研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

食べ物の画像をどれだけ覚えているか——高カロリー食への「記憶の偏り」を測る新しい検査の開発と検証 研究論文OpenAlexシンガポール

食べ物の画像をどれだけ覚えているか——高カロリー食への「記憶の偏り」を測る新しい検査の開発と検証

食べるという行動は、育ってきた環境や心理状態だけでなく、記憶のはたらきにも左右されると考えられてきました。研究チームは、とくに「エピソード記憶」と呼ばれる、自分が経験した出来事を思い出す記憶が、食べ物の選択や食欲に関わることを先行研究として挙げています。食品の広告は、この記憶のしくみを利用して将来の…

公開日: 2026年09月19日 08:47

「日本の管理栄養士」という設定を与えると、AIは料理写真から見積もる量を一貫して小さくする 研究論文OpenAlex

「日本の管理栄養士」という設定を与えると、AIは料理写真から見積もる量を一貫して小さくする

食事の写真から栄養素の量を推定する技術として、画像と言語の両方を扱えるAI(視覚言語モデル、VLM)の利用が広がっています。手間のかかる自己申告に代わる方法として期待される一方で、著者らは以前の研究で、指示文(プロンプト)の書き方やモデルの選択によって推定精度が大きく変わることを報告していました。た…

公開日: 2026年09月19日 07:23

中国・浙江省と河南省の食生活と心血管疾患死亡の関連を推計した研究 研究論文OpenAlex中国

中国・浙江省と河南省の食生活と心血管疾患死亡の関連を推計した研究

著者らは、望ましくない食事の内容が中国における心血管疾患(心臓や血管の病気)の死亡に、どの程度関わっているかを推計しました。食事は本人の努力や社会の取り組みで変えられる要因であり、地域によって食事の質に差があることが、心血管疾患の負担の地域差につながっている可能性があると論文は述べています。

公開日: 2026年09月18日 10:20

加糖飲料をよく飲む人と心理的苦痛との関連を調べた台湾の調査研究 研究論文OpenAlex台湾

加糖飲料をよく飲む人と心理的苦痛との関連を調べた台湾の調査研究

研究チームは、砂糖で甘くした飲料(加糖飲料)をどのくらいの頻度で飲んでいるかと、心理的苦痛との間に関連があるかどうかを調べることを目的としました。ここでいう加糖飲料とは、糖分を加えた甘い飲み物のことを指します。心理的苦痛は、気分の落ち込みや不安といった精神的な不調の度合いを示す言葉として用いられてい…

公開日: 2026年09月18日 10:09

間食とどう付き合うか——エネルギー密度、量、食感、包装から考える研究者の視点 研究論文OpenAlexイタリア

間食とどう付き合うか——エネルギー密度、量、食感、包装から考える研究者の視点

食事と食事のあいだにとる間食は、欧米型の食生活では1日の摂取エネルギーの20%以上を占めると、この論文は指摘しています。しかも間食の多くは、エネルギー密度が高く、同時においしいものです。ここでいうエネルギー密度とは、食品100グラムあたりに含まれるカロリーの多さのことで、同じ重さでもカロリーが高い食…

公開日: 2026年09月18日 09:51

レシピの材料データから栄養の特徴を機械学習で判別する試み 研究論文OpenAlexインド

レシピの材料データから栄養の特徴を機械学習で判別する試み

料理のレシピが健康的かどうか、あるいは特定の栄養素を多く含むかどうかを人が一つひとつ判断するのは、時間がかかり難しい作業です。とくに大量のレシピをまとめて確認しようとすると、その負担は大きくなります。

公開日: 2026年09月18日 09:34

月経前症候群と6週間のオンライン栄養教育——女子大学生を対象とした前後比較研究の紹介 研究論文OpenAlexトルコ

月経前症候群と6週間のオンライン栄養教育——女子大学生を対象とした前後比較研究の紹介

月経前症候群(PMS)は、月経前の時期に現れ、月経の開始とともに和らぐ心身の不調のことを指します。腹痛や腰痛、頭痛、むくみ、食欲の変化といった身体的な症状から、不安、いらだち、気分の落ち込み、疲労感まで幅広い症状が含まれます。論文によると、生殖年齢の女性における世界的な有病率は47.8%で、このうち…

公開日: 2026年09月18日 07:47

野菜の摂取不足に関連する健康負担は30年でどう変わったか——世界204の国と地域を対象とした分析 研究論文OpenAlex中国

野菜の摂取不足に関連する健康負担は30年でどう変わったか——世界204の国と地域を対象とした分析

野菜はビタミンやミネラル、食物繊維などを多く含み、各国の食事指針で摂取が広くすすめられてきました。研究チームは、野菜の摂取が少ない食事に関連する健康上の負担が、世界全体でどれくらいの大きさなのか、そして1990年から2021年にかけてどのように変化したのかを、体系的に整理することを目的としました。

公開日: 2026年09月18日 04:59

超加工食品と子どもの健康:腸内細菌叢と炎症をめぐるレビュー研究の紹介 研究論文OpenAlex中国

超加工食品と子どもの健康:腸内細菌叢と炎症をめぐるレビュー研究の紹介

子どもや若者の食事に超加工食品(UPF)が占める割合が高まっていることは、長期的な健康への影響という点で大きな関心を集めてきました。超加工食品とは、工業的な加工を重ねて作られた食品を指す呼び方です。

公開日: 2026年09月17日 19:43

重症の脳損傷患者における「連続しない経腸栄養」と腸内細菌叢——総説論文が整理した仮説と課題 研究論文Europe PMCイタリア

重症の脳損傷患者における「連続しない経腸栄養」と腸内細菌叢——総説論文が整理した仮説と課題

集中治療室(ICU)に入る脳損傷の患者は、外傷性脳損傷やくも膜下出血、脳内出血、脳梗塞といった直接的な損傷に加え、敗血症に伴う脳症やICUでのせん妄といった二次的な脳機能障害を起こすことがあります。著者らは、こうした患者が長期の人工呼吸や長いICU滞在を必要としやすく、退院後も認知・身体・精神の障害…

公開日: 2026年09月17日 15:28

自閉スペクトラム症へのオメガ3補給は行動症状に効くのか——12件のランダム化試験を統合した系統的レビュー 研究論文Europe PMCスペイン

自閉スペクトラム症へのオメガ3補給は行動症状に効くのか——12件のランダム化試験を統合した系統的レビュー

自閉スペクトラム症(ASD)は、対人的なコミュニケーションの困難さと、こだわりや反復的な行動を特徴とする神経発達の状態です。中核となる特性のほかに、いらだち(易刺激性)、多動、社会的なひきこもりといった行動面の症状が伴うことも多く、こうした症状に対して承認されている薬にはリスペリドンとアリピプラゾー…

公開日: 2026年09月17日 14:09

がん治療の補助としてのケトン食——期待される効果と代謝面のリスクを乳がんを例に整理した総説 研究論文Europe PMCポーランド

がん治療の補助としてのケトン食——期待される効果と代謝面のリスクを乳がんを例に整理した総説

著者らは、近年がん領域で関心が高まっている「ケトン食」について、現時点でどこまでのことが科学的に言えるのかを、既存の研究をたどりながら整理しました。ケトン食とは、炭水化物の摂取を大きく制限し、そのぶん脂質を多くとる食事法です。体はエネルギー源を糖から「ケトン体」と呼ばれる物質へ切り替え、絶食に近い代…

公開日: 2026年09月17日 13:29