著者の所属・活動拠点の国は、インドネシアです。

掲載誌:Surplus Jurnal Ekonomi dan Bisnis

ライセンス: CC BY 対象: 公開論文 確認元: OpenAlex

健康的な食品を買いたい気持ちは何と結びつくか

研究チームは、Instagramで健康情報を探すことが、健康的な食品を購入したいという気持ちにどう関わるかを調べました。あわせて、健康リスクをどの程度感じているか、健康的に食べたいという意欲、新しい経験を受け入れる傾向が、情報探しとどう結びつくかを検討しました。

250人への質問票で関係を分析

対象は、インドネシアのソロ・ラヤ地域に住み、食品宅配サービス「Behealthy Catering Solo」のInstagramアカウントをフォローしている肥満のある人です。研究チームは、条件に合う人を選んで250人から回答を集めました。一時点で行う質問票調査で、各項目を5段階で評価してもらい、情報探しや購入意向などの関係を統計的に分析しました。

著者らは、健康情報を積極的に探す人ほど、健康的な食品の購入意向が高いという、統計的に有意な関係を報告しました。また、健康リスクを強く感じることと、健康的な食事への意欲が高いことは、それぞれ健康情報を探す行動と結びついていました。

新しい経験を受け入れる傾向にも役割がありました。著者らによると、この傾向が強い人では、健康リスクの認識と情報探しの結びつき、健康的な食事への意欲と情報探しの結びつきが、いずれも強くなっていました。

宣伝だけでなく、情報を得る場として

著者らは、Instagramが商品の宣伝だけでなく、健康情報を得て購入意向を形成する教育の場にもなると解釈しています。この研究が扱ったのは実際の購入や健康状態の改善ではなく、購入したいという気持ちです。研究結果は、健康的な食品への関心を理解するうえで、情報を探す行動と、その背景にあるリスク認識や食事への意欲が重要であることを示しています。

原著論文の著者・所属:Jassica Angel(Universitas Setia Budi Surakarta)、Didik Setyawan(Universitas Setia Budi Surakarta)、Fidela Berliani Prasaja Putri(Universitas Setia Budi Surakarta)

※本記事は原著論文をもとに、日本語で要約・説明を加えた研究紹介です。 出典(原著論文):Jassica Angel, Didik Setyawan, Fidela Berliani Prasaja Putri. Efek Media Sosial dalam Memengaruhi Niat Pembelian Makanan Sehat Melalui Media Instagram. Surplus Jurnal Ekonomi dan Bisnis 2026-08-24. DOI: 10.71456/sur.v5i1.2374. 原著ライセンス:CC BY.