研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
スイスの食卓は地球にやさしい食事の基準からどれだけ離れているのか——国民栄養調査から見えたギャップ
私たちが日々何を食べるかは、自分の健康だけでなく地球環境にも影響を与えます。2019年、国際的な研究チームが「EAT-Lancet地球健康食事(Planetary Health Diet、PHD)」という食事の指針を発表しました。これは、生活習慣病など食事に関連する病気が増え続けていることと、食料生…
公開日: 2026年08月16日 21:26
青年期の食事と『体の炎症』の関係を探る ― 摂食行動・肥満との関連は?
「炎症」と聞くと、けがや感染症のときに起こる一時的な反応を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし近年、日々の食事内容が体内で慢性的な軽い炎症状態を促したり抑えたりする可能性が注目されており、これは肥満をはじめとする様々な慢性疾患と関わりが深いとされています。特に、大人になってからの生活習慣病リス…
公開日: 2026年08月16日 17:27
高齢者の食事とカラダの状態、男女で違いはある?中央アジアの研究から
年齢を重ねると、糖尿病や高血圧、肥満といった複数の生活習慣病を同時に抱える方が増えてきます。こうした方々にとって、日々の食事は健康管理の大きな鍵とされていますが、実際にどのような栄養素が体の状態とどう関わっているのかは、地域や集団によって違いがある可能性があります。特に中央アジアの高齢者を対象にした…
公開日: 2026年08月16日 00:29
肥満治療において『衝動性』や『夜食』は体重減少の妨げになるのか
ダイエットや肥満治療にまつわる話題の中で、「衝動的に食べてしまう性格」や「夜中に食べたくなってしまう習慣」が、体重を減らす妨げになるのではないかと感じたことがある人は少なくないかもしれません。こうした心理的な特性や生活習慣は、実際に肥満治療の成果とどのように関係しているのでしょうか。今回紹介するのは…
公開日: 2026年08月16日 00:28
サマリー型か栄養素別か? 前面パッケージ表示のデザインが食品選びの『考え方』を左右する可能性
スーパーの棚に並ぶ加工食品のパッケージには、健康度を一目で伝えるためのマークやラベルが付いていることがあります。こうした「栄養成分の前面表示(Front-of-Package Labeling、FoPL)」は、健康的な食選択を後押しする公衆衛生の取り組みとして各国で導入が進んでいます。しかし、星の数…
公開日: 2026年08月14日 13:28
ミルクタンパク質でコーティングした中鎖脂肪酸トリグリセリド、ケトン体産生への影響を検証
中鎖脂肪酸トリグリセリド(MCT)は、肝臓で分解されてケトン体という物質を生み出しやすい油として知られており、認知機能や身体機能の改善に役立つ可能性が報告されています。今回紹介する研究では、このMCTの微粒子をミルクタンパク質でコーティングすることで、腸での吸収が変わり、ケトン体産生への効果も変化す…
公開日: 2026年08月12日 19:28
加工食品中心の食事と炎症マーカー、そして閉経の時期に関連はあるか——HRSコホートからの報告
閉経を迎えた女性の体では、女性ホルモンの減少とともに体内の慢性炎症がゆるやかに高まりやすくなると言われています。この慢性炎症は、加齢に伴うさまざまな健康課題との関わりが指摘されてきたテーマですが、では日々の食事のパターンは炎症マーカーとどう関係しているのでしょうか。また、閉経を迎える時期の早さ・遅さ…
公開日: 2026年08月12日 14:29
食品配達アプリでの『税』と『補助金』は健康的な選択を後押しするか?英国の大規模ランダム化比較試験
フードデリバリーアプリで夕食を選ぶとき、もし健康的でないメニューが少し値上がりし、逆に健康的なメニューが少し値下がりしていたら、私たちの選択は変わるのでしょうか。清涼飲料税のように、価格を通じて食行動を変えようとする政策的アイデアは各国で議論されていますが、実際の効果や、所得や学歴などの社会経済的な…
公開日: 2026年08月12日 00:28
青年期・若年成人の『食事とストレス』、その関連を量で見る ― 日本の地域調査から
「野菜をよく食べる人はストレスに強い」「パンや麺類ばかりだと疲れやすい」――そんな話を耳にしたことがある人は多いかもしれません。しかし、こうした食習慣とこころ・からだの状態との関係は、実際にはどの程度、どのような形で結びついているのでしょうか。食事と気分の関係を調べる研究分野では、食事がメンタルヘル…
公開日: 2026年08月11日 23:26
食品由来オメガ3脂肪酸と脳の老化——栄養神経科学と老化学から見えてきたこと
魚に多く含まれるオメガ3脂肪酸は、健康に関心のある人なら一度は耳にしたことがある成分ではないでしょうか。特にDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)は、脳の神経細胞の膜を構成する材料であり、体内の炎症を穏やかに収束させる物質のもとにもなっていることが知られています。世界的に高齢化…
公開日: 2026年08月09日 18:37
食事はアルツハイマー病にどう関わるのか?『媒介要因』と『調整要因』から読み解く総説論文
地中海食やMIND食といった食事パターンが、認知機能の維持や脳の健康と関係しているらしい――そんな話を耳にしたことがある人は多いかもしれません。しかし、なぜ食事が脳に影響するのか、そしてそれは誰にでも同じように当てはまるのかについては、まだわかっていないことが多く残されています。今回紹介する総説論文…
公開日: 2026年08月09日 18:29
がん予防と治療における『酸化ストレス』と食事の関係を整理した総説論文
がんの発症や進行には、体内の細胞が傷つく『酸化ストレス』という現象が深く関わっていると考えられています。酸化ストレスとは、体内で発生する活性酸素などが増えすぎて、細胞やDNAにダメージを与えてしまう状態のことです。近年、この酸化ストレスのバランスに『食事』が影響を与える可能性があるとして、栄養とがん…
公開日: 2026年08月08日 23:34