納豆菌(Bacillus subtilis subsp. natto)の特異的同定と定量のためのcomQ標的迅速定量PCRアッセイの開発
プロス・ワン
・目的:納豆菌(Bacillus subtilis subsp. natto)を高精度に識別・定量するqPCR手法の開発
・対象:B. subtilis種複合体70株のゲノム(うち新規シーケンス9株)、市販発酵大豆製品
・方法:クオラムセンシング関連遺伝子comQを標的とした定量的リアルタイムPCRアッセイを構築し比較ゲノム解析・系統解析で検証
・結果:comQは強い純化選択下にあり(dN/dS=0.10)、natto系統42株でほぼ完全に保存、従来マーカー(bioF・IS配列)で異常を示す15株でもcomQ座は構造的に保持
・結果:系統解析でcomQはnatto亜種特異的な単系統クラスターを形成し、従来マーカーより診断信頼性が高い
・結果:定量範囲は広く直線的(R2=0.9973, E=94.2%)、非標的DNAが1万倍過剰でも高い忠実性を維持
・結果:市販発酵大豆製品でcomQコピー数と生菌数が良く相関し、培養増殖なしでの定量が可能
・限界:記載なし(臨床血流感染に関連する日和見的natto系統の追跡にも応用可能と考察)
掲載日: 2026年08月03日
/ 収集: 2026年09月02日 04:45
オーストラリア海域産のシガトキシン産生種Gambierdiscus holmesiiを検出する定量PCRアッセイの開発
プロス・ワン
・目的:クイーンズランド北部でシガトキシン(CTX)類縁体産生が報告されたGambierdiscus holmesiiを種特異的に検出・定量する定量PCR(qPCR)アッセイの開発
・方法:ITS領域を標的に設計、合成gBlocks標準品と細胞ベース検量線で較正
・結果:近縁のGambierdiscus種との交差反応なく、高い特異性・効率・感度を示す
・応用:グレートバリアリーフのヘロン島で採取した環境サンプル12地点中5地点でG. holmesiiを検出
・意義:G. holmesiiの環境モニタリング能力を強化し、シガテラ中毒リスクに対する早期検出と公衆衛生・水産業管理の改善に寄与
掲載日: 2026年08月03日
/ 収集: 2026年09月02日 04:45
食嗜好と性別は摂食中の内側/前頭極前頭前野の近赤外分光法反応と関連する:若年成人における探索的研究
プロス・ワン
・目的は食嗜好・摂取頻度と内側/前頭極前頭前野(MFPR)活動の関連を明らかにすること
・将来的に食欲低下のある高齢者の食嗜好・食欲評価法確立を目指す
・対象は健常若年成人
・方法は質問紙による食嗜好・摂取頻度調査、対照食(典型的な家庭料理)と被験者自身が選んだ好みの食事を摂取させ、fNIRSでMFPR活動を測定
・結果として摂食開始9分後から食事内容によりMFPR活動に差が生じた
・食嗜好とMFPR活動にも関連が見られた
・探索的研究であり結果は限定的
掲載日: 2026年08月03日
/ 収集: 2026年09月02日 04:45
福島の森林における菌床栽培食用キノコ2種の放射性セシウム吸収
プロス・ワン
・目的:福島原発事故後の野外菌床栽培再開に向け、食用キノコの放射性セシウム吸収パターンを解明
・対象:福島県内広葉樹林14地点、ハタケシメジ(Lyophyllum decastes)とムラサキシメジ(Lepista nuda)
・方法:野外菌床栽培実験、空間線量率・子実体137Cs濃度測定、土壌・落葉層汚染との相関解析、移行係数算出
・結果:空間線量率0.04-0.89µSv/h。子実体137Cs濃度はハタケシメジ0.4-12(平均2.2)Bq/kg、ムラサキシメジ0.2-42(平均8.0)Bq/kg、いずれも食品安全基準100Bq/kg未満。ハタケシメジはリター・複数土壌層汚染と相関、ムラサキシメジは表層土壌・腐葉土汚染と相関。集積移行係数はそれぞれ2.72×10⁻⁵、5.72×10⁻⁴ m²/kgで野生キノコより1桁低い
・限界:記載なし
掲載日: 2026年08月03日
/ 収集: 2026年09月02日 04:45
伝統的黒大豆(リンコシア・ヌルビリス)の種皮のアップサイクル:NRF2-HO-1を介した抗酸化・抗脂肪生成効果
エスニックフード誌
・目的:韓国の伝統的黒大豆リンコシア・ヌルビリス(ソモクテ)の廃棄種皮を機能性食品素材としてアップサイクル利用する可能性を検討
・対象:R. nulubilis種皮抽出物(RNHE)、3T3-L1脂肪前駆細胞
・方法:ポリフェノール・フラボノイド含量測定、ラジカル消去活性評価、細胞毒性試験、脂肪蓄積・脂肪生成マーカー(PPARγ、C/EBPα、FABP4等)発現解析、活性酸素種(ROS)測定、NRF2-HO-1経路解析
・主要結果:高いポリフェノール(598.67 mg GAE/g)・フラボノイド(156.09 mg CE/g)含量と強い抗酸化活性を確認、200 µg/mLまで細胞毒性なし、用量依存的に脂質蓄積を抑制し脂肪生成マーカーを低下、特に分化初期段階で抑制効果が強く(C/EBPβ、C/EBPδ発現低下と関連)、細胞内ROS減少と抗酸化防御系の増強を確認、NRF2-HO-1シグナル経路の活性化がメカニズムとして示唆
・限界:記載なし(細胞レベルの検討にとどまる)
掲載日: 2026年08月03日
/ 収集: 2026年09月02日 04:45
インド各地の大学生における摂食行動とBMIに対する心理社会的・食事的影響
サイエンティフィック・リポーツ
・目的:インド大学生の心理社会的・食事要因と摂食行動・BMIとの関連を検討
・対象:インド6地域の農業大学生3,150名
・方法:自記式質問票と身体計測、14の二値行動変数を主成分分析(PCA)
・結果:外的手がかり・情動反応性(PC2)がBMIと正相関(β=+2.04)、食事習慣・文化的乖離(PC1)が負相関(β=-1.54)、ポジティブ情動・仲間非依存(PC6)が負相関(β=-0.84)。穀物摂取は十分(100%)だが緑葉野菜・牛乳・果物摂取が推奨量よりそれぞれ約31-34%、13-18%、10-20%不足。情緒的脆弱性・環境的手がかりが高BMIと関連、構造化された食習慣・情緒的安定は防御的
・限界:記載なし
掲載日: 2026年08月03日
/ 収集: 2026年09月02日 04:45
それは軽くて低カロリーに聞こえる!音象徴が食品への期待を形作る
フード・クオリティ・アンド・プレファレンス
・目的はブランド名の音象徴が食品知覚に与える影響の検証
・対象はオンライン実験参加者合計601名
・方法は大きさを連想させる音素(後舌母音・共鳴子音・有声閉鎖音)と小ささを連想させる音素(前舌母音・無声摩擦音・無声閉鎖音)を含む架空ブランド名のスナックの文章記述を提示し評価させる2つのオンライン実験
・結果として大きさ連想音素を含むブランド名の食品はより重く満腹感が高いと知覚された
・軽い食品を好む友人向け購入を想定した場合、小ささ連想音素のブランド名の方が購入意向が高かった
・感覚マーケティングにおける音象徴の考慮の重要性を示唆
掲載日: 2026年08月03日
/ 収集: 2026年09月02日 04:45
発育段階におけるイラン産マイナーメロン2品種の理化学的特性、生理活性化合物、抗酸化活性に関する知見
フード・ケミストリー・アドバンシズ
・目的:イラン国内であまり知られていないメロン2品種('Chaghercheh'および'Zamcheh')の発育に伴う理化学的特性、生理活性化合物、抗酸化活性の調査・比較
・方法:着果から完熟まで10日間隔で5つの発育段階を2年間連続で調査
・結果:果実新鮮重、寸法、果肉厚、果肉割合は発育とともに増加し最終収穫時に最大
・結果:果実硬度、果皮厚、果皮・種子割合は発育に伴い一貫して減少
・結果:完熟時に全可溶性固形分とpHが最大、滴定酸度が最小となり成熟指数が最高値
・結果:ショ糖は着果30日以降に大きく蓄積、ブドウ糖・果糖は徐々に減少
・結果:総クロロフィルは発育に伴い減少、総カロテノイド・総フラボノイドは増加
・結果:アスコルビン酸・総フェノール・抗酸化活性は熟成中に増加し着果30日後にピークとなりその後最終収穫時にかけて減少
・結果:評価した全パラメータで両品種間に有意差あり
・意義:発育段階と品種の両方が理化学的特性・生理活性成分・抗酸化活性の主要決定因子であり、収穫時期最適化や機能性食品開発に有用な遺伝資源となる可能性
掲載日: 2026年08月03日
/ 収集: 2026年09月02日 04:45
Chaetomorpha linum(O.F. Müller)Kützing(1845)からの生理活性化合物・抗酸化物質の収量最大化のための各種抽出技術の比較
アルガル・リサーチ
・目的:オーストラリア産海藻Chaetomorpha linumからの生理活性化合物抽出における各種技術の効果を比較
・対象:C. linum(緑藻)
・方法:マイクロ波支援抽出(MAE)、超音波支援抽出(UAE)、酵素支援抽出(EAE)、従来型溶媒抽出(CSE)の4手法を比較し、総多糖含量・総フェノール含量・総フラボノイド含量・抗酸化活性(DPPH、ABTS、ORAC)を測定
・結果:EAEが総抽出収率最高(28.9%)、次いでUAE(26.1%)、MAE(23.5%)、CSE(17.5%)、EAEは総多糖含量が有意に高い、UAEとMAEはフェノール・フラボノイド含量が有意に高い、UAEとMAEはDPPH・ORACが有意に高い、ABTSはUAEが最も高い
・限界:記載なし
掲載日: 2026年08月03日
/ 収集: 2026年09月02日 04:45
食肉の未来:拡大し持続可能な食料システムにおける生産技術革新
フード・サイエンス・オブ・アニマル・リソーシズ
・目的:食肉生産の変革について、品質・持続可能性・生産効率向上を目指す科学技術革新に焦点を当てて概説
・対象:食肉生産の歴史から現代の産業的食肉生産まで
・方法:文献レビュー
・結果:環境持続可能性、資源効率、倫理的懸念、消費者期待の変化が産業的食肉生産の課題として整理され、細胞農業の概念が従来の食肉生産・代替肉技術と並ぶ将来の農産物・タンパク源生産の補完的アプローチとして紹介される
・結論:食肉の未来は技術的課題にとどまらず、細胞ベース食品の市場導入により食肉科学の領域が広がる学際的な取り組みである
・限界:記載なし(レビュー論文)
掲載日: 2026年08月03日
/ 収集: 2026年09月02日 04:45
コーヒー飲料からのアクリルアミド結合を目的としたイオン液体ベース分子インプリントポリマーの探索的評価
フード・バイオフィジックス
・目的:コーヒー抽出液中のアクリルアミド(AA)を品質を保持しつつ選択的に除去する分子インプリント固相抽出(MISPE)手法を検討
・対象:コーヒー抽出液(ブリュー)、水溶液系
・方法:重合性イオン液体モノマー([H-DMAEMA]、2-(トリメチルアンモニウム)エチルアクリレート等)から4種の分子インプリントポリマー(MIP)を合成、パックドベッド形式でAA吸着挙動をBoltzmannモデルで解析、コーヒーへの適用後にpH・全溶存固形分・色・褐変度を測定
・結果:[H-DMAEMA]酢酸塩由来MIPが水溶液中で最も高いAA親和性(動的インプリント係数1.72)を示す、コーヒー適用ではpH・全溶存固形分・色などの理化学特性は維持されたが、メラノイジンや多糖などとの競合的相互作用によりAA濃度は変化せず
・限界:コーヒーのような複雑なマトリックス中でのAA選択的除去は達成できず、更なる最適化が必要
掲載日: 2026年08月03日
/ 収集: 2026年09月02日 04:45
西部リビアにおけるシドル(ナツメヤシ属)ハチミツの品質:予備的な理化学的および花粉分析研究
リビア医学研究ジャーナル
・目的:リビア西部産シドルハチミツの理化学的品質特性を明らかにし、今後の栄養・治療研究の基礎データを提供
・対象:西部リビア4地域(ザーウィヤ、タルフーナ、サブラータ、カスル・キヤール)で採取したハチミツ試料(計48瓶、地域ごと2複合試料)
・方法:官能指標および花粉分析(メリソパリノロジー)により植物起源を確認、水分・粘度・電気伝導率・可溶性固形分・pH・遊離酸度・ラクトン・全酸度・果糖・ブドウ糖・ショ糖・麦芽糖・グルコース/水比を測定、一元配置分散分析とTukey HSD検定で地域差を評価
・結果:Ziziphus spina-christi花粉が60~67%を占め単花蜜と確認、水分17.40~19.16%、電気伝導率0.015~0.025 S/cm、pHは地域間で有意差(4.20~5.08)、一部地域で一般的なハチミツの上限値(4.5)を超過、果糖44.02~49.62 g/100g、比重と果糖/ブドウ糖比(1.51~1.69)には有意差なし
・限界:試料数が少なく(地域あたり複合試料2点×3反復)、地域差は予備的な示唆にとどまり確定的な地理的差異とは言えない
掲載日: 2026年08月02日
/ 収集: 2026年09月02日 04:45
魚油代替に関するメタボロミクスからの知見:他の代替原料との比較ミニレビュー
ボルネオ海洋科学・養殖ジャーナル
・目的:養殖飼料における魚油代替がもたらす代謝への影響をメタボロミクスの観点から整理
・対象:植物油、動物性脂肪、微細藻類油、粗パーム油などの代替脂質源に関する既存研究
・方法:文献レビュー、代謝経路(β酸化、解糖系、酸化ストレス関連経路)への影響を整理
・結果:魚油代替による代謝変化は魚種特異的であり、酸化ストレス反応・免疫応答・脂質代謝経路が変化、粗パーム油は低コストで生理活性化合物を含み有望な代替原料、代替原料はフィレの脂肪酸組成・抗酸化活性・免疫応答にも異なる影響を与える
・限界:魚種・生育段階を横断した非標的メタボロミクスの適用が不足しており、他のオミクス手法との統合が今後の課題
掲載日: 2026年08月02日
/ 収集: 2026年09月02日 04:45
冬季温室バジル生産におけるヨルダン産火山凝灰岩の無土壌栽培用培地としての性能:収量および品質への影響
国際農業・生物科学ジャーナル
・目的:乾燥・半乾燥地域におけるヨルダン産火山凝灰岩の無土壌栽培培地としての適性評価
・対象:スイートバジル(Ocimum basilicum L. 'Genovese')、無加温温室での2024/2025年冬季栽培
・方法:火山凝灰岩(0-8mm)とココピート・パーライト混合(3:1)を比較、完全無作為配置法(処理あたり3反復)、移植後84日間、同一施肥灌漑体制、2回収穫でシュート鮮重・総収量・カロテノイド・DPPH抗酸化能・根重等を測定、主成分分析を実施
・結果:総収量は両培地で同程度(ココピート・パーライト250.41g/株、凝灰岩246.56g/株)、ココピート・パーライトは全カロテノイド+100.9%、DPPH抗酸化能+131.3%(1666 vs 720 µg TE g⁻¹ DW)、根乾物率は凝灰岩区で有意に高い(P<0.001)、根鮮重はココピート・パーライト区で高い傾向(P=0.071)
・限界:機能性成分を重視する場合、凝灰岩は物理的な調整が必要と示唆
掲載日: 2026年08月02日
/ 収集: 2026年09月02日 04:45
アルギン酸-プルラン封入ハーブ生理活性物質を強化したカッテージチーズスプレッドの加工と品質評価
プロセッシズ
・目的:アルギン酸-プルランでカプセル化したハーブ生理活性物質がカッテージチーズスプレッドの加工特性・品質・冷蔵保存安定性に及ぼす影響を評価する
・対象:ローズヒップ・エキナセア・レブゼヤ抽出物を含むカプセル(0~5%添加)を加えたカッテージチーズスプレッド
・方法:物理化学的性質、生理活性成分組成、抗酸化活性、レオロジー特性、カプセル完全性、官能評価、安全性を評価し、7日間の冷蔵保存試験を実施
・主要結果:カプセル3%添加が強化度と品質のバランスが最良で、ビタミンC 0.94 mg/100g、ポリフェノール6.75 mg/100g、フラボノイド4.50 mg/100g、DPPH抗酸化活性6.0%、官能評価平均4.69/5/カプセル4~5%添加はさらに生理活性成分を増加させたが官能評価は4.11・3.71に低下(視認できる内包物増加、食感・一貫性評価低下による)/保存中、水分含量・水分活性は統計的に安定、乳酸菌数は約7 log10 CFU/g維持/pHは低下、滴定酸度とシネレシスは増加、官能的劣化は3日目以降に顕著/7日目にビタミンC・ポリフェノール・抗酸化活性はそれぞれ初期値の92.6%・95.6%・94.0%を保持/病原微生物は検出されず安全性指標は許容範囲内
・限界:記載なし
掲載日: 2026年08月02日
/ 収集: 2026年09月02日 04:45
様々な焙煎度合いの木材チップが果実蒸留酒の品質と官能特性に与える影響
モレキュールズ
・目的:木材チップの樹種と焙煎度合いがリンゴ蒸留酒の熟成品質に与える影響を分析
・対象:オーク・チェリー・栗・ジュニパー材の木材チップで熟成したリンゴ蒸留酒
・方法:総ポリフェノール量・抗酸化活性(分光光度法)、酸度・エステル含量(滴定法)、色調(CIELab)、揮発性成分(GC-MS)を測定し官能評価を実施
・結果:栗材が他樹種より最も良好な結果を示し中程度の焙煎が最適、オーク材・チェリー材は栗材にやや劣るが同様の傾向、チェリー材の高温焙煎は化学組成に良い影響を与えなかった、ジュニパー材蒸留酒は他樹種と異なる非典型的な理化学的・官能的特性を示し多くの点で対照区に近かった
・結論:樹種と焙煎度の組み合わせにより果実蒸留酒の品質特性が大きく変化する
・限界:記載なし
掲載日: 2026年08月02日
/ 収集: 2026年09月02日 04:45
マヨネーズ中の生理活性添加物としてのリポソーム封入フィトステリルエステル
モレキュールズ
・目的:リポソームに封入したフィトステロールの、マヨネーズ加熱時(保存・揚げ調理を想定)における安定性を検証
・対象:ステアリン酸オレイン酸ステロールを封入したリポソームを2,4,6,8%添加したマヨネーズ
・方法:60℃8時間および180℃30/60/90/120分の加熱を実施し、脂肪含量・脂肪酸組成・オレイン酸およびスチグマステロール含量を測定
・結果:60℃8時間加熱後の脂肪含量は97~98%、180℃60分で100%、120分で75%に低下、オレイン酸含量はリポソーム添加により安定、無添加対照区ではスチグマステロールが79%減少、リポソーム添加区では60℃8時間で3~25%減少、180℃90/120分で90~100%減少
・結論:リポソーム封入フィトステロールエステルは短時間加熱では熱酸化安定性を改善するが、長時間・高強度の加熱による損失は防げない
・限界:長時間高温加熱条件下では効果が失われる
掲載日: 2026年08月02日
/ 収集: 2026年09月02日 04:45
麻の実搾油粕由来タンパク質加水分解物の葉面散布がスマート温室栽培イチゴ(Fragaria × ananassa Duch.)の収量・果実品質・抗酸化特性を向上させる
ホルティカルチュラエ
・目的:麻の実搾油粕由来タンパク質加水分解物(HPH)の葉面散布がスマート温室栽培イチゴに与える効果を評価
・対象:イチゴ品種'Pharachatan 80'
・方法:定植25日後から週1回計5回、水(対照)、市販バイオスティミュラント、HPH7.5%、HPH10.0%を葉面散布し、生育・ミネラル蓄積・生殖形質・収量・果実品質・抗酸化特性を測定
・結果:HPH7.5は生育・K/Mg蓄積を促進し、着果・果数・果重・サイズ・総収量および可溶性固形分・総フェノール・フラボノイド・アスコルビン酸・ABTSラジカル消去活性を向上、HPH10.0はN/P/Ca/Fe/Zn/Mn蓄積・果実硬度・総アントシアニン含量・DPPHラジカル消去活性と関連、主成分分析で両濃度の応答パターンが明確に異なることを確認
・結論:HPH7.5がスマート温室栽培イチゴの生産性・品質向上に最も効果的な葉面バイオスティミュラントである
・限界:記載なし
掲載日: 2026年08月02日
/ 収集: 2026年09月02日 04:45
κ-カラギーナンがヒートインダクションによる無洗浄ナイルティラピア魚肉すり身ゲルのゲル特性と微細構造に及ぼす影響
ゲルズ
・目的:κ-カラギーナン(κ-CG)が無洗浄すり身ゲルの物性・水分分布・分子間相互作用・微細構造に与える影響を検討
・対象:無洗浄ナイルティラピアすり身
・方法:κ-CGを異なる濃度で添加し、レオロジー特性、テクスチャー、低磁場NMRによる水分分布、タンパク質溶解性、FTIR、SEMを測定
・結果:κ-CGは濃度依存的にゲル特性を向上、0.75%添加でゲル強度が対照比2.2倍(47.0 g・cm)、保水力97.9%、蒸煮損失4.0%に改善、不動化水の割合増加(85.9%→88.9%)、疎水性相互作用とジスルフィド結合がゲル網目構造の安定化に寄与、β-シート含量増加とα-ヘリックス減少、0.75%で最も緻密な網目構造(最大フラクタル次元・最小空隙率)を確認
・限界:1.0%添加ではゲル強度・硬さはさらに増加するが保水力はやや低下
掲載日: 2026年08月02日
/ 収集: 2026年09月02日 04:45
農産食品残渣の資源化:フェノール組成・抗酸化活性・抽出方法の比較分析
アプライドケム
・目的:農産食品副産物由来フェノール化合物の回収に対する抽出方法と植物マトリックスの影響を検討する
・対象:米ぬか殻(もみ殻)、使用済みホップ、オレガノ・タイムの茎の4種の農産食品残渣
・方法:超音波支援抽出(UAE)と従来型湯浴抽出(WB)を比較し、総フェノール含量(TPC)・抗酸化活性(DPPH、ABTS)を分光光度法で測定、HPLCでフェノールプロファイルを分析、多変量解析とピアソン相関分析を実施
・主要結果:オレガノ・タイム茎抽出物が最も高いフェノール含量と抗酸化活性を示し、もみ殻抽出物が最も低い/ヒドロキシケイ皮酸類(特にp-クマル酸、フェルラ酸)が全マトリックスで優勢/フェノールプロファイル・抗酸化挙動にはマトリックス組成が抽出方法より大きく影響/UAEはWBと同等の結果を大幅に短い抽出時間で達成/抗酸化活性は単一成分ではなく複数フェノール化合物の複合的相互作用に由来
・限界:記載なし
掲載日: 2026年08月02日
/ 収集: 2026年09月02日 04:45