研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

ゲノム編集でダッタンソバの種子の苦みを抑える:ルチン分解酵素遺伝子FtRDE2を働かなくした研究 研究論文OpenAlexポーランド

ゲノム編集でダッタンソバの種子の苦みを抑える:ルチン分解酵素遺伝子FtRDE2を働かなくした研究

ダッタンソバは、厳しい環境でも育ちやすい穀物のような作物です。グルテンを含まず、タンパク質やミネラルに加えて、フラボノイドの一種であるルチンを多く含みます。一方で、種子の強い苦みが普及の妨げになっていると、著者らは述べています。

公開日: 2026年10月14日 07:31

インクレチン関連薬による肥満治療中の食事と栄養をどう支えるか:ポーランド栄養学会の専門家声明 研究論文OpenAlexポーランド

インクレチン関連薬による肥満治療中の食事と栄養をどう支えるか:ポーランド栄養学会の専門家声明

肥満治療では近年、「インクレチン関連薬」と呼ばれる薬が使われるようになりました。インクレチンは食事をとると腸から出るホルモンの総称です。これらの薬はそのうちのGLP-1や、GIPとGLP-1の両方に働きかけて、食欲を抑え満腹感を高めます。著者らが紹介する臨床試験では、肥満や体重に関連する合併症を伴う…

公開日: 2026年10月13日 06:52

減量中に筋肉の健康を保つには――食事・運動、肥満手術、薬物療法の研究を整理した総説 研究論文OpenAlexポーランド

減量中に筋肉の健康を保つには――食事・運動、肥満手術、薬物療法の研究を整理した総説

肥満の治療では体重を減らすことが基本ですが、体重が減るときには脂肪だけでなく、脂肪以外の組織(除脂肪量)も減り、その中には骨格筋が含まれる可能性があります。骨格筋は血糖の調節やエネルギー消費に関わり、体を動かす力の土台でもあります。そのため著者らは、減量の成功を体重の減少量だけで判断せず、筋肉の量や…

公開日: 2026年10月12日 11:49

植物由来ポリフェノールと生活習慣病予防に関する文献レビュー:栄養・健康教育への示唆 研究論文OpenAlexポーランド

植物由来ポリフェノールと生活習慣病予防に関する文献レビュー:栄養・健康教育への示唆

肥満、2型糖尿病、心血管疾患、骨粗しょう症、一部のがんなどは「文明病」とも呼ばれ、現代的な生活様式と深く結びついた、感染によらない病気です。著者らは先行研究を引用し、こうした病気が世界の早期死亡の大きな割合を占めること、身体活動の不足や加工食品・塩・砂糖・動物性脂肪に偏り食物繊維やビタミン・ミネラル…

公開日: 2026年10月12日 11:12

大学生が任意強化食品を意識して選ぶ背景と食事の質との関係を調べた研究 研究論文OpenAlexポーランド

大学生が任意強化食品を意識して選ぶ背景と食事の質との関係を調べた研究

食品の「栄養強化」とは、ビタミンやミネラルなどの栄養素を食品に加えることです。法律で義務づけられる強化もあり、甲状腺腫を防ぐためのヨウ素添加塩がその例です。一方、メーカーが製品の栄養価や商品としての魅力を高めるために自主的に栄養素を加えることもあり、これを「任意強化」と呼びます。ビタミン入りの朝食用…

公開日: 2026年10月12日 10:50

食事はフレイルの予防とどう関わるのか:高齢者の食事とフレイルに関する研究を整理した文献レビュー 研究論文OpenAlexポーランド

食事はフレイルの予防とどう関わるのか:高齢者の食事とフレイルに関する研究を整理した文献レビュー

年齢を重ねると、体の予備力が少しずつ失われ、軽い病気やけがのような小さなきっかけでも健康状態が大きく崩れやすくなることがあります。このような状態は「フレイル」と呼ばれます。研究チームは論文の中で、フレイルを、体の内部のバランスを保つ力がしだいに失われ、わずかなストレスでも健康が悪化しやすくなる多面的…

公開日: 2026年10月12日 10:13

自閉スペクトラム症の子どもの食事の多様性と食べることの困難さを比べた研究 研究論文OpenAlexポーランド

自閉スペクトラム症の子どもの食事の多様性と食べることの困難さを比べた研究

自閉スペクトラム症(ASD)の子どもでは、食べ物の好き嫌いが強い、特定の食べ物を拒む、食感・味・におい・温度・見た目に敏感といった食事の困難さが、そうでない子どもより多く見られると報告されています。こうした特徴は、同じものばかり食べたり特定の食品群を避けたりすることにつながり、食事の幅が狭まる可能性…

公開日: 2026年10月12日 05:49

気分障害のある女性を対象に、個別の食事指導と症状・食習慣の変化を調べた小規模パイロット研究 研究論文OpenAlexポーランド

気分障害のある女性を対象に、個別の食事指導と症状・食習慣の変化を調べた小規模パイロット研究

うつ病や双極性障害などの気分障害は、再発を繰り返しやすく、生活の質を大きく損なう病気です。薬物療法や精神療法が治療の中心ですが、論文によると、患者の30〜40%程度は症状が十分に、また持続的に改善しないとされています。そのため、標準的な治療に上乗せできる、薬以外の補助的な方法への関心が高まっています…

公開日: 2026年10月12日 05:46

超加工食品の摂取と慢性腎臓病の進行の関係を整理した総説 研究論文OpenAlexポーランド

超加工食品の摂取と慢性腎臓病の進行の関係を整理した総説

慢性腎臓病(CKD)は、腎臓の構造や働きの異常が3か月以上続く状態です。腎臓のろ過能力の目安である推算糸球体ろ過量(eGFR)の低下や、尿中へのたんぱく質(アルブミン)の漏れの増加などで判断されます。論文によると、世界保健機関(WHO)の推計では世界で約6億7400万人がCKDを抱えています。CKD…

公開日: 2026年10月12日 05:26

コンブチャの微生物共同体「SCOBY」を、茶以外の食品の発酵に使う研究をまとめたレビュー 研究論文OpenAlexポーランド

コンブチャの微生物共同体「SCOBY」を、茶以外の食品の発酵に使う研究をまとめたレビュー

コンブチャは、甘くした茶を発酵させて作る伝統的な飲料です。発酵を担うのは、細菌と酵母が一緒に暮らす微生物の集まりで、SCOBY(細菌と酵母の共生培養)と呼ばれます。微生物は、発酵液の中と、液面にできるセルロースを多く含む膜の両方にすみ分けています。酵母は砂糖を分解してエタノールをつくり、酢酸菌がその…

公開日: 2026年10月12日 05:19

慢性心不全の食事と栄養についての専門家声明:ポーランド栄養学会による知見の整理 研究論文OpenAlexポーランド

慢性心不全の食事と栄養についての専門家声明:ポーランド栄養学会による知見の整理

心不全は、心臓のポンプ機能が低下して全身に十分な血液を送れなくなる病態です。著者らによると、世界で推定6400万人が抱え、入院や死亡の主な原因の一つになっています。薬や医療機器による治療は進歩しましたが、慢性心不全の5年死亡率は50%を超えるとされ、見通しは依然として厳しい状況です。

公開日: 2026年10月12日 05:00

乾燥ライム「ブラックライム」の粉末をショートブレッドクッキーに加えると何が変わるか 研究論文OpenAlexポーランド

乾燥ライム「ブラックライム」の粉末をショートブレッドクッキーに加えると何が変わるか

ブラックライム(ルーミーとも呼ばれます)は、熟したキーライムを果実ごと乾燥させ、硬く黒っぽくなるまで仕上げたものです。強い酸味と乾燥柑橘特有の香りがあり、中東の料理では丸ごと、または粉にして酸味付けや香り付けに使われています。果皮だけでなく果実全体から作られるため、皮だけや搾りかすを使う一般的な柑橘…

公開日: 2026年10月11日 08:19