研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

非熱プラズマで種子を処理するとクレソンスプラウトの機能性成分は変わるのか 研究論文OpenAlexルーマニア

非熱プラズマで種子を処理するとクレソンスプラウトの機能性成分は変わるのか

スプラウト(発芽野菜)は栄養価の高い食材として注目されていますが、その機能性成分の量を発芽前の種子処理によって高められないかという研究が進められています。今回紹介するのは、ルーマニアの研究グループがクレソン(Lepidium sativum)の種子に「大気圧非熱プラズマ(NTP)」という技術を使い、…

公開日: 2026年09月08日 06:30

植物性ミルクのビタミンD強化、その中身と選ばれ方を調べた研究 研究論文OpenAlexルーマニア

植物性ミルクのビタミンD強化、その中身と選ばれ方を調べた研究

豆乳やオーツミルクといった植物性飲料は、動物性の牛乳と違って自然の状態ではビタミンDをほとんど含みません。そのため多くの製品では、ビタミンDを人工的に添加する『強化』が行われています。ただし、原料となる植物の種類によって栄養成分にどれくらい差があるのか、また消費者が実際にどのような理由でこれらの飲料…

公開日: 2026年09月05日 19:46

野生のスモモ「ブラックソーン」、生育環境で成分や汚染物質はどう変わるのか 研究論文OpenAlexルーマニア

野生のスモモ「ブラックソーン」、生育環境で成分や汚染物質はどう変わるのか

ヨーロッパの野山や道端に自生する野生果実「ブラックソーン(Prunus spinosa L.)」をご存じでしょうか。ルーマニアでは広く分布していながら、機能性食品の原料としての可能性はまだ十分に調べられていない果実です。今回紹介する研究は、ルーマイン・クルージュ地方の5つの採取地から得たブラックソー…

公開日: 2026年09月05日 03:24

腸内細菌が作る『胆汁酸』はディフィシル菌感染とどう関わるのか——食事との接点を探る研究解説 研究論文OpenAlexルーマニア

腸内細菌が作る『胆汁酸』はディフィシル菌感染とどう関わるのか——食事との接点を探る研究解説

抗生物質を使った後に起こる下痢の中でも、クロストリディオイデス・ディフィシル感染症(CDI)は再発を繰り返しやすいことで知られています。腸内細菌のバランスが崩れることが再発の大きな要因とされていますが、その仕組みの中で近年注目されているのが「胆汁酸」という物質です。ルーマニアのグリゴレ・T・ポパ医科…

公開日: 2026年09月03日 07:33

パンづくりに宿す微生物の力—乳酸菌が変える品質・保存性・栄養 研究論文OpenAlexルーマニア

パンづくりに宿す微生物の力—乳酸菌が変える品質・保存性・栄養

パンは小麦粉と水、酵母だけで作られていると思われがちですが、実際には目に見えない微生物が生地の性質や風味、保存性を左右しています。ルーマニアのステファン・チェル・マレ・スチャバ大学食品工学部に所属する研究者らは、パンづくりにおける乳酸菌(LAB:Lactic Acid Bacteria)の働きについ…

公開日: 2026年09月02日 07:41

サジー(シーバックソーン)の栄養価は品種と年によってどう変わるのか——3年間の追跡調査 研究論文OpenAlexルーマニア

サジー(シーバックソーン)の栄養価は品種と年によってどう変わるのか——3年間の追跡調査

サジー(Hippophae rhamnoides L.)は、オレンジ色の小さな実をつける低木で、カロテノイドやビタミンC(アスコルビン酸)を豊富に含むことで知られています。抗酸化作用や抗炎症作用、組織の修復に関わる働きが報告されており、医薬品や機能性食品の原料として注目を集めている植物です。ただし、…

公開日: 2026年08月31日 20:29

ルーマニアに自生するセイヨウジュウニヒトエ、香りと抗酸化性に着目した基礎研究 研究論文OpenAlexルーマニア

ルーマニアに自生するセイヨウジュウニヒトエ、香りと抗酸化性に着目した基礎研究

ハーブや野草の中には、まだ食品としての可能性が十分に調べられていない種が数多くあります。今回紹介する研究が注目したのは、シソ科の植物「セイヨウジュウニヒトエ(Ajuga reptans L.)」です。青紫の花を咲かせるこの植物は、ルーマニアの植物相に含まれるものの、これまであまり詳しく研究されてこな…

公開日: 2026年08月23日 18:34

妊娠中の食事は子どもの将来の健康にどう関わるのか、これまでの研究を整理したレビュー論文 研究論文OpenAlexルーマニア

妊娠中の食事は子どもの将来の健康にどう関わるのか、これまでの研究を整理したレビュー論文

妊娠中に何を食べるかは、母親自身の体調だけでなく、生まれてくる子どもの成長や将来の健康にまで関わっているかもしれない――そんな考え方が近年注目されています。特定の栄養素を単体で摂る・摂らないという話ではなく、日々の食事の「パターン」全体が影響するのではないかという視点です。今回紹介するのは、この妊娠…

公開日: 2026年08月22日 09:40

黒海の魚介類、栄養価の変化を「窒素の流れ」から読み解く試み 研究論文DOAJルーマニア

黒海の魚介類、栄養価の変化を「窒素の流れ」から読み解く試み

アンチョビやムール貝など、黒海でとれる魚介類は、良質なたんぱく質やオメガ3脂肪酸(EPA・DHA)、体に吸収されやすいミネラルなどを豊富に含む食料源として知られています。しかし近年、海洋環境の劣化が進むなかで、こうした魚介類の栄養価そのものが変化しているのではないかという懸念が指摘されています。今回…

公開日: 2026年08月14日 02:26

アマランサスを乳酸発酵させると何が生まれる? 機能性食品素材としての可能性を探る研究レビュー 研究論文DOAJルーマニア

アマランサスを乳酸発酵させると何が生まれる? 機能性食品素材としての可能性を探る研究レビュー

近年、腸内環境や健康維持への関心から、「発酵食品」や「メタバイオティクス(発酵によって生まれる代謝産物などを活用する考え方)」が注目を集めています。ヨーグルトやぬか漬けのように、乳酸菌を使った発酵は身近な存在ですが、その「発酵させる元の材料(基質)」として何を選ぶかによって、できあがる食品の栄養価や…

公開日: 2026年08月12日 23:27

小麦ビスケットに果実の搾りかすを加えると何が変わる? ミネラルと品質を調べた研究 研究論文OpenAlexルーマニア

小麦ビスケットに果実の搾りかすを加えると何が変わる? ミネラルと品質を調べた研究

りんごジュースや果汁を作るときに大量に出る「搾りかす」。果肉や皮、種の残りを含むこの副産物は、多くが廃棄されているのが実情です。近年では、こうした食品副産物を捨てずに別の食品に活用しようという研究が世界的に注目されています。今回紹介する研究は、りんご・サワーチェリー・桃という3種類の果実の搾りかすを…

公開日: 2026年08月01日 01:45

チェリープラム粉末を加えたヨーグルト、抗酸化成分と食感はどう変わる? 研究論文OpenAlexルーマニア

チェリープラム粉末を加えたヨーグルト、抗酸化成分と食感はどう変わる?

プラムの仲間である「チェリープラム(Prunus Cerasifera Ehrh.)」は、ポリフェノールやアントシアニンを豊富に含み、抗酸化力の高い果実として知られています。近年、こうした植物由来の粉末を乳製品に混ぜ込むことで、栄養価を高めようとする研究が世界的に注目を集めています。今回紹介するのは…

公開日: 2026年08月01日 01:32