研究論文

食品・栄養科学の査読済み学術論文(J-STAGEEurope PMCOpenAlexDOAJ)から毎時収集した論文一覧です。ヒトの食・栄養に関わる論文のみを対象に収集しています。NutriMap紹介記事がある場合は、論文ページリンクの横に記事リンクを掲載します。

収集データソース

🇯🇵 J-STAGE

Japan Science and Technology Agency

食物繊維・発酵食品・大豆・魚の脂肪酸等の日本語論文

🌐 Europe PMC

EMBL-EBI(PubMed/MEDLINEを内包+プレプリント・農学)

日本食・和食・発酵食品・EPA/DHA等の英語論文(PubMed収集を統合)

🌐 OpenAlex

OurResearch(オープン学術カタログ・CC0)

日本食・栄養・食品科学の英語論文(オープンデータ)

🌐 DOAJ

Directory of Open Access Journals

オープンアクセス誌の食品・栄養論文(英語)

※ NutriMap紹介記事はAIによる要約・解説を含みます。原著論文へのリンクを各記事末尾に掲載しています。断定的な健康効果の表現は使用していません。

🇯🇵 J-STAGE

担子菌の発酵能を利用した機能性チョコレートの開発

日本食品科学工学会大会講演要旨集

【目的】チョコレートは原料であるカカオ豆を酵母や乳酸菌,酢酸菌によって発酵し,焙煎,摩砕工程を経て製造される発酵食品であり,血圧低下作用等を有するカカオポリフェノール,テオブロミンを豊富に含むことから,機能性が注目されている.一方,担子菌は様々な酵素を有し,その酵素を利用したワインなどの発酵食品が開発されている.担子菌を用いることで抗酸化作用等が付加され,機能性に優れた食品の開発が可能であると考えられるが,カカオ豆を担子菌で発酵させた食品は未だ存在しない.そこで本研究では担子菌の発酵能を用い,機能性に優れた発酵チョコレートの開発を試みた. 【方法】カカオ豆を滅菌後,滅菌済1%グルコース+0.5%ペプトン溶液に浸漬した.カカオ豆の発酵には48種の担子菌を用い,平板培地に生育した各担子菌の上に浸漬後のカカオ豆を置き,25℃で培養した.培養後のカカオ豆を110℃で40分間焙煎後摩砕し,チョコレートを調製後,テオブロミン量,総ポリフェノール量,抗酸化活性を測定した. 【結果および考察】48種の担子菌の中でカカオ豆に菌糸を8割以上生育した担子菌は35種であり,担子菌によって菌糸の生育にかかる時間が異なっていた.担子菌発酵後のチョコレート中のテオブロミン量を測定した結果,担子菌を生育させていないチョコレート(Blank)に比べ,23種の担子菌発酵チョコレートにおいてテオブロミン量の増加傾向が確認された.テオブロミン量の増加傾向が確認されたチョコレートは総ポリフェノール量がBlank(20.6 mg/g)と比較して増加し,特に,オオチャワンタケ(55.8 mg/g),アミスギタケ(40.7 mg/g),エツキクロコップタケ(28.1 mg/g)で発酵させたチョコレートが高値を示した.さらに総ポリフェノール量の増加と共に抗酸化活性の増加が確認され,担子菌で発酵させることでテオブロミン量,総ポリフェノール量が増加し,優れた抗酸化活性を有するチョコレートの開発が可能であることが示唆された.

掲載日: 2026年09月02日  / 収集: 2026年09月02日 10:20

🌐 DOAJ

新興植物性食品としてのペレニアルサインフォイン種子:加熱加工が栄養価、官能特性、毒性、免疫反応性に与える影響

食品品質誌

・目的:サインフォイン種子の食品原料としての可能性を、各種加熱加工処理の観点から検討 ・対象:サインフォイン(Onobrychis viciifolia L.)種子(タンパク質約42%、脂質約9%、食物繊維約45%を含有) ・方法:熱風処理、ブランチング、赤外線処理の3種の加工法を適用し、アミノ酸・トコフェロール・脂肪酸組成、ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)含量を測定。記述的官能分析を実施。ヒト生理関連のin vitroモデルで細胞毒性およびマクロファージ介在性免疫反応性を評価 ・主要結果:γ-トコフェロールを高濃度に含有。アルギニン・イソロイシンなどアミノ酸組成が大豆やナッツ等の植物性食品と同等 ・脂肪酸の約88%が不飽和脂肪酸 ・熱風処理でのみHMFが生成され、官能特性の変化も他処理より顕著 ・生種子・加工種子いずれもin vitro条件下で細胞毒性や顕著な炎症反応は認められず ・限界:評価はin vitroモデルに基づくものであり、ヒトでの実証的検討は行われていない

掲載日: 2026年01月01日  / 収集: 2026年09月02日 09:23

🇯🇵 J-STAGE

高食物繊維小麦粉摂取による腸内環境改善を介した免疫調節効果の検証

日本食品科学工学会大会講演要旨集

【目的】ヒトの腸内には1×10 14 個もの腸内細菌が存在し,腸内細菌の構成を始めとした腸内環境が腸管免疫系の維持や疾患予防に関与していると考えられている.高食物繊維小麦粉(HAW)は,レジスタントスターチ(RS)などの様々な発酵性食物繊維を含み,これまでにHAWの食物繊維添加による有益菌増加と有害菌減少を培養試験で確認している.本研究は,HAW摂取による腸内環境改善を介した免疫系への効果を検証することを目的とし,小規模なヒト試験を実施した(メディカルステーションクリニック倫理審査委員会承認,UMIN試験ID:UMIN000054868).【方法】風邪をひきやすい自覚があり,かつ排便回数が週5回以下,かつ疲労の自覚がある健常成人男女36名を無作為に3群(HAW高配合パン(RS5.9 g/日)摂取群,HAW低配合パン摂取群(RS3.7 g/日),プラセボ群)に分け,各試験食品を12週間連続摂取させた.免疫指標(便中分泌型免疫グロブリンA,プラズマサイトイド樹状細胞(pDC)活性等)と腸内環境指標(腸内細菌の相対存在比率等)を評価した.【結果】解析対象者は33名であった.主要評価項目である便中分泌型免疫グロブリンAの有意な変動は確認できなかった( p > 0.05).HAW高配合パン摂取群は,プラセボ群より摂取開始12週間後のpDC活性(CD80)が有意に高かった( p = 0.03).更に,酪酸産生菌を含む Faecalibacterium 属の相対存在比率が有意に高く( p = 0.01),有害菌である Bilophila 属が低い傾向となった( p = 0.09).HAW低配合パン摂取群は,プラセボ群より体調アンケートスコア(くしゃみ/鼻汁,喉の痛み,咳,関節痛,発汗,悪寒)が有意に低かった( p < 0.05).本研究より,HAW摂取による腸内環境改善を介した免疫調節効果が示唆されたため,今後は更なる検証を進める.

掲載日: 2026年09月02日  / 収集: 2026年09月02日 09:20

🇯🇵 J-STAGE

プレバイオティクスによる大腸免疫系を介した抗体産生調節作用

日本食品科学工学会大会講演要旨集

【講演者の紹介】 氏名(ふりがな):津田 真人(つだ まさと) 略歴:2003年 日本大学生物資源科学部食品科学工学科卒業,2005年 日本大学生物資源科学研究科生物資源利用科学専攻博士前期課程修了,2008年同博士後期課程修了,2010年 米国Cedars-sinai Medical Centerにて博士研究員,2015年 日本大学生物資源科学部食品生命学科 助教,2018年より専任講師,2023年より食品生命学科 准教授(現職). 近年,「免疫機能の維持に役立つ」ことをヘルスクレームとした機能性表示食品が登場し,消費者の食品を介した免疫機能の維持・増進に対する意識や関心が高まっている.難消化性オリゴ糖や食物繊維などのプレバイオティクスは,ヒトの消化酵素で消化されず,腸内環境の変化を介して,宿主の健康増進に有益な効果を発揮する食品成分である.特に,感染防御増強作用や抗アレルギー作用などの免疫調節作用も期待され,様々な研究が進められている.プレバイオティクスによる免疫調節作用の機序を考慮すると,腸内細菌の多くが存在する大腸部位で主な作用を発揮することが推察される.しかしながら,免疫指標については全身免疫系やパイエル板などの小腸の免疫組織を標的とした解析が主流であるため,プレバイオティクスによる免疫調節の起点になると考えられる大腸の免疫系への影響を明らかにすることが重要であると考えられる. そこで,我々は大腸の免疫系について,特に,免疫誘導組織である腸管関連リンパ組織の抗体産生能に着目した研究を進めてきた.小腸のパイエル板はIgA抗体の主要な誘導組織であることがよく知られているのに対し,BALB/cマウスの盲腸粘膜に存在するCecal patches (CeP)では,IgAとは異なるIgG2bアイソタイプの抗体を発現するB細胞が豊富に存在していることを見出した.無菌マウスや抗生物質を投与して腸内細菌叢を制限したマウスを用いた解析から,CePのIgG2b陽性B細胞の誘導には腸内細菌叢の存在が必要であることや,CeP由来B細胞が産生するIgG2b抗体は腸内細菌に高い結合性を示すことも明らかにしている(Tsuda et al., J Immunol Res,2022,Okada et al. Biosci Microbiota Food Health. 2025).近年,健常なヒトやマウスの血液中に腸内細菌反応性IgG抗体が存在し,全身性細菌感染に対する防御反応にはたらくことが報告されていることから,CePがその供給の一端を担う可能性を推察している. 食品成分により上述のような大腸免疫系を介した抗体産生応答を調節できるか?についても検討を進めている.代表的なプレバイオティクスであるフラクトオリゴ糖(FOS)を含む飼料をマウスに摂取させたところ,腸管や血液中のIgAやIgG2b抗体量が増加すること,CeP内の抗体産生に関わる細胞応答を促進することも示されている.現在,FOSによる抗体産生応答の促進に寄与する腸内細菌叢の変化やその腸内細菌による免疫調節作用について解析を進めている.

掲載日: 2026年09月02日  / 収集: 2026年09月02日 09:20

🇯🇵 J-STAGE

Intervention of aggregates astaxanthin nano-delivery system on skin photoaging

日本食品科学工学会大会講演要旨集

【目的】 皮膚は体最大の器官であり,外部環境の刺激から内部組織を保護する重要なバリア機能を有する.その複雑な構造と多様な生理機能により,生体防御の最前線として働いている.UVA/UVB-放射線照射による誘発された光酸化ストレスが,沿岸地域における皮膚の光老化の主な原因である.アスタキサンチンは,これまで発見された天然抗酸化物質中最も活性が高く,紫外線誘発性皮膚光老化に対する防御効果が期待されていた.ここでは,皮膚の光老化を緩和するための新しいアスタキサンチンナノデリバリーシステムを提案する. 【方法】 アスタキサンチン/BSA/キトサンナノ粒子(H/J-ABC-NP)をボトムアップレイヤーバイレイヤー自己組織化法により作製し,アスタキサンチンの水分散性と安定性を向上させた. H2O2処理によりL929細胞に酸化ストレスを誘導し,H/J-ABC-NPの抗酸化能を評価した.UVA/UVB照射によるBALB/cマウス光老化モデルを構築し,H/J-ABC-NPの抗皮膚光老化能を検討した. 【結果】 H-ABC-NPsとJ-ABC-NPsともに球状で,粒子径はそれぞれ231±9 nmと368±5 nm,ゼータ電位はそれぞれ+26 mVと+30 mVであった.H/J-ABC-NPへのアスタキサンチンのカプセル化効率は90%以上であった.分光分析の結果,から,H/J-ABC-NPの形成は,静電的な相互作用,疎水性相互作用,および水素結合が主な駆動力であることが明らかとなった.一方,H/J-ABC-NPsは優れた細胞安全性(細胞生存率95%以上)と抗酸化活性を示し,H2O2誘導酸化損傷のL929細胞において,活性酸素の産生を抑制し,SODとCATの発現を促進した.さらに,UVA/UVB照射誘発性BALB/cマウス光老化モデルにおいて,H/J-ABC-NPは皮膚シワの形成並びに表皮層の肥厚への抑制,コラーゲン繊維構造の保護作用を発揮することで,顕著な抗光老化効果を示した.さらに,H/J-ABC-NPsは,SOD,CAT,GSH-Pxの発現を促進し,マウスのMDA,IL-1α,IL-6,IL-1βの過剰発現を抑制することにより,炎症反応と酸化ストレスによる損傷を軽減した.H/J-ABC-NPsは,MMP-1の発現を抑制し,HYPとHAの発現を増加させ,コラーゲンの分解を緩和した. 本研究では,H/J-ABC-NPの抗光老化作用とそのメカニズムを解明し,H/J-会合体アスタキサンチンの機能性食品開発や医薬品応用への展開可能性を示唆した.

掲載日: 2026年09月02日  / 収集: 2026年09月02日 06:20

🇯🇵 J-STAGE

紫茶に含まれるポリフェノール類のアンチエイジング効果

日本食品科学工学会大会講演要旨集

【目的】紫茶(学名: Camellia sinensis )はケニア共和国で開発されたチャノキであり,品種名TRFK306と名付けられている.冷涼な高山地帯,かつ強力な紫外線が,このTRFK306の紫茶にアントシアニンを産生させるため葉は紫色をしており,通称「紫茶」あるいは「パープルティー」と呼ばれている.お茶は健康飲料の代表格として定着しており,抗酸化,脂肪燃焼作用,血糖上昇抑制,抗菌・抗ウイルス,抗アレルギー作用,運動機能向上作用などの多彩な機能性が確認されている.紫茶と一般的な緑茶,紅茶,ウーロン茶との比較をAGEs生成阻害試験で行ったところ,紫茶が顕著な活性を示した.そこで,本研究では紫茶においてAGEs生成阻害物質の探索を行い,紫茶の老化抑制などの美肌効果を有する機能性を明らかにすることを目的とした. 【方法】紫茶の熱水抽出物をゲル濾過およびシリカゲルカラムクロマトグラフィーで単離・精製した.抽出物および単離成分については,美肌効果として,AGEs (advanced glycation end products) 生成阻害試験 [1] およびチロシナーゼ阻害試験を行った. 【結果】紫茶の熱水抽出物から5種の化合物,epicatechin gallate (1),epigallocatechin gallate (2),GHG (3), epicatechin (4), EGCG dimer (5)の単離に成功した.以上のことから,紫茶にはAGEs生成に起因する様々な疾患や老化を抑制し美肌効果をもたらす健康食品や化粧品としての応用が期待できる. 1) Sawabe, A. et al., Processes, 10, 1241 (2022).

掲載日: 2026年09月02日  / 収集: 2026年09月02日 06:20

🌐 OpenAlex アメリカ

Nursing Child Assessment Feeding Scaleと母親の授乳行動、乳児の摂食行動、食事、成長との関連はほぼ無相関であった:前向きコホート研究

ニュートリエンツ

・研究目的:健常乳児においてNCAFS(Nursing Child Assessment Feeding Scale)が摂食・食事・成長アウトカムを予測するかを検討 ・対象:健康な乳児227名 ・方法:生後0.5、2、4か月時にNCAFSを評価し、同時点および12か月時のアウトカムを測定。母親の授乳行動・乳児の摂食行動は別の授乳場面で観察し、質問票(IFSQ、BEBQ、CEBQ-Toddler等)や吸啜測定、身体計測を実施。混合モデルで解析 ・主要結果:関連の多くは無相関。授乳中の会話が多いこと、吸啜時間が短いこと、授乳時間が長いこと、哺乳瓶授乳強度が低いことがNCAFSスコアの良好さと同時点で関連。母親の「手がかりへの敏感性」は体重/身長zスコアの月次変化と、母親の「社会情緒的成長促進」は母乳授乳強度と前向きに関連 ・限界:記載なし(関連の大部分が無相関であったことを結果として明記)

掲載日: 2026年08月04日  / 収集: 2026年09月02日 04:45

🌐 OpenAlex ロシア

肥満におけるMTHFR・PPARG・ADRB3多型と習慣的栄養素摂取・代謝リスクの性差関連:単施設横断研究

ニュートリエンツ

・目的:肥満患者におけるMTHFR C677T・PPARG Pro12Ala・ADRB3 Trp64Arg多型と習慣的栄養素摂取の性差特異的関連の解明 ・対象:肥満患者348人(男性83人、女性265人、BMI≥30、18〜60歳)の単施設横断研究 ・方法:頬粘膜スワブによるアレル特異的リアルタイムPCR遺伝子型判定、標準化ロシア語ソフトウェア質問票による18種類以上の栄養素摂取評価、Kruskal-Wallis検定・Mann-Whitney検定(Bonferroni補正)、オッズ比算出 ・結果:男性のMTHFR C/T型は高カロリー・高蛋白・高脂肪・高ナトリウム・高リン食パターンと高血圧リスク(OR 5.96)に関連、ナトリウム過剰は塩分嗜好ではなく総摂取過多に起因 ・男性のADRB3 Trp64Arg保有者はコレステロール過剰摂取(+466%)と関連、女性では逆方向の関連 ・女性のPPARG G/G型はALT上昇と関連(特に40歳未満) ・女性のMTHFR T/T型は単糖・二糖類過剰摂取傾向と高血圧リスク(OR 2.62)に示唆的関連だがFDR補正で非有意 ・限界:これらは前向き介入研究による検証が必要な仮説段階の知見であり、臨床推奨ではない

掲載日: 2026年08月04日  / 収集: 2026年09月02日 04:45

🌐 OpenAlex 中国

マルチプレックスPCR-遺伝子メンブレンチップ技術に基づく12種の病原細菌の同時視覚検出

J―マルチディシプリナリー・サイエンティフィック・ジャーナル

・研究目的:食品・医薬品分野における病原細菌の迅速・高精度・高スループット検出法の開発 ・対象:Klebsiella pneumoniae、Proteus mirabilis、Vibrio parahaemolyticus、Enterobacter cloacae、Pseudomonas putida、Listeria monocytogenes、Salmonella spp.、Pseudomonas aeruginosa、Escherichia coli、Acinetobacter baumannii、Clostridium perfringens、Staphylococcus aureusの12種病原細菌 ・方法:マルチプレックスPCRと逆ドットブロットハイブリダイゼーションを組み合わせた遺伝子メンブレンチップ法を開発し、特異的プライマー・プローブを設計、反応系・ハイブリダイゼーション温度・発色条件を最適化して特異性・検出限界・安定性を評価 ・主要結果:12種のプライマー対がいずれも標的を特異的に増幅(増幅産物長81-298bp)、非特異的増幅なし。各プローブは対応標的にのみ明瞭な発色スポットを示し交差反応なし。混合鋳型での検出限界は0.01ng/μL、室内・室間再現性は良好 ・限界:実際の食品サンプルまたはスパイク添加食品サンプルによる検証が今後必要

掲載日: 2026年08月04日  / 収集: 2026年09月02日 04:45

🌐 OpenAlex 中国

D-イソアスコルビン酸ナトリウム、リン脂質、乳酸ナトリウムの併用効果:紅酸湯(ホンスワンタン)肉餡の貯蔵安定性と賞味期限への影響

フーズ

・目的:貴州省の調理済み肉製品「紅酸湯餃子餡」の工業規模商業化に向けた賞味期限制御法の検証 ・方法:Box-Behnken計画によりD-イソアスコルビン酸ナトリウム・リン脂質・乳酸ナトリウムの複合保存系を検討、色・脂質酸化(PV・TBARS)・TVB-N・食感・官能評価・生菌数・大腸菌群を加速貯蔵試験で評価、対数ロジスティックAFTモデルと温度依存速度論モデルで賞味期限を予測 ・結果:最適配合(D-イソアスコルビン酸Na 0.27%、リン脂質0.11%、乳酸Na 0.05%)は脂質酸化を有意に抑制し、変色・食感劣化・官能評価低下を遅延 ・官能的賞味期限(SSL50)は5℃で4.44→6.49日、-5℃で16.70→22.90日、-18℃で108.99→136.76日に延長、PV基準賞味期限も延長 ・低温ほど官能的賞味期限の相対延長率は減少する一方、PV基準賞味期限延長は低温で急増し、冷凍条件下では脂質酸化と食感劣化が乖離 ・限界:賞味期限予測において相対閾値ではなく官能較正済みの絶対化学閾値を用いるべきと提言

掲載日: 2026年08月04日  / 収集: 2026年09月02日 04:45

🌐 OpenAlex 中国

大孔径樹脂による脱色処理はScutellaria baicalensis多糖の構造と生理活性を変化させる

アラビアン・ジャーナル・オブ・ケミストリー

・研究目的:大孔径樹脂脱色処理がオウゴン多糖(SBP)の構造・機能特性に及ぼす影響の解明 ・対象:オウゴン由来粗多糖(SBP-C)と脱色多糖(SBP-D) ・方法:応答曲面法による脱色条件最適化、UV・HPLC・GPC・FTIR・NMR・SEM・ゼータ電位・粒径・熱重量分析による構造解析、in vitro機能評価と蛍光分光法による構造活性相関解析 ・主要結果:HPD-600樹脂が最適条件(38℃、樹脂8g、pH3.4、2.9時間)で最良の脱色効果を示し、総糖量・グルコース/アラビノース/ガラクトース含量が増加しタンパク質含量が減少、低分子量多糖が保持され保水性・保湿性・保水保油力・乳化性・抗酸化性・血糖降下活性が向上、DPPHおよびヒドロキシルラジカル消去とα-アミラーゼ・α-グルコシダーゼ阻害のIC50はそれぞれ0.19、0.25、0.73、0.24 mg/mL、蛍光分光法によりSBPが静的消光を介してα-グルコシダーゼ・α-アミラーゼを非競合的に阻害することを確認(SBP-Dで効果増強) ・限界:記載なし

掲載日: 2026年08月04日  / 収集: 2026年09月02日 04:45

🌐 OpenAlex アメリカ

味覚を通じた健康の再構成

フード・スタディーズ・アン・インターディシプリナリー・ジャーナル

・研究目的:減塩表示に頼らない食品ラベル表現が、おいしさ評価と購買意向に与える影響を検証 ・対象:20〜60歳の日本人消費者800名 ・方法:減塩ラベルと原材料の自然な味を強調した説明的ラベルを比較するランダム化比較試験 ・主要結果:原材料重視のラベルはおいしさの知覚と購買意向を有意に高めた一方、健康さの知覚には変化がなかった。効果は健康志向の高い消費者で顕著 ・限界:記載なし

掲載日: 2026年08月04日  / 収集: 2026年09月02日 04:45

🌐 OpenAlex 中国

プロバイオティクスClostridium butyricum CB-aは腸内細菌叢-代謝物軸の標的的調整を通じて腸炎症を緩和する

マイクロバイオロジー・スペクトラム

・研究目的:新規環境分離株Clostridium butyricum CB-aが宿主-腸内細菌叢恒常性に及ぼす影響の解明 ・対象:デキストラン硫酸ナトリウム(DSS)誘発腸内異常マウスモデル ・方法:16S rRNA遺伝子シーケンスと非標的LC-MS/MSメタボロミクスを組み合わせ、CB-a(1×10⁸ CFU/mL経口投与)投与後の腸内細菌構成と代謝産物を解析 ・主要結果:CB-a投与により短鎖脂肪酸(SCFA)産生菌(Lactobacillus、Bacteroides、Alloprevotellaなど)が増加し日和見病原菌(Escherichia-Shigella)やAkkermansiaが抑制、糞便中SCFA(主に酪酸)が有意に回復、GPR41/GPR43/GPR109Aの発現上昇・HDAC1/2阻害・タイトジャンクションタンパク質(ZO-1、Occludin)の強化を介した炎症緩和機序を推定、全身性炎症性サイトカイン発現の抑制とSOD抗酸化能の回復を確認 ・限界:記載なし

掲載日: 2026年08月04日  / 収集: 2026年09月02日 04:45

🌐 OpenAlex ブラジル

Pichia kluyveriとLactiplantibacillus plantarumの潜在的プロバイオティクス共培養で発酵させた植物性飲料:生理活性成分組成、生体アクセス性、および抗生物質誘発性腸内異常の調整

フード・リサーチ・インターナショナル

・研究目的:プロバイオティクス共培養発酵が植物性飲料の機能性および抗生物質誘発性腸内異常への効果に及ぼす影響を検証 ・対象:オーツ麦・アーモンド・ヒマワリの種を原料とする飲料、BALB/cマウス ・方法:L. plantarum CCMA 0743とP. kluyveri CCMA 0615による24時間発酵、成分分析、模擬消化によるバイオアクセシビリティ評価、バンコマイシン誘発腸内異常モデルマウスへの投与と16S解析 ・主要結果:発酵によりL. plantarumが9.32、P. kluyveriが7.05 log CFU/mLに到達、リノール酸・短鎖脂肪酸・カフェ酸・没食子酸・バニリン酸・ビタミンB2/B12・GABAが増加、必須アミノ酸とB群ビタミンの消化後バイオアクセシビリティが向上、投与によりBacillota・Bacteroidotaの回復とLachnospiraceae・Oscillospiraceae科の増加など腸内細菌叢バランスの回復を確認 ・限界:記載なし

掲載日: 2026年08月04日  / 収集: 2026年09月02日 04:45

🌐 OpenAlex ポーランド

ビーフバーガーへのブラックチョークベリー搾りかすの持続可能な利用:品質と貯蔵安定性への影響

サステナビリティ

・目的:果実加工副産物であるブラックチョークベリー(Aronia melanocarpa)搾りかすをビーフバーガーに添加した際の品質評価 ・方法:搾りかすを0.0、0.5、1.0、2.0、3.0%の割合で添加、焼成後真空包装し4℃で14日間貯蔵、加熱特性・化学組成(製造日)、pH・せん断力・色(CIEL*a*b*)・官能評価・微生物品質(貯蔵期間中)を測定 ・結果:添加量0%から3.0%への増加で加熱損失が5.6ポイント、直径収縮が2.9ポイント増加(p<0.05) ・結果:せん断力は3.0%添加区で対照区より1日目3.76N、14日目5.11N低下 ・結果:搾りかす添加バーガーは対照区より有意に暗色で赤色度・黄色度が低下(p<0.05) ・官能評価:0.5〜1.0%添加区は多くの評価項目で対照区と同等のスコア、1.0%が官能特性を許容範囲に保てる最大添加量 ・微生物:全処理区で貯蔵14日間を通じ中温性好気性菌数が5 log CFU/g未満で搾りかす添加による悪化なし ・結論:低添加量(特に1.0%)の搾りかす利用は品質を大きく損なわずに副産物の有効活用と持続可能な食品生産に寄与しうる

掲載日: 2026年08月03日  / 収集: 2026年09月02日 04:45

🌐 OpenAlex アメリカ

地理的に多様な米国サンプルにおける自己申告カロテノイド摂取量と皮膚カロテノイドスコアの状態

ニュートリエンツ

・目的:反射分光法(RS)による皮膚カロテノイドスコア(SCS)とカロテノイド摂取量スクリーナーとの関連を米国成人で検証 ・対象:米国8地点の成人280名 ・方法:44項目のカロテノイド摂取スクリーナーで過去7日間の総カロテノイドおよびα-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、ルテイン+ゼアキサンチン、リコピンの摂取量を推定、Veggie Meter®でSCSを2台測定、Spearman相関と施設をランダム切片とする線形混合モデルで解析 ・結果:平均カロテノイド摂取量は21,226.8~28,863.5µg/日、平均SCSは229.2~325.6(施設間で変動)、SCSはリコピンを除く総カロテノイドおよび各個別カロテノイドと有意な正の関連(rs=0.15~0.23、p<0.01) ・結論:カロテノイド摂取スクリーナーとRSの併用は個別カロテノイド種摂取量評価に実用的な可能性 ・限界:記載なし(横断的自己申告データに基づく相関解析)

掲載日: 2026年08月03日  / 収集: 2026年09月02日 04:45

🌐 OpenAlex ポーランド

老化の主要な特徴を標的とする天然生理活性化合物:スペルミジン、フィセチン、ベルベリン、ウロリチンAの機能性食品としての可能性

ニュートリエンツ

・目的:老化関連機序を調節する4種の天然化合物を機能性食品成分として検討するナラティブレビュー ・対象化合物:スペルミジン(小麦胚芽・発酵食品由来ポリアミン)、フィセチン(イチゴ・リンゴ由来フラボノイド)、ベルベリン(メギ属由来アルカロイド)、ウロリチンA(ザクロ・ナッツのエラジタンニン由来腸内代謝産物) ・作用機序:スペルミジンはEP300阻害によるオートファジー誘導、フィセチンはPI3K/AKTおよびBcl-2/Bcl-xL阻害によるセノリシス、ベルベリンはAMPK活性化と腸内細菌叢改変、ウロリチンAはPINK1/Parkin経路によるマイトファジー誘導 ・エビデンス状況:スペルミジンは前向き研究で全死亡率低下と関連、フィセチンは新興の臨床データあり、ベルベリンは4化合物中最も豊富な臨床データ、ウロリチンAは登録臨床試験が増加中 ・限界:4化合物の併用に関する直接的エビデンスは限定的であり、併用投与に関する専門的研究が必要、バイオアベイラビリティ・安全性・規制上の課題も残る

掲載日: 2026年08月03日  / 収集: 2026年09月02日 04:45

🌐 OpenAlex アルジェリア

抽出方法がモスタガネム産アルガンオイルの栄養・官能プロファイルに与える影響の検討

フーズ

・目的:抽出方法・焙煎有無がアルガンオイルの栄養・機能・官能特性に与える影響を比較評価 ・対象:アルジェリア産アルガンの種子(焙煎・非焙煎) ・方法:機械式コールドプレスと溶媒抽出(ジエチルエーテル、石油エーテル)を比較、脂質回収率・脂肪酸組成・ステロールプロファイル・揮発性化合物を分析 ・結果:ジエチルエーテル抽出は脂質回収率が最も高く、オレイン酸・β-シトステロール比率が高い。機械式圧搾は伝統的アルガンオイル特有のステロールプロファイル(スコッテノール44.1%、スピナステロール32.6%)を保持。焙煎によりピラジン・フランなどメイラード由来揮発性成分が増加し、香ばしい香りを付与 ・限界:記載なし

掲載日: 2026年08月03日  / 収集: 2026年09月02日 04:45

🌐 OpenAlex 中国

北西太平洋産マサバ(Scomber japonicus)における微量元素の存在状況と健康リスク評価

フロンティアーズ・イン・エンバイロメンタル・サイエンス

・目的:マサバ筋肉中の微量元素汚染状況と食品安全上の健康リスクを評価 ・対象:北西太平洋で採取したマサバ(Scomber japonicus) ・方法:筋肉組織中の13種微量元素(Ti,Cr,Mn,Fe,Co,Cu,Zn,As,Se,Sr,Mo,Cd,Pb)を測定、主成分分析(PCA)による発生源解析、単一因子指数(SFI)・金属汚染指数(MPI)・発がんリスクモデルによるリスク評価 ・結果:元素濃度順はFe>Zn>Sr>Cu>Mn>As>Se>Cr=Pb>Ti>Cd>Mo>Coで世界水準より低汚染、多くの元素が体サイズと負の相関(希釈効果)、発生源は食餌由来(Fe,Zn,Mn,Cd,Mo,Cr)と海水直接取り込み(As,Se,Cu)の2経路、SeとMo・Cr・Mnに拮抗関係、総ヒ素はFAO基準を超えるが有機態が主で毒性は限定的 ・結論:個別・複合曝露評価とも本種摂取による非発がん・発がんリスクは有意でない ・限界:記載なし

掲載日: 2026年08月03日  / 収集: 2026年09月02日 04:45

🌐 OpenAlex インドネシア

マンダイリン料理における料理名の語彙的・象徴的意味:エコ言語学的研究

セルト:ア・ジャーナル・オブ・カルチャー・イングリッシュ・ランゲージ・ティーチング・アンド・リテラチャー

・目的:マンダイリン(Mandailing)の伝統料理名の語彙的・象徴的意味を、料理語彙と環境・宇宙観との関連から解明 ・対象:サンバル・トゥクトゥク、アラメ、グレ・ブルン・ガドゥンなど伝統的マンダイリン料理とその名称 ・方法:エコ言語学的アプローチ(エコレキシコンモデル)を用いた質的研究、言語人類学的手法とスプラドリーの分析法を用いた深層インタビュー・参与観察・文献調査 ・主要結果:マンダイリン料理の語彙は食材・調理法情報にとどまらず、相互扶助・精神性・環境適応・地域的宇宙観といった社会的価値観を反映している。料理名は人と自然の調和を示し文化的価値を継承する手段として機能することを示した ・限界:料理語彙と広範な環境・宇宙観との関連についての先行研究が乏しいことを指摘

掲載日: 2026年08月03日  / 収集: 2026年09月02日 04:45