研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
小麦ふすまの食物繊維がトウモロコシでんぷんの消化性を変える? 種類の異なるでんぷんで比較した研究
パンやパスタ、麺類などの食品には、食物繊維とでんぷんが同時に含まれていることがよくあります。この二つの成分は食品の中でただ混ざっているだけでなく、互いに影響し合いながら食品の食感や品質、さらには消化のされ方まで左右すると考えられています。今回紹介する研究では、小麦ふすま由来の不溶性食物繊維(WBID…
公開日: 2026年07月23日 14:32
刺梨(シリ)由来の食物繊維とポリフェノールの複合体、大腸での発酵挙動を調べた研究
刺梨(Rosa roxburghii Tratt)は、ビタミンCをはじめとする成分が豊富とされる果実で、ジュースなどに加工した際に生じる搾りかす(ポマース)には、不溶性食物繊維とポリフェノールが多く含まれることが知られています。ポリフェノールは体によいイメージを持たれがちな成分ですが、実は消化管を通…
公開日: 2026年07月23日 14:31
酵母にあえてストレスを与える?発酵ドライソーセージの酸化を抑える新しい微生物利用法
ドライソーセージやサラミのような発酵肉製品は、保存性や独特の風味が魅力ですが、製造・保存の過程で脂質やタンパク質が酸化してしまうことが品質低下の一因になります。酸化が進むと、風味の劣化や好ましくない成分の生成につながるため、食品科学の分野では抗酸化性のある微生物を発酵に活用する研究が進められています…
公開日: 2026年07月23日 14:30
米ぬかを蒸しパンに5%混ぜると何が変わる? 製粉方法と食味・血糖上昇の関係を調べた研究
米を精米する際に出る「米ぬか」は、食物繊維やポリフェノールを含む一方で、パンや麺などの主食に混ぜると食感や風味が損なわれやすいことが知られています。せっかく栄養価に期待が持てる副産物でも、おいしく食べられなければ普及は進みません。今回紹介する研究では、米ぬかの「製粉のしかた」を変えることで、この食味…
公開日: 2026年07月23日 14:29
米酒粕でエビを発酵させると何が起きる?微生物の違いが風味を左右する仕組みを調査
エビは世界中で親しまれている食材ですが、そのまま加工するだけでなく、発酵させることで独特の風味やうま味を引き出す技術があります。中国などでは古くから「酒粕(さけかす)」を使った発酵食品づくりが行われており、米を原料とした酒粕をエビに使うことで、新しい風味を持つ加工食品が作られています。しかし、酒粕に…
公開日: 2026年07月23日 14:27
西アフリカの主食「ケンケイ」、発酵トウモロコシ食品の科学を読み解く
トウモロコシを発酵させて作る「ケンケイ」という食品をご存じでしょうか。ガーナをはじめとする西アフリカで日常的に食べられている主食で、独特の酸味とテクスチャが特徴です。今回紹介する論文は、このケンケイの原料や発酵、加工に関するこれまでの研究を横断的にまとめたレビュー論文です。単なる伝統食としてだけでな…
公開日: 2026年07月23日 02:28
柑橘の皮を捨てずにパンへ?ガルガル果皮粉末を使った食物繊維強化パンの研究
みかんやレモンの皮は、食べたあとにそのまま捨てられることがほとんどです。しかし近年、こうした果物の皮には食物繊維やポリフェノールなどが含まれていることに注目が集まり、食品廃棄物を減らしながら栄養価の高い食品を作る試みが世界各地で進められています。今回紹介する研究は、柑橘の一種であるガルガル(Citr…
公開日: 2026年07月22日 23:35
豆腐の日持ちを延ばす新しい包装技術とは?国際的な研究をまとめた総説論文を紹介
豆腐は日本だけでなく、アジア各地で親しまれている大豆加工食品です。国や地域によって製法や食感が異なるさまざまな豆腐製品が存在しますが、実は豆腐は傷みやすく、賞味期限が短い食品としても知られています。今回紹介するのは、こうした豆腐製品の種類や特徴を整理しつつ、日持ちを延ばすための新しい包装技術について…
公開日: 2026年07月22日 23:33
パールミレットと豆乳で作る発酵飲料、乳酸菌の生存性を検証した研究
ヨーグルトや乳酸菌飲料のように、生きた微生物と食物繊維などの働きを組み合わせた「シンバイオティック」食品は近年注目を集めています。ただし従来の多くは乳製品をベースにしており、乳製品を摂りにくい人には選択肢が限られていました。今回紹介する研究では、雑穀の一種であるパールミレット(真珠状の穀物で知られる…
公開日: 2026年07月22日 23:32
小麦ふすまを酵素と発酵でアップグレード――機能性パンづくりへの新しいアプローチ
パンや麺の原料となる小麦粉を作るとき、小麦の外皮部分である「ふすま(麦の表皮や胚芽の部分)」は大量に副産物として出てきます。ふすまは食物繊維やミネラル、ビタミン、そして体に働きかけるとされる成分(バイオアクティブ化合物)を豊富に含む、安価で手に入りやすい素材です。しかし独特の食感や風味の問題から、パ…
公開日: 2026年07月22日 23:27
発酵肉・発酵水産食品を見直す——伝統食品が『機能性食品』として再注目される理由
ハムやサラミ、塩辛や魚醤など、世界には肉や魚介類を発酵させてつくる伝統食品が数多く存在します。もともとは冷蔵技術のない時代に食品を長く保存するための知恵でしたが、近年は「発酵」がもたらす独特の風味や健康面での可能性が改めて注目され、世界的な食品市場でも存在感を増しているといいます。今回紹介する総説論…
公開日: 2026年07月21日 18:34
世界の食物繊維・添加糖の摂取量はどう変化してきたか——186カ国のデータから見える地域差
健康的な食事といえば「食物繊維は多めに、添加糖は控えめに」というイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。では実際に、世界の人々はこの30年ほどでどのように食べてきたのでしょうか。今回紹介する研究は、世界185カ国・地域の食事データを用いて、食物繊維と添加糖の摂取量が時代とともにどう変化してきたか…
公開日: 2026年07月21日 17:27