあたりの数値を並べてみると、ぬるぬるとは無縁な香味野菜が上位に並びます。らっきょう りん茎 生は水溶性食物繊維18.6g、エシャレット りん茎 生は9.1g。どちらも、水に溶…
2026年08月06日 05:15
オートミールが満腹な理由は低カロリーではない
「低カロリー=満腹」と考えるなら、えのきたけ 生(34kcal)やこんにゃく しらたき(7kcal)、だいず おから 生(88kcal)あたりが満足感の主役に見えます。ところが今回並べた食品の中で最もエネルギーが高いのはえんばく オートミールで、100gあたり350kcal。低カロリー勢とは一桁違う…
2026年08月06日 05:09
小松菜とほうれんそう、味以外の差
小松菜とほうれんそうは、どちらも濃い緑色の葉物野菜として、おひたしや炒め物で並べて使われることが多い食材です。見た目も似ていて、レシピの中では「どちらでもいい」と扱われることも少なくありません。ですが日本食品標準成分表(八訂)の実測値を見ると、この2つには意外とはっきりした差があります。さらに視野を…
2026年08月03日 10:20
牛・豚・鶏より、もも派かばら派かで決める
脂身つきの豚ばら肉は、飽和脂肪酸が100gあたり14.6g。同じく脂身つきの牛ばら肉は13.05g。数字だけ見ると近い値ですが、その正体を探ると「牛だから」「豚だから」という種の違いではなく、実は同じ「ばら」という部位が持つ共通の性格だとわかります。
2026年08月02日 06:58