研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
ナイジェリアの乳幼児、市販スナックや加糖飲料をどれだけ口にしている?―イバダンでの調査から
離乳食(補完食)は、母乳やミルクだけでは足りなくなる生後6か月頃から少しずつ始まる、子どもの成長にとって大切な食事の時期です。近年、多くの低・中所得国では、加工されたスナック菓子や甘い飲み物が身近になり、食生活が大きく変化していると言われています。こうした市販の菓子や飲料は、エネルギーは高いものの栄…
公開日: 2026年08月25日 23:41
スマホ・SNSに依存気味の学生ほど、摂食障害の傾向が少ない?意外な相関を示した保健系大学生の調査
スマートフォンやパソコン、テレビなど複数の画面メディアを日常的に使いすぎてしまう「複数画面依存」は、子どもや若者の健康問題として近年注目されています。一方で、食生活の乱れや超加工食品(スナック菓子やインスタント食品など、加工度の高い食品)の摂取、摂食障害との関係については、まだよくわかっていない部分…
公開日: 2026年08月23日 02:33
妊娠中の食事は子どもの将来の健康にどう関わるのか、これまでの研究を整理したレビュー論文
妊娠中に何を食べるかは、母親自身の体調だけでなく、生まれてくる子どもの成長や将来の健康にまで関わっているかもしれない――そんな考え方が近年注目されています。特定の栄養素を単体で摂る・摂らないという話ではなく、日々の食事の「パターン」全体が影響するのではないかという視点です。今回紹介するのは、この妊娠…
公開日: 2026年08月22日 09:40
子猫にラクトフェリンを与えると免疫や腸内環境はどう変わる? 42日間の給餌試験を紹介
ラクトフェリンは鉄と結合する性質を持つタンパク質の一種で、バリア保護作用や免疫調整作用、抗菌作用を持つとされ、人間向けの栄養補助食品や乳児用食品の添加物として広く使われています。今回紹介する研究では、このラクトフェリンを子猫の食餌に加えることで、免疫の状態や腸のバリア機能、血液中の代謝物、そして腸内…
公開日: 2026年08月22日 05:34
ネパール都市部の母親における完全母乳育児の実施率と関連要因を調べた研究
生後間もない赤ちゃんに母乳だけを与える「完全母乳育児」は、子どもの成長や生存、そして母親自身の健康にとっても重要とされる育児習慣です。しかし発展途上国の多くでは、その実施率が十分ではないと指摘されており、乳幼児の病気や死亡のリスクにも関わる課題とされています。今回紹介するのは、ネパールのビラトナガル…
公開日: 2026年08月22日 04:33
重度の栄養不良だった小学1年生に給食プログラムを実施したら何が起きたか——フィリピンの学校での実践報告
子どもの成長にとって、栄養状態と学びの力は切り離せない関係にあると言われています。栄養が不足した状態が続けば、体の発達だけでなく学校での学習にも影響が及ぶのではないか——そうした問題意識のもと、フィリピンのダスマリニャス小学校で行われた学校給食プログラムの実践研究を紹介します。今回取り上げるのは、2…
公開日: 2026年08月22日 04:29
子どもの『食べる力』をどう見極める?摂食評価ツールを整理したスコーピングレビュー
離乳食が思うように進まなかったり、特定の食感を極端に嫌がったりと、子どもの「食べること」に関する悩みは珍しくありません。医学的・栄養的・摂食スキル・心理社会面のいずれか、あるいは複数の領域で年齢相応の食事摂取が難しい状態は「小児摂食障害(Paediatric Feeding Disorder)」と呼…
公開日: 2026年08月19日 01:37
ベトナム中部の自閉症児48人に見えた「三重の栄養課題」——微量栄養素と食事内容を調べた横断研究
自閉症スペクトラム障害(ASD)のある子どもは、偏食や感覚過敏などの影響で食生活が偏りやすいことが知られています。とはいえ、こうした子どもたちが実際にどのような栄養状態にあるのか、特に所得水準が高くない地域でのデータは限られていました。今回紹介する研究は、ベトナム中部の子どもたちを対象に、食事内容と…
公開日: 2026年08月16日 20:27
妊娠中のコリン摂取、赤ちゃんの脳の発達とどう関わる?
妊娠中の食事といえば、葉酸や鉄、ヨウ素などを意識する方が多いかもしれません。しかし近年注目されているのが「コリン」という栄養素です。コリンは卵や肉、大豆製品などに含まれる微量栄養素ですが、名前を聞いたことがない人も多いのではないでしょうか。今回紹介する論文は、妊娠期のコリン摂取が赤ちゃんの認知発達に…
公開日: 2026年08月14日 06:33
生後6〜11か月児の低体重、何が関係している? インドネシアの大規模調査から
赤ちゃんの成長は、多くの親にとって気になるテーマです。特に離乳食が始まる生後6か月以降は、母乳やミルクに加えてどんな食事を与えるかが体重の増え方に影響すると考えられています。今回紹介するのは、インドネシアで実施された、生後6〜11か月の乳児における「低体重」に関連する要因を探った研究です。インドネシ…
公開日: 2026年08月12日 19:33
タンザニアの小学校給食プログラム、実施状況と食事の質への影響を調査
学校で提供される給食は、成長期の子どもたちの栄養状態を支える重要な役割を担うと考えられています。特に発展途上国では、家庭の食事だけでは栄養が偏りがちな子どもたちにとって、学校給食が食生活を補う手段として期待されています。今回紹介するのは、タンザニアのキサラウェ県において、学校給食プログラムが実際にど…
公開日: 2026年08月08日 13:32
トダ族の食生活を調査 ― 社会経済状況と栄養バランスの関係とは
インド南部タミル・ナードゥ州のニルギリ丘陵には、独自の文化と食習慣を持つ先住民族「トダ族」が暮らしています。インドでは近年、先住民族の暮らしにも生活様式や食生活の変化が広がりつつあり、それが健康や栄養状態にどのような影響を与えているのかが関心を集めています。今回紹介する研究は、こうした背景のもと、ト…
公開日: 2026年08月04日 00:28