研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
黒コショウ農家の品質・安全知識を育む普及指導と農家同士の学び
研究チームは、スリランカの黒コショウ農家を対象に、情報の伝え方が食品の品質・安全に関する知識の習得と定着にどう影響するかを調べました。高い価値で取引される農産物の市場では、見た目などの物理的な特徴、純度、汚染物質の量に関する基準が重要になります。しかし、関連情報や収穫後の処理技術にアクセスしにくいこ…
公開日: 2026年10月06日 06:15
食品企業の栄養への取り組みをどう評価するか――世界共通指標と国別指標の比較
研究チームは、食品・飲料企業の栄養改善への取り組みを評価する指標が、どのように変化し、各国の事情に合わせて調整されてきたかを調べました。目的は、国別の指標がまだない国で、食文化や制度に合った評価の仕組みを考えるための材料を整理することです。
公開日: 2026年10月06日 05:47
チョコレートの加工方法と食後の血糖・インスリン・中性脂肪の変化
研究チームは、チョコレートの栄養成分をほぼ変えずに、加工方法によって食後の体の反応が変わるかを調べました。着目したのは、原料を混ぜて練りながら、熱や圧力をかけて押し出す「押出加工」です。原料の一部にこの加工を施したチョコレートと、施していないチョコレートを比較し、血糖、インスリン、中性脂肪の変化や、…
公開日: 2026年10月06日 05:06
ハラレの学校に通う若者の貧血と、家庭・栄養知識との関連
研究チームは、ジンバブエの首都ハラレで学校に通う若者について、貧血がどの程度みられ、どのような生活背景や食習慣と関連するかを調べました。ジンバブエでは貧血が公衆衛生上の課題となっていますが、思春期の若者を対象とした対策に役立つ情報は限られていました。
公開日: 2026年10月05日 06:04
水溶性食物繊維と食物アレルギーの関係を整理した研究
著者らは、水溶性食物繊維が食物アレルギーの予防や治療にどう関わり得るかを検討するため、既存の研究をまとめました。対象は、ペクチン、イヌリン、βグルカン、マンナンの4種類です。細胞実験、動物実験、人を対象とした介入研究を取り上げ、腸内細菌やその代謝産物、免疫細胞への作用を整理しています。
公開日: 2026年10月05日 05:16
外食・中食で「国産食材」はどれくらい重視されるか——日本の消費者調査から
共働き世帯の増加や時間的な余裕の減少などを背景に、家庭で調理する食事から、持ち帰り弁当やおにぎり、総菜といった「中食」、そして「外食」へと食生活の重心が移ってきました。著者らは、2020年時点で中食が家計の食料支出の13.8%、外食が20.6%を占め、合わせて食費全体の3分の1を超えると指摘していま…
公開日: 2026年10月04日 01:37
身体活動は健康に役立つが、肥満の流れを変えるには足りない — ある研究者の論考
肥満は1990年代後半から世界的な「流行」として広く認識されてきました。著者は、肥満とそれに関連する併存疾患がもたらす経済的負担、すなわち医療に直接かかる費用と、早期死亡や生産性低下による間接的な費用が、高所得国・中所得国・低所得国を問わず社会的な関心事になってきたと整理しています。19の国際研究を…
公開日: 2026年10月02日 22:11
イネの塩害に強い品種の遺伝子領域をたどる研究 ― 生殖成長期の耐塩性に関わる第6染色体の候補領域を絞り込む
土壌の塩類集積(塩害)は、世界のイネ生産を妨げる大きな環境ストレスのひとつです。塩分が多い土壌では根が水を吸いにくくなり、ナトリウムや塩化物といった塩分の成分が植物の体内にたまって生育が落ちます。
公開日: 2026年10月02日 08:29
地中海食と日本食を比べる——「アンチエイジング」の観点から生活習慣を見直す系統的レビュー
地中海食と日本食は、どちらも世界的に「健康的な食事」として知られ、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。ただし著者らによれば、地中海食に関する研究の蓄積に比べ、日本食については論文数が少なく、その有効性は科学的に十分に解明されているとは言えない状況にあります。
公開日: 2026年10月02日 08:20
小学校での海洋ごみ授業は何を変えたか——神戸の5年生を対象にした研究の報告
海洋ごみは世界的な環境課題であり、なかでもプラスチックは分解されにくく、時間をかけて細かい破片になって海の生態系に蓄積していきます。研究チームは、この問題の長期的な解決は廃棄物処理の仕組みや政策だけでは足りず、人々の認識や日常の行動が変わるかどうかにも左右されると述べています。日本は廃棄物管理の体制…
公開日: 2026年10月01日 19:56
ウコン抽出物とアルツハイマー病による軽度認知障害の認知機能——単群・非盲検の観察研究
この研究は、アルツハイマー病によって生じた軽度認知障害(MCI)のある人が、ウコン(学名 Curcuma longa)の抽出物を含む食品を摂取した期間に、認知機能の測定値がどう変化するかを調べたものです。MCIとは、記憶や注意などの働きの低下が本人や周囲に気づかれる程度にあるものの、日常生活は保たれ…
公開日: 2026年10月01日 14:29
米由来グルコシルセラミドの摂取と血中免疫細胞の反応を調べた二つのヒト試験
私たちの体には、ウイルスや細菌が入り込んだときに即座に働く「自然免疫」という仕組みがあります。その中で重要な役割を担うのが、異物を取り込んで情報を他の免疫細胞へ伝える「抗原提示細胞」です。血液中を巡る単球(たんきゅう)や、樹状細胞と呼ばれる細胞がこれに当たります。
公開日: 2026年10月01日 10:32