研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る
腸炎ビブリオに挑む新酵素——抗生物質と組む『二刀流』戦略の研究
魚介類の食中毒原因として知られる腸炎ビブリオ(Vibrio parahaemolyticus)は、世界各地で食の安全を脅かす存在です。加熱や薬剤による従来の対策には、食品の風味や栄養を損なったり、薬剤耐性菌の出現や環境汚染につながったりする課題があるとされています。こうした背景のもと、ウイルスの一種…
取得日: 2026年07月22日 22:27
麻辣好きは要注意? 中国西南部の研究、痺れ辛味食行動と高尿酸血症の関連を報告
花椒のピリッとしびれる刺激と唐辛子の辛さが合わさった「麻辣(マーラー)」味は、中国四川や重慶など西南部で日常的に親しまれている食文化です。これまで食事と病気リスクの関係を調べる研究の多くは「辛さ」だけに注目してきましたが、麻味(しびれ)成分については十分に検討されてきませんでした。今回、中国西南部・…
取得日: 2026年07月21日 18:24
発酵乳製品は子どもの喘息・喘鳴リスクと関係する?観察研究をまとめたメタアナリシスから
ヨーグルトやチーズなどの発酵乳製品は、腸内環境によいイメージから健康との関連がしばしば話題になります。近年では、子どもの喘息やぜんそく性の咳(喘鳴)といったアレルギー性の呼吸器症状との関連にも関心が寄せられてきました。今回紹介する研究は、これまでに発表された観察研究を集めて統合的に分析し、発酵乳製品…
取得日: 2026年07月21日 15:27
モンゴル高原の最初期定住民は、何を食べて暮らしていたのか——堆積物DNAが語る多様な食料戦略
モンゴル高原と聞くと、遊牧民が家畜とともに草原を移動する暮らしを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。実際、この地域は乾燥していて季節による変化が激しく、農業には向かない土地とされてきました。そのため、長い間「この環境で人が定住するのは難しく、遊牧こそがこの土地に適した暮らし方だ」と考えられてき…
取得日: 2026年07月19日 23:24
食品加工をシミュレーションで予測する―COMSOLマルチフィジックス活用の現状と課題を整理したレビュー
食品を加熱したり乾燥させたりするとき、食品の内部では温度や水分がどのように変化しているのでしょうか。こうした変化を実験だけで細かく調べるには、多くの時間とコストがかかります。そこで近年、食品工学の分野ではコンピューター上で現象を再現する数値シミュレーションが注目されています。今回紹介する論文は、その…
取得日: 2026年07月19日 21:28
嚥下障害対応食品を目指して:多糖類とタンパク質を組み合わせたゲルの研究
飲み込む力が弱くなった方向けの食品では、噛みやすさや飲み込みやすさを保ちながら、食品としての形やなめらかさも損なわない「ゲル状の食感」をどう作るかが大きな課題になります。とろみ剤や増粘剤を一種類だけ使う方法では、硬さや弾力性といったゲル全体の性質を思い通りにコントロールするのが難しい場合があるとされ…
取得日: 2026年07月19日 21:28
食事のタンパク質、関節の健康と関係する? 英国大規模調査からの報告
変形性関節症や関節リウマチ、痛風といった関節の病気は、多くの人にとって身近な悩みのひとつです。こうした病気の発症には、加齢や体質だけでなく、日々の食生活も関わっているのではないかと考えられてきました。中でも「タンパク質」は筋肉や骨の材料になる栄養素として注目されていますが、その摂取量や由来(肉なのか…
取得日: 2026年07月19日 20:27
野菜をよく食べる高齢者は歯を失いにくい? 中国の大規模追跡調査から見えてきたこと
「野菜をしっかり食べると歯の健康にもいいらしい」——そんな話を耳にしたことがある人もいるかもしれません。実際、これまでの研究でも果物や野菜の摂取と口腔の健康との関連が指摘されてきました。しかし、もともとの歯の残り具合(歯列の状態)によって、その後の歯の喪失の進み方に果物や野菜の摂取頻度がどう関わって…
取得日: 2026年07月18日 17:26
簡易版アンケートで食事の炎症リスクを見分けられるか 中国高齢者を対象にした検証研究
「何を食べているか」は、体の中の慢性的な炎症とも関係があると考えられています。慢性的な低レベルの炎症は、さまざまな生活習慣病の背景にあるとされ、これまで研究者たちは食事が炎症に与える影響を数値化する「食事性炎症指数(DII)」というものさしを使ってきました。ただし、このDIIを正確に算出するには詳細…
取得日: 2026年07月18日 17:26
清涼飲料水の種類と子どもの近視進行に関連はあるか、上海での4年間の追跡調査
スマートフォンやタブレットの普及とともに、子どもや青少年の近視は世界的に大きな健康課題となっています。近視の原因としては、屋外活動の時間や近業(近くを見る作業)の多さなどがよく知られていますが、近年は食生活、特に飲み物の種類との関連にも研究者の関心が向けられています。今回紹介する論文は、中国・上海で…
取得日: 2026年07月18日 17:26
植物性食品の『買いたい』を左右するのは中身か、パッケージか?—消費者心理を探るパイロット研究
健康や環境への意識の高まりから、植物由来の食品(プラントベースフード)を選ぶ人が増えてきたと言われています。しかし、消費者が実際にこうした食品を「買いたい」と思う気持ちや、それが日々の健康的な食習慣につながるかどうかは、どんな要因によって決まるのでしょうか。今回紹介するのは、この疑問を心理学的なモデ…
取得日: 2026年07月18日 17:26
格闘技アスリートの減量期、腸内環境をプロバイオティクスで支えられるか——新研究の紹介
柔道やレスリング、ボクシングなど階級制の格闘技では、試合前に体重を絞り込む『減量』が広く行われています。短期間で体重を落とすため、食事量や水分摂取を極端に制限することも多く、その結果として腹痛や下痢、消化不良といった消化器症状に悩まされる選手が少なくないと言われています。こうした急速減量が腸の状態に…
取得日: 2026年07月17日 19:25